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ストーリー役員ディレクター

『FOODCROSS(フードクロス)』で フード業界の企業・人をつなぎ、未来を創造する

最新ストーリー社員_インフォマート

株式会社インフォマート

フード事業 執行役員
杉山 大介 / Daisuke Sugiyama

「FOODCROSS」プロジェクトリーダー
石塚 賢吾 / Kengo Ishizuka

※写真右より

国内最大級のフード業界向けプラットフォームを運営し、フード業界のDX化を支援してきた株式会社インフォマートが、2021年に新プロジェクト『FOODCROSS(フードクロス)』を発足。 『人に寄り添う、テクノロジーでつながる、未来を創造する』をテーマに、展示会やオンラインセミナーを通じて、フード関連企業の最先端の取り組みを紹介し、企業同士の交流を促進。業界全体の発展に寄与することを目的とする。

フード業界のトッププラットフォーマーとしての使命

―― インフォマートにおけるフード事業、『フードクロス』の意義とは?

杉山 当社は「企業間取引のプラットフォーマー」としてさまざまな業界・業態にサービスを提供していますが、なかでもフード業界の支援は創業時からの事業。お客様は、飲食店運営企業で3298社、店舗にして6万店超。卸業者3万9098社、利用登録メーカー8340社など、23年にわたりフード業界の皆さんと歩んできました。フード業界があってこそ、僕たちの事業は成り立ち、ここまで成長できたと言えます。

コロナ禍でフード業界が苦境に立たされたとき、今度は自分たちが業界に貢献する番だ、と考えました。そこで、これまで培ったネットワークを活かし、業界に携わる企業・人がつながり、交流し、情報を共有することで業界の活性化を図る取り組みをスタートしたのです。それが『フードクロス(FOODCROSS)』です。

石塚 『フードクロス』の名称での初めての活動は、2020年11月に開催したオンラインセミナー。そのとき僕が感じたのは、「フード業界に潜在的にあったニーズが、コロナ禍で顕在化した」ということでした。皆さん、「もっと横のつながりを強めた方がいい」「他社の優れた取り組みを知りたい」といった想いを心の奥底に持っていた。でも大きな声では言えなかった。コロナ禍に直面したことで、その想いが表面に現れたんです。じゃあ、横のつながりの強化に向けて誰がその旗振り役を務めるのか、といえば……。

杉山 僕らがやらずに誰がやるんだ、と。「フード業界のトッププラットフォーマーであること」をミッションに掲げるインフォマートの使命だと思いましたね。

石塚 トッププラットフォーマーとして、自社の商材であるシステムを紹介するだけでなく、業界に役立つさまざまな情報を提供できる存在であるべきだと。皆さんが情報を得て、それをもとに行動を起こし、新しいビジネスチャンスを生み出す――フードクロスがそのきっかけになれればと思っています。]

―― どのような想いで取り組みをスタートしたのか?

杉山 コロナ禍で緊急事態宣言が発令された4月、「何かしなくては」と、いてもたってもいられなくなりました。

僕たちは「外食」から力をもらっています。会社がビジネスを展開していく上でもそうですが、いち消費者としても、です。お気に入りの店に行く、新しい店を開拓する、旬の食材や流行りのメニューを味わう、それによって元気になれます。僕自身、もともと食への興味が強く、最初の就職では給食業界を選び、10年間勤務しました。

日本には、「食の楽しみ」を大切にする文化がありますよね。日本全国どこに行っても新鮮な食材で美味しい料理が味わえるし、沖縄にいながら北海道の名産を食べることもできる。それが可能なのは、生産者さん、卸業者さん、メーカーさん、飲食店さん、それぞれの創意工夫と努力があってこそ。飲食店の「屋号」だって、見ただけでお店の雰囲気が伝わり、楽しい気分になるものが多いですよね。こんなにもこだわって名付けるのは日本だけではないでしょうか。何より、人々が集まって仕事や恋愛について語り合ったり、たわいもない雑談をしたりできる貴重な場所です。

それなのに、コロナ禍でフード業界にかかわる人々の活躍の場が失われたばかりか、飲食店が感染源のような扱いをされるようになってしまった。苦境にあえぐ業界を見て、自分たちにできることはないか……と石塚君と話をしたのが始まりでした。

石塚 日本の食文化は素晴らしい、僕も本当にそう思います。実は、僕も過去には外食企業に勤務していました。飲食店には、食を味わう楽しみはもちろん、誰かと食べる時間・空間をともにする楽しみがあり、そこで得られるものはとても大きい。そんな場所を自分で創りたいと、先輩と共同で飲食店を開いたこともありました。だから飲食業界の痛みを自分事として感じたし、杉山さんの「何とかしたい」という気持ちに共感しました。

杉山 そこで、まず行動を起こしたのが「飲食店、頑張れ!」と声を発すること。飲食店を応援するサイトを立ち上げました。フード事業部門の120人のメンバーが色紙にメッセージを書いて、その写真をアップして。「つらい時期だけど、頑張ろう」「今こそ、日本の外食力を見せつけよう」とメッセージを発信しました。

石塚 それに応えるように、飲食店の皆さんからもお店で撮影した写真が届いたんです。「応援ありがとう。頑張っているよ!」と。苦しい時期なのに笑顔の写真を見て、この笑顔をまたお店で全開にしていただけるように、一緒に乗り越えたいと思いましたね。

杉山 最初は応援メッセージを送り、社員皆でランチの出前サービスを利用して売上に貢献するくらいしかできませんでしたが、やがてある変化に気付きました。インフォマートのサービスへの問い合わせ以外に、いろいろな相談が寄せられるようになっていたんです。「新しい売上の立て方はないだろうか?」「店を宣伝する仕組みやサイトはないか?」など。僕たちは飲食店から頼っていただける存在になっているのだと感じました。 

そこで、飲食にかかわるあらゆるツールやソリューションなど、役に立つ情報を発信していこう、と決めた。インフォマートの将来のフード業界での立ち位置をイメージし、「今、会社を挙げてやるべき取り組みだ」と。それが『フードクロス』の始まりです。

自分たちがワクワクしてこそ、楽しんで参加していただける

―― フードクロスの取り組みにおいて、どんな手応えを感じている?

石塚 2020年11月に開催したオンラインセミナーには500名ほどの方に参加いただきました。DX(デジタルトランスフォーメーション)の事例やサービスを紹介する内容でしたが、アンケートでは満足度が高く、「この動きは間違っていなかった」と強く感じました。

杉山 ロイヤルホールディングスの菊地唯夫会長が基調講演に登壇してくださったことも、インパクトを与えたと思います。登壇の交渉をしたのは石塚君だったけれど、どんなふうに伝えたんだろう。

石塚 業界を牽引するリーダー的存在の方なので、「皆が同時に苦しんでいる今だからこそ、業界がつながるべきだと考えています。ぜひ立ち上がって引っ張ってください」とお話ししました。終了後は、菊地会長から「今、発信することが必要だとあらためて思いました。声をかけてくれてありがとう」とのお言葉をいただけました。参加した多くの方に、同じように感じてもらえていればうれしいです。

杉山 このイベントを通じて、お店を営業できない状況でも、飲食店さんは動こうとしていると実感しました。新たな事業や業態を模索している、と。それが、後の外食産業応援プロジェクト『レストランマルシェ』につながっています。飲食店さんが仕入れている「プロの食材」を一般に販売する仕組みです。飲食店の新しい事業のあり方として、テレビ東京『ワールドビジネスサテライト』でも紹介され、反響がありました。

石塚 さらに発展させたのが2021年11月のオフラインイベントです。会場は天王洲アイルの倉庫街から文化の発信をしている『寺田倉庫』。直接対面して交流する場を提供することで、フードクロスのコンセプトである「つなぐ」を促進したいと考えました。

ただ、僕がリーダーとなって編成したプロジェクトチームからイベント会場案などを出した際には、当初、杉山さんから却下されましたね。「複数企業が出展するイベントといえばこんな感じかな」という固定観念にとらわれ、無難な会場を選定してしまったので。杉山さんに「ここでイベントするの、楽しいか?」と言われてしまいました(苦笑)。

杉山 フードビジネスをテーマとするイベントはほかにもあり、同じようなことをインフォマートがやっても「発信」とは言えないですからね。何より僕たち自身がワクワクできるものでなければならない。準備をする僕たちが楽しむ。その準備段階を外部へ展開していったときに、出店者の方々、訪れようと思っている皆さんが「楽しみだな」と思えるようなイベントにしようよ、と。

フードクロスを通じて新たな発見を得られる。変化を生み出せ

石塚 メンバーたちは杉山さんの意図を理解しつつも、すぐには発想を切り替えられませんでした。そこで、あるタイミングで、それまで進めていたものを白紙に戻す決断をしたんです。そして当時10人ほどいたメンバー全員で、とことん話し合いました。「フードクロスを通じて何を実現したいのか」を。それを機に、僕、私はこんなことがやりたいというアイデアがどんどん出てくるようになり、発言が増えていきました。「発言していいんだ」「発言することに意味があるんだ」と皆が気付いた。

杉山 最初は僕も案を出していたんですが、今は現場から続々と提案が出てくる。僕がついていけないくらいのアイデアも飛び出す(笑)。すごく頼もしく思っています。

石塚 自由に発言するようになって、メンバーが生き生き、キラキラしていると感じますね。そうすると、ほかの社員も「何だか楽しそう」と寄ってきて、参加してくれるようになっています。フード業界の企業・人が「つながる」ことを目的に始まったフードクロスですが、社内でも「つながり」が広がってきている。杉山さんが普段から伝えている「フード業界のトッププラットフォーマーとなれ」というメッセージを受け止め、「自分がそうならなければならない」と意識しているメンバーが積極的に参加してくれています。その姿を見ていて、この取り組みは「正しい」と、僕は断言できます。

杉山 コロナ禍を機に、この業界は変わろうとしています。外食企業さんも、卸業者さんも、メーカーさんも。だから、インフォマートも変わらなくちゃいけない。

石塚 そうですよね。変化しないこと=退化です。仮にコロナ禍がなかったとしても、変化し続けることは必要なんじゃないでしょうか。変化を生むためのきっかけとして、フードクロスを活用していければと思います。

杉山 フードクロスを通じて、必ず新たな発見があるはず。僕たちは主催側だけれど、情報提供をするだけでなく、外部からもたらされるものはすごく大きい。そこから、僕たちの新たなアイデアや事業やつながりを絶対に生み出せる。だから皆で一丸となって取り組みを発展させていきたいですね。

 先ほども話したとおり、日本の外食文化は素晴らしい!東京オリンピック・パラリンピックでも好評を得ました。日本の「外食力」を世界にアピールするときが、再びやってきていると感じています。そのサポートをしているのが僕たちインフォマートであることをしっかりと認識して、取り組みを進化させていきます。

Staff

インタビュー・執筆:青木典子/編集:佐々木久枝
編集:鈴木俊平

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