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ストーリー代表・CEO

「お客様に価値を提供できる喜び」を原動力に、会社経営の夢を海外で叶える

最新ストーリー代表_Global Support Limited

保険営業は天職。タイ在住日本人の「資産運用の困りごと」を解決

久米 直也 / Naoya Kume
Global Support (Thailand) Co.,Ltd.
Managing Director

タイに駐在・移住する日本人顧客の資産運用を永続的にサポート

Global Support (Thailand) Co.,Ltd(以下、グローバルサポートタイランド)は、タイに駐在・移住する日本人顧客を対象に、香港貯蓄型保険のサポートと海外在住中の資産運用コンサルティングを行っている。バンコクに拠点を置く同社は、2006年に香港で創業したGLOBAL SUPPORT LIMITEDの子会社として2009年に設立されたまま、休眠会社となっていた。それを、現代表の久米直也が事業譲渡を受けた後、復活させた。

駐在などで海外に長期滞在する場合、日本の金融サービスは利用できなくなってしまう。そこで同グループでは、日本からの駐在・移住者に香港の貯蓄型保険をサポートしている。アジアの国際金融センターと呼ばれる香港の生命保険は、商品が合理的に設計されており、世界中どこに住んでいても保険金が受け取れるからだ。株式や投資信託、保険など世の中にはさまざまな資産運用の方法がある中で、グローバルサポートタイランドでは貯蓄型保険を扱う。

「保険を活用した資産運用は株や投資信託に投資をすると発生する、価格変動リスクを抑えた仕組みです。上がった、下がったなど日々変動する為替相場や株価などに一喜一憂することがないため、より本業に集中することができます。価格変動リスクを抑えている保険は一般的に、一括投資や短い保険料払込期間での分割投資に適しています。

駐在員の方は日本での預金が貯まりやすい傾向にあるので、この預金を活用して資産運用したいというご相談が多いです。私的年金を作る分散投資の一つとして、問い合わせが激増しています」

貯蓄型保険を契約した後の永続的なサポートも、同社の特徴の一つだ。香港の保険商品は配偶者や子に名義変更をしてプランを継続できる。一度契約を結べば、50年、100年と、長きにわたる付き合いになる。そのため日本への帰国後は、東京と埼玉にあるサポートデスクや契約者専用ホームページでフォローが受けられるよう会社全体でサポートする体制を整えている。

また、同社では顧客に向けて経済教育の普及活動を行っている。資産運用を行うにあたり、社会とどのようなつながりがあるのかという、根本を理解しておくことが大切と考えているためだ。

「経済教育は、昔で言う道徳教育のようなものです。タイにはプミポン国王という、国民にとても慕われた王様がいました。道徳心を持って経済を活性化させたことで、民衆から絶大な支持を得たのです。このように、自分のお金を増やすことだけを目的とするのではなく、社会にどんな影響をもたらすのかを知ったうえで資産を運用することが大切です。私たちの経済教育ではそういったことを伝えています」

自分のやりたいことで社会に価値提供したい」突然訪れた、想いを実現するチャンス

高校卒業後、すぐに社会に出て働きたいと考えた久米は、郵政省(現日本郵政株式会社)に入省。18歳から30歳まで勤めた後、自身に3人目の子どもが生まれると同時に外資系生命保険会社に転職した。その後、地元名古屋で異業種交流会を立ち上げ、会社経営者たちと触れ合ったことで久米の人生は大きく動き出す。

「気付けば、日頃お付き合いをしている人たちが経営者となりました。これまで出会ってきた人と異なる、その方々が発するエネルギーがヒシヒシと伝わってきたのです。生き生きとしていて、本当に楽しそうに毎日を送っている。単純に『かっこいい』と感じましたね。自分も起業したい。そう思いました」

GLOBAL SUPPORT LIMITEDの創業者である中村公一に出会ったのも同時期だ。尊敬している社長の勧めで同社の経済教育を受けた久米は、日本の金融業界のスペシャリストたちとは異なる中村の考え方に引かれていった。

そんな久米に転機が訪れたのは2011年のこと。友人と一緒に地元名古屋の喫茶店にいたところ、偶然にも、GLOBAL SUPPORTの経済教育を勧めた社長と中村が別の席にいた。狭い店内ですれ違いざま、「久米さん、タイに行きませんか?」と、突然中村から声をかけられた。2年前に設立したが、休眠状態となっていたタイ法人の経営を打診されたのだ。

その時のことを、久米は「過去最大の衝撃が走った」と振り返る。

「自分で会社を経営したいと思ってはいたものの、自分が何をしたいのか、世の中にどんな価値を提供できるのかが見いだせず、一歩を踏み出せていなかった。そこに突然、会社を経営するチャンスが巡ってきたのです。『行きます』と即答しました」

お客様の喜ぶ顔が見られるから「苦労を苦労と感じなかった」

「やると決めたらすぐにやる」。自身の性格をそう顧みる久米。その日、自宅へ戻ってすぐ「タイで会社をやることに決めた」と家族に報告した。しばしの沈黙の後、配偶者からは「家は?子どもたちの学校はどうするの?」と返された。これを承諾の返事と前向きにとらえた久米は、翌日にはバンコク行きのチケットを予約して、現地へ飛ぶ。

そこから先は電光石火だった。2011年5月、休眠会社となっていたグローバルサポートタイランドを視察、バンコクの日本人居住区にオフィスを開設。4カ月後にはバンコクに移住し、念願の会社経営をスタートした。

子どもを3人抱え、海外で初めての会社経営。長く休眠状態だったために、ほぼゼロからの立ち上げだ。不安がないと言ったら嘘になる。しかし、久米には「どんな困難があっても乗り越える自信があった」という。

社会人のファーストキャリアとして選んだ郵便局員。そこで保険事務に携わることになった久米は、保険金の支払いが必要になった人の窓口を担当していた。学費が必要になった人、入院した人、家族が亡くなった人……。毎日30〜40件、さまざまな人たちが保険金を受け取る際、「保険に入っていてよかった」と一様に口にする。

この経験から、保険は人生の困りごとが起こったとき、金銭面でその困りごとを解決できる社会的価値のあるものだと気付いた。「価値あるものを、その価値を必要としている人にきちんと届けたい」と久米は考えるようになった。

「保険営業は自分の天職だ」

そう思って外資系生命保険会社に飛び込んだが、思うように契約ができない。「このままではお客様に価値を届けられない……」。焦る久米は、やがてパニック障害を患ってしまう。

「この時の経験ほどつらいものはありませんでした。生きる気力すら萎えてしまって、子どもたちがいなければ、自分は今、こうしてここにいることはなかったかもしれません。それほど悩み、苦しみました。

しかし特別な能力も人脈も持たないマイナスの自分が、どん底から這い上がり、パニック障害を患いながらも自分なりの保険営業を築き上げられた。その自負のおかげで、海外での会社経営は『怖さ』よりも『チャレンジ』の気持ちが大きかったですね」

自分の経験を誰かの役に立てたい。社会に価値を提供したい。心の底からそうした気持ちを抱え、タイで会社の経営を始めてから11年経つ。

「休眠会社の譲渡を受け、ほぼゼロから立ち上げてきましたが、そのプロセスで苦労を感じたことはありませんでした。もちろん苦しい時期もありましたが、お客様のお悩みを解決できた時の喜びの方がはるかに勝っていました」

そんな久米のプラス思考を支えるのが、「毎日一つ、やったことのないことにチャレンジする」という習慣だ。どんな些細なことでもいい。例えば、帰り道のルートを左まわりから右まわりに変えてみるだけでも景色が違って見えてくる。

こうしたチャレンジの一環として取り組んだのが、ブログやYouTubeでの情報発信だ。タイ国内に住む、もしくはこれから暮らす予定の日本人に向けて、資産運用の方法や保険商品などの情報を動画で解説する。2021年3月から始めたYouTubeチャンネルを見て、共感して相談をしてくる顧客は少なくない。

一人でも多くの「資産運用の困りごと」を解決するため、永続企業への発展を目指す

保険は人の一生を左右する金融商品だ。一度契約すれば、末永くお客様の人生に寄り添うことになる。そのため、久米はグローバルサポートタイランドを永続企業にすることを目指している。

会社を永続させるためには、経営理念の浸透や人材の育成が必須だ。同社では社内教育に取り組み、金融や資本主義の歴史について社員が学ぶ機会を提供している。先人が築いてきた経済という営みを次世代に引き継いでいくためには、人だから持つ使命感や責任感が重要だと考えている。

また同社では、保険会社にありがちな営業ノルマや営業目標を設けていない。なぜなら、保険という仕事の使命感に気付けば、おのずと保険だからできる価値を広めていくと信じているからだ。

「金融を扱っている会社に、営業ノルマを与えるような会議はいりません。大切なのは保険以外の、株や債券、投資信託などについて学び、保険だからできる価値に気付くこと。また、人生の目的を明確にして行動すること。社会とのつながりを意識することも重要です。誰もが人に喜んでもらえるとうれしく、自分も相手も幸せになります。それだけで生き生きと仕事ができます」

こうした取り組みを重ねることで、社内には信頼と尊敬の念が醸成される。現在、同社には日本人2名、タイ人8名の計10名のスタッフが在籍しているが、久米が会社の経営を始めてから現在まで、1人も辞めずに働いているという。保険商品で社会に価値を提供したいという久米の理念が浸透している証だ。

「これまで、グローバルサポートタイランドに出合ったことで、資産運用だけでなく、起業や転職のきっかけなど人生の転機をつかんだという方にたくさんお会いしてきました。保険を通じて、誰かに何かしらの影響を与えることができている。その人が『あなたと出会えてよかった』と思ってもらえるものを、一つでも残せたらと思います」

自分という存在が社会に価値を提供でき、自分が持つ資産を社会のために提供できれば幸せ——。そう語る久米。

「在タイ日本人の方々の資産運用の困りごとを解決する役割が、自分にはあると確信しています。これからも情熱と責任を持って、永続する企業を築き上げていきます。そしていつか、自分の子どもに会社を継いでもらいたいと思っています」

公開日:2022年9月8日

Profile

郵政省・日本郵政公社(現日本郵政株式会社)にて12年、主に保険金支払と窓口業務を担当。郵政大臣表彰、国際優績表彰などを受賞。AIGエジソン生命在籍時はMVP表彰を受け、MDRT会員として3年間営業をした後、2011年にGlobal Support (Thailand) Co.,Ltd.のManaging Director就任。真の経済教育の普及に邁進中。

Contact
571 RSU TOWER 3/F, Sukhumvit Rd, Klongton-Nua, Watthana, Bangkok 10110

Staff

インタビュー・執筆:宮原智子/編集:ひらばやしふさこ
撮影:新見和美

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