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ストーリー代表・CEO

「食」に関わる産業・人を活性化させ、世界での日本の価値を上げる

最新ストーリー代表_株式会社クオレガ

飲食業界初、運用型・成功報酬型の採用プラットフォーム「フーズラボ」を運営
人材面の課題を解決し、日本の食文化を世界中へ広げる

佐藤 康成 / Kosei Sato
株式会社クオレガ
代表取締役

日本の「食文化」は、世界で価値を発揮できる

「今、日本が世界で影響力を発揮し、高い価値を認められる分野の一つが『食文化』です。日本の食産業の活性化を阻む問題を解決することが、私たちの役割です」

食産業と食産業で働きたい人を結ぶ、採用DXプラットフォーム「フーズラボ(FoodsLabo)」を運営する、株式会社クオレガ。代表を務める佐藤康成の視線は世界へ向けられている。

かつて、日本は「モノづくり大国・ニッポン」と称され、日本が送り出す製品は世界中から求められていた。しかし近年、中国・韓国などの海外メーカーが台頭。日本の製造業はシェアを奪われ、優位性を失いつつある。

急成長しているIT・インターネット分野においても、日本は遅れをとってしまった。世界時価総額ランキングの上位を占めるGAFA(Google・Apple・Facebook・Amazon)のような企業を、日本は生み出せていない。

「世界における日本の存在感が薄らぎつつあります。そうした中でも、日本が世界から注目を集め、称賛されているのが『食文化』です。料理そのものはもちろん、『おもてなし』の精神も高く評価されています」

「和食」は2013年、ユネスコ無形文化遺産に登録された。「ミシュランガイド」で星を獲得している飲食店の数は、東京が世界最多だ。

少子高齢化が進む日本では、経済衰退の危機に直面している。政府は、海外からの旅行客の「インバウンド消費」によって経済を支える基盤を築くことを目指し、2003年に「観光立国」を宣言。「ビジット・ジャパン・キャンペーン」や観光庁設立などの施策を展開し、

訪日旅行客の誘致に力を入れてきた。

これらの施策により、訪日外国人旅行者数は10年ほどで5~6倍へ増加。訪日目的として最も多く挙げられているのが「食の体験」だ。コロナ禍により訪日外国人数は大きく落ち込んだが、終息とともに戻ると期待されている。日本政策投資銀行と公益財団法人日本交通公社が12の国・地域に住む人々を対象に「コロナ終息後に行きたい国」についてアンケート調査を行ったところ、「日本」がトップに立った。調査では「日本のどこに魅力を感じるか」も質問しており、約半数が「食事のおいしさ」という項目を選択している。

さらに、昨今の「円安」が外国人観光客を呼び寄せる追い風となっている。

「日本の食文化の魅力が世界により広く認知され、訪日旅行客の増加、さらには食産業の世界進出へつながれば、日本経済の活性化・成長につながります。私たちはそれを後押しするため、自社のパーパスを『日本の価値を上げる』と定めました」

しかし、食産業の活性化には、大きな壁が立ちはだかっている。「人材不足」だ。飲食業界はもともと慢性的な人材不足に悩まされてきた。そこにコロナ禍が追い打ちをかけた。コロナ禍の影響による業績悪化・店舗閉鎖などに伴い、人材が飲食業界から離れ、戻ってきていない人も多いのだ。

人材を募集しようにも、「求人広告を出しても応募が来ない。出稿料がムダになってしまう」「人材紹介サービスに依頼すると、成功報酬のコスト負担が大きい」といった嘆きの声が聞こえてくる。

この問題を解決するため、クオレガは採用手法を進化させる取り組みに着手。「採用DXプラットフォーム」を開発した。

「自社のこだわりが伝わる採用」「会社の想いに共感できる転職」を支援

「フーズラボ」は、飲食業界では初となる「運用型・成功報酬型」の採用プラットフォーム。人材を採用したい企業は、プラットフォームを活用して自社で運用することで、求人広告の出稿コストをかけず募集を開始し、採用活動を行うことができる。

「従来型の求人媒体で募集すると、依頼から広告制作、掲載までに時間がかかります。『フーズラボ』では、人材ニーズが生じたらすぐに募集開始が可能。掲載する職種・店舗の追加もコストゼロでできます。途中で募集要件やメッセージの更新もできます。もちろん、運用においての疑問や不安については、クオレガのアドバイザーがサポートを行います」

こうしてコストゼロ・無期限で募集を続けることができ、採用達成後の成功報酬も人材紹介サービスより安価であるため、従来の手法より大幅に採用コストが抑えられるのだ。

また、求める人材をサーチして直接アプローチする「ダイレクトリクルーティング・スカウト」の機能も備える。SVクラス以上の経営幹部人材の採用、シーズナルメニューの開発などプロジェクト単位での契約にも対応。海外展開を検討している企業に対しても、マッチする人材の紹介、採用活動を支援する。

なお、食産業における人材課題は「採用」だけではない。入社後の「定着」に悩む企業も多い。企業・店舗と求職者、双方が求めるものがマッチしていなければ、早期離職につながってしまう。

「『想いを伝える採用』を大切にしています。求人情報では、求める条件・待遇だけでなく、自店のこだわり・理念・ビジョンを伝え、それに共感する求職者と出会えるようにする。そうした求人情報作成をサポートできるのが、私たちの強みです」

「フーズラボ」は企業・店舗の採用を支援するだけでなく、食産業への就職を目指す人たちを支援するツールでもある。求職者にとっても、「こだわりに共感できるお店」「自分の強みを活かせるお店」を見つける機会を提供している。

近年、あらゆる業種でWebプラットフォームが登場している。IT企業が「技術ありき」で開発に乗り出すケースも多いが、同社のバックグラウンドは「食に特化した人材サービス企業」だ。2017年の創業以来、飲食業界に向け、中途・新卒採用、ヘッドハンティング、グローバル人材採用などの支援を手がけてきた。クライアントは、さまざまなジャンルの大手外食チェーン、ミシュランの星を獲得している名店、ベーカリー、パティスリー、テイクアウト・デリバリー専門店、リゾート施設、宿泊施設、ブライダル施設、高級老人ホームなど多岐にわたる。

「人材サービス事業を通じて、食にまつわるあらゆる企業・お店側の想い、そこで働く人々の想いを理解しているからこそ、『こだわり』を重視したマッチングのサポートができるのです」

日本の食のプロフェッショナルが、世界中で活躍する世界を創る

佐藤は20代前半で仙台から上京し、大手広告系ベンチャー企業に就職。多様な業種の企業をクライアントとし、Webマーケティングの経験を積んだ。その後、担当していたクライアント企業からのヘッドハンティングに応じ、人材コンサルティング企業に転職した。 

その会社では、営業部長として人材採用支援を手がけた。飲食業界のクライアントとのお付き合いで、強く印象に残っているのが「新規出店」のシーンだ。

「飲食業界で最も盛り上がるのが『新規出店』なんです。企業にとっても価値があり、その地域の人々にも価値をもたらす。レセプションやオープン当日に立ち会い、祝い花が飾られた活気ある雰囲気や皆さんの笑顔を見ると、『店作り』に携われた喜びを実感しました。しかし、その裏側では『出店したいが、人材を確保できないからできない』と悩む声も聞きました。何とかしたい、と考えました」

上京当時から起業志向を持っていた佐藤は、飲食業界の人材課題の解決をさらに追求するため、独立して会社を設立。社名の「クオレガ」には、イタリア語の「cuore(心)」と「legame(絆)」の意味が込められている。

2018年には、飲食店スタッフが選ぶ転職エージェントとして「満足度」「信頼度」でNo.1を達成した(※審査委託先/ゼネラルリサーチ)。

クライアントの人材採用支援を行う中では、他地域の出店にあたり人材採用の相談を受けることも多かった。その要望に応え、全国展開を決意。現在は、東京本社・関西支社のほか、名古屋・福岡にもオフィスを構えている。

守備範囲は、海外へも拡大している。自国で日本料理店の経営を計画している海外企業から、料理人の紹介の依頼が寄せられている。「技術を持つ料理人に、世界で活躍するチャンスを提供したい」と、佐藤は話す。

そんな想いを、クオレガの「MISSION(企業としての使命)」としてこう表現している。

“日本の『食』産業にロマンを!”

「日本の食のプロフェッショナルを海外に送り出す。日本人が海外で活躍することで、世界の人が日本の食の魅力に気づき、日本を訪れるようになる。あるいは日本の飲食企業の海外展開が拡大する。それによって日本の経済が活性化し、日本の価値が上がるサイクルを作っていきたいと思います」

一方、海外から日本へ人材を招く活動も進めている。労働人口減少の問題が深刻化する日本では、海外人材の活用も課題となっている。クオレガではアジア圏の日本語学校とも連携し、人材の受け入れを行うことで人材不足の解消を目指す。

「社会が抱える課題を解決したい。日本を元気にしたい。日本を世界から注目される存在にしたい――そんな想いを持つ人と一緒に働きたいです。社員一丸となってそのマインドで事業を推進していけば、『日本の価値を上げる』というパーパスを必ず実現できると考えています」

公開日:2022年12月26日

Profile

1983年、宮城県生まれ。20代で上京し、ITメガベンチャーにてスタートアップを経験。成長スピードが速く成長角度の高い会社を選び、さまざまな業種に対するコンサルティングを通じて、ビジネスモデルを勉強。その後、担当していたクライアント企業からのヘッドハンティングに応じて転職し、人材コンサルティング会社にてトップの成績を収め、営業部長として会社の売上規模を10倍に押し上げる。「社会性の高いビジネスをやりたい」という志から、2017年に株式会社クオレガを創業。

Contact
東京都港区新橋1丁目10-6 新橋M-SQUARE11F

Credit

インタビュー・執筆:青木典子/編集:佐々木沙枝
撮影:鈴木俊平

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