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ストーリー代表・CEO

インバウンド事業で日本のファンを世界へ広げ、この国の元気を支える原動力になりたい

代表_フリープラス

ランドオペレーター、宿泊、航空-。
包括的なサービスを提供する
世界企業を目指す

地方創生事業にも注力。
訪日観光客を地方に誘致し
日本を観光立国へ

株式会社フリープラス
代表取締役社長
須田健太郎/KentaroSuda

インバウンドを主軸に旅行、宿泊、航空、地方創生事業を展開

「日本を好きになる『ファン』を世界に広げて、この国を元気にするのが私たちのミッション」。

こう語るのは、大阪を拠点にインバウンド(訪日外国人旅行)事業を展開する株式会社フリープラス・代表取締役社長の須田健太郎だ。
2007年に創業し、2010年より訪日旅行事業に参入。以来、海外旅行の現地手配を行うランドオペレータービジネスを中心に成長を遂げてきた。ツアー客をターゲットとした旅行の企画、訪日後の移動手段、宿泊施設、飲食店、ツアーガイドなど、旅に必要なさまざまな手配を包括的に請け負っている。これまでに34ヵ国、1000社以上の旅行会社と取引実績があり、年間約26万泊の訪日客をサポートしている。
事業開始当初は中国や台湾などアジア各国を中心に展開。2017年よりヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアに進出し、欧米人の訪日を積極的に促進していく。
同年、外国人観光客向けの宿泊観光特化型ホテル『FP HOTELS』の運営をスタート。
インバウンド事業で培ったノウハウを活かしたホテル運営は、開始から1年で大阪・新今宮に5万人の外国人を誘致することに成功。高い経済効果を生み出した。今後は博多、札幌などにも展開する。
その一方で、インバウンドマーケティング事業にも注力。大手企業と連携し、外国人観光客に関するマーケットリサーチやプロモーション活動、レストランの即時予約システムの提供などを行っている。
そして2018年、株式会社フリープラスはさらなる飛躍の時を迎えた。LCC航空会社に出資し、国際チャーター便のマネジメント会社に出資し、航空事業に参入。直行便が飛んでいない地方空港と海外の各都市を結び、日本の地方へ外国人観光客を誘致することが狙いだ。「これこそ、ずっと私のやりたかったこと」と、須田は力を込める。

「目指すのは、実際に地方都市に観光客を誘致すること。だからチャーター便の存在が重要なのです。地方空港にも飛行機を飛ばすことで、地方を訪れる外国人観光客の増加が見込めます。これまで地方を巡るツアーは、成田や関空の経由が必須でしたが、乗り換えが不要になるため、時間や費用面の負担が少なくなる。例えば、訪日客がよろこぶようなツアーを企画し、チャーター便の座席と組み合わせれば、アジア各国の旅行会社にパッケージで販売ができる。国内旅行の側面でも、地方に住む高齢者の方もグンと旅行がしやすくなります。インバウンド、アウトバンド、双方に良いシナジーを生み出せるでしょう」

近年、行政機関と連携した地方創生事業の運営にも取り組む。復興庁からの依頼により東日本大震災の影響で落ち込んだ東北の観光支援を請け負っている。その一環として、自社のチャーター便を活用し、訪日外国人客を東北に誘致する計画を進めている。
さらに、2018年から、大分県別府市のDMO(デスティネーション・マネジメント・オーガナイゼーション)の立ち上げを支援する。DMOは、その地域に特化して観光産業を盛り上げるための組織。「地域に特化したランドオペレーター業と言える」と語る須田は、社員を現地に派遣し、株式会社フリープラスをもう1社、別府に創る意気込みでプロジェクトを開始した。ホテル事業の成功ノウハウを活かした宿泊施設を別府にも建設し、同様の経済効果をもたらしたいと考えている。
躍進はまだまだ続く。LCC航空の『Peach』から出資を受け、今後は航空と宿泊を連携したプランなど、さまざまなコラボレーション商品を提供していく予定だ。現在、CtoC向け旅行サービスの共同開発をスタートさせている。

「これまで旅行業1本で成長してきましたが、それが今、多種多様な事業展開に結びついてきました。私たちのビジョン達成に向け、手応えを感じています」

 

成功と失敗を経て、「日本を元気にする」事業を

須田が起業を決意したのは、成人式の夜だった。それまで特に夢もなく、なんとなく大学に通っていた。しかし、成人式の後、同窓会で楽しく過ごし、自宅に戻り寝ようとしたとき、ふと「もう、20歳は二度と来ないんだ」と思った。「生」には限りがあることを実感し、自分の生きる意味や人生について考えを巡らせるようになった。「せめて、地球に自分が生きた痕跡を残したい」。しかし、どうすればよいのか、なかなか答えが出なかった。
そんなある日、テレビで元ライブドアの堀江貴文氏、楽天の三木谷浩史氏の活躍を目にした。「社長といえば年配者」というイメージを持っていた須田は、若く、エネルギッシュな彼らの姿に衝撃を受けた。それからは、ビジネス書や社長の書籍を読み漁り、経営について学びを深めた。年齢や資金に関係なく、アイデアと行動力、そして「勇気」があれば会社を興せると確信。「自分が死んだ後も、会社が幸せな人を世の中に生み出し続けることで、世界に貢献できる。そのために世界企業を創る!」と心に決めた。

起業に向け、ビジネスを実践的に学ぶため、須田は大学を中退。ITエンジニア派遣のベンチャー企業に入社し、1年後に独立、株式会社フリープラスを創業した。当時はITエンジニア派遣を主力事業とし、1年目で売上数億円を達成するなど、成功をつかんだ須田は「天狗になっていた」と振り返る。しかし、長くは続かなかった。2009年のリーマン・ショックにより派遣社員の需要が激減。瞬く間に会社は赤字に転落し、倒産の危機を迎えた。
「借金を抱えるのは怖い。いっそ会社を畳んでしまえば、一からやり直せる」―。そんな想いが頭をよぎった。心が揺れる中、社員に会社の危機を打ち明けると、思いもよらない言葉が返ってきた。「土日に皆でバイトしましょう。生活費さえ稼げれば、人件費はカバーできますから、会社は当分、生き残れます!」。社員からの提案に、目が覚める想いだった。
自分の未来のために会社を清算しようとしていた自分を恥じ、強く戒めた須田は、覚悟を決めて銀行から資金を調達。当時急成長していたSEO事業に参入し、会社のリソースをすべて注ぎ込んだ。結果、買収などを経て3期目に黒字化を達成、再建を果たした。

4期目、業績が安定すると、須田は改めて世界企業を目指すための新事業を探し始めた。当時は日本のGDPが中国に追い抜かれ、日本が誇るメーカー産業も後塵を拝した時期。日本の未来に危機感を募らせた。「日本を元気にしたい」。そんな想いが湧きあがってきた。

「戦後の高度成長期を支え、平和で安全な経済大国をつくった先人たちがいる。そんな日本の将来を担うのは私たち。今こそ、日本を元気にしなければという義務感に突き動かされました。そこで、自分の人生を懸けて達成すべき事業とは何かを考え抜きました」

そして「人に温かみ・よろこび・幸せを届けるため、個人向けの事業を展開する」「グローバルである」「日本を元気にできる」ことの3つを事業の条件に定めた。これらすべてを満たすビジネスは何か、と考えた末にたどり着いたのが訪日観光事業だった。
2010年、単身上海に渡り、3ヵ月後にはインバウンド事業の子会社を設立した。厳しいスタートだったが、「応援したい」という現地の旅行会社が現れ、インバウンドビジネスのノウハウを提供してくれた。2011年、東日本大震災の発生により、マーケットは一時壊滅したが、東南アジアからの旅行需要は拡大すると確信し、現地を1ヵ国ずつ訪問。さらに反対されながらも、新卒を4名採用し、3年目には黒字化を達成。インバウンド事業はようやく軌道に乗った。しかし、2016年、台湾・中国からの観光客による爆買いブームが終了。不正な免税店や円高の影響で、日本への団体ツアー客が激減し、再び窮地に陥った。そこで須田は、このピンチを乗り切るため、順調だったSEO事業を思い切って譲渡。インバウンド事業にフォーカスした世界企業になるべく、大きく舵を切った。

誰かの力に依存しない、サステイナブルな世界企業をつくる

SEO事業売却後、各国の拠点をグランフロント大阪にあるオフィスに統合。現地採用したスタッフも日本に呼び、皆で新たな一歩を踏み出した。

現在、社員の45%が、それぞれ14ヵ国から集まった外国人。共通言語は日本語だが、国籍の違う仲間をマネジメントするために、須田はルールの徹底を重視している。
しかし、このルールは社員を縛るためではない。属人性を排除し、合理化することで、社員全員が同じクオリティで仕事をするためのルールだ。例えば、傘は同じ向きで収納する、椅子の位置を定義化するといったことで、いつ来客があっても気持ちの良い環境を維持することができる。統一された一つの価値観があることで、より強い組織になれると須田は言う。ルールの改善提案も社員が自由に行うことができる。役職は公募制をとり、社員の投票により決定する。年齢、国籍、性別や経験は関係なく、平等にチャンスが提供されているのだ。こうした社風から、同社には信念を持っている人や、やり遂げたい想いがある人が多く集まっているという。

「基本的な事業戦略は訪日観光産業の垂直統合。国内外の旅行会社、航空、ホテル、バス、全部当社で扱い、良いプランを作って、地方へ訪日観光客を誘致していきます。そして将来、外国人向けの観光施設を設立したい。例えば、365日桜が見られる植物園や1日で日本の四季を体感できるような施設です。ドバイの砂漠の真ん中に純和風旅館を建設するなど、ハブ空港のある都市に日本を丸ごと輸出するような施設を創ることで、日本のファンを増やすことができる。この国を元気にするというミッションを達成するために、外国人向け観光施設のプロデュースは、我々が最後にやらなければならないことだと思っています。先達が築いた日本の魅力を最大化することで、世界企業を築いていきます」

 

リスナーの目線

「魚のさばき方を極めたくて、毎晩仕事帰りに魚を買っては自宅で包丁を振るってるんです」指に巻かれた絆創膏を撫でながら、笑顔で語る須田さん最大の強みはその“屈託の無さ”。屈託が無いから先入観やメンタルブロックとは無縁な発想と行動で、文字通り、世界を股にかけたビジネスを推し進めていく。どこかの海賊王にも通じる、血湧き肉躍るようなスケール感に心底しびれました。

インタビュー・編集/垣畑光哉、青木典子、高橋奈巳 撮影/正畑綾子

Profile

1985年、マレーシア・クアラルンプールに生まれる。日本人の父とマレーシアの華僑である母を持ち、幼少期をマレーシア、インドネシアのジャカルタで過ごす。10歳より日本に定住。2007年大学中退後、IT企業に勤務。翌2008年、22歳で株式会社フリープラスを設立、代表取締役に就任。2010年、インバウンド事業参入。「日本の観光立国を成し遂げ、日本のファンを世界に広げ、日本の元気の原動力となる」ことを使命とし、訪日観光関連事業への展開を進めている。

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