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ストーリー代表・CEO

ドクターの負担を減らし、医療業界に貢献する

代表_メディカル・イノベーション

株式会社メディカル・イノベーション

代表取締役会長
伊藤 弘人/ Hiroto Ito

クリニックの開業から経営までを細かくサポート

私は24歳の時、出身地である広島で携帯電話販売の会社を起業しました。ちょうど、爆発的に携帯電話が普及し始めた時期だったため、年商は6億円、15億円、19億円と順調に伸びていきました。しかし、すでに業界の勢力図はほぼ固まっており、大手に勝つのは至難の業でした。他の事業も手がけ、事業M&Aも何度も経験し、経営者として研鑽を積んでいきました。その会社は、現在も代表を務めており経営は安定しています。

転機は30歳の時でした。このまま広島だけでビジネスをしていくのか、経営者としての人生に疑問を持ったのがキッカケでした。そんな頃です。私はドクターの友人が多く、そんな友人の周りに私のような経営者は数少ないため、「自分も開業を考えてるんだけど、経営ってどうしたらいいの?」と相談を受けることがありました。確かに、医療ばかり勉強してきたドクターたちに経営を教えられる人は数少ないと思いましたし、「これはビジネスになるんじゃないか」という感触を得ました。

そこで、2003年から事業をスタートし、2004年に設立したのが当社です。簡単に言うと、医師・歯科医師に特化したコンサルティング事業を行っています。クリニックをこれから開業するドクター、また既に開業しているドクターへの開業物件の紹介、資金調達、人材の採用や教育など、内容は多岐にわたります。昔は、開業すれば必ず成功する時代でした。しかし、現在はクリニックも増え、インターネットの普及により、自ら、医療機関を選ぶ患者さんが増えたため、一般的なサービス業と同様に、何らかの差別化を図り、付加価値をつけ、競争に勝たねばなりません。重い病気であれば、距離が遠くても大きな病院に行くしかないケースもありますが、日常的に掛かる病気や検査などであれば、利便性が優先されるでしょう。

しかし、ドクターはいったい何をすれば他のクリニックに勝てるのか、分からない方も多いのが現状です。

私はこの仕事が長いため、その医師が患者さんに人気が出るかどうかは第一印象でだいたい判断できます。しかし、開業のタイミングにおいて、最も重要なのはクリニックの立地です。患者さんがドクターに求めるものは過度な接遇などではありません。せっかく雰囲気がよいドクターでも、立地を間違えたばかりに、経営的に苦労しているクリニックが多いのも事実です。その他、中古の医療機器ばかり使っている、ホームページの内容が良くない場合なども、患者さんの印象を悪くしてしまいます。当社では、開業が成功するために必要なあらゆる要素に目を配り、安定した経営に導いていきます。

また、既に開業しており、更に規模を大きくしたい、分院を展開したいといったドクターも相談に訪れます。その場合、個人レベルでは入手が難しい物件情報を紹介したり、大きな組織を整えるためのHRM(ヒューマンリソースマネジメント)なども主な仕事の一つです。

クリニックが複数入っている医療モールをご存知の方も多いかと思います。これも当社の得意分野です。大型商業施設の一画を当社が一括して借り上げ、クリニックを誘致します。不動産用語で「リーシング」と言われ、当社の主力事業の一つとなっています。

医師から「ありがとう」と感謝される仕事

実は私の親も医師で、親戚にも医師が多くいます。そのため、彼らがどういう人種で、何を考えているか、何に困っているかといったことを自然に理解できていたことは、事業を展開する上で追い風になりました。彼らはプライドが高い面もあり、仕事についての本音をあまり言いたがりません。ドクター同士の場合はなおさらで、医師会などで医療に関する情報交換は行いますが、経営の話などはあまり出ません。

そのため、当社には誰にも悩みを話せないまま、経営が行き詰まってしまったドクターも相談に訪れます。特に、歯科医師の場合、勤務医だとそこまで収入は高くなく、勤務医に戻ってやり直すという選択肢が難しい場合、中には、自己破産に追い込まれる方もいます。元々、彼らは経営者ではなくドクターです。患者さんを診ることが仕事ですので、経営に手が回らなくても仕方のない話かもしれません。時間があれば専門分野の勉強に費やす方も多いので、経営に必要な知識やスキルを身につける暇もありません。

また、一般企業であれば、時間の経過とともにいろいろな部署ができ、社長は事業戦略などに傾注していけます。しかし、医療機関はいつまで経っても経営者(院長)がほぼすべての仕事を仕切らないといけません。事務長などの役職を置く100人以上の規模の病院ですら、院長1人に経営という重責が課せられているケースもあります。

私たちは、そのようなドクターの負担を少しでも減らし、診療に専念してもらい、経営を安定させることに大きな使命感を感じています。人間は生まれる時、そして死ぬ時、また生きている間の様々なシーンで、医療機関にかかります。医療機関がなければ安心して生活できませんし、そこで働くドクターは極めて貢献度の高い仕事をしています。

しかし、患者さんが来なければ、経営が成り立たないのは一般企業と同じです。ドクターとしての腕はまったく問題ないのに、経営が下手なばかりにその腕を発揮できない。せっかく多額の費用をかけ、一所懸命に勉強し、ドクターになったのに経営がうまくいかず、閉院しなければいけなくなる…。

これは社会にとって大きな損失です。当社は、そんなドクターたちの精神的負担を減らし、良い医療を提供してもらうことが使命だと考えています。ドクターが健全な状態で医療を提供できることが、患者さんのためになり、ひいては社会貢献に繋がる仕事だと思っています。「人の役に立ちたい」という思いを純粋に追求していけば、自然に仕事も増えて会社の成長にも繫がります。なにより、ドクターから「ありがとう」と感謝してもらえることは、私たちにとってかけがえのない大きな喜びです。

ネクストイノベーションに向けて

学生の皆さんが就職を考える時、まずは大企業で働くことを望む人が多いかと思います。そこが日本の教育制度の縮図であることは理解しておいた方がよいでしょう。私は小学生の頃、数学がとても好きでした。遊ぶことよりも、食事よりも好きで、小学4年生になる頃には微分・積分の基礎レベルまで勉強していました。しかし、日本では飛び級があるわけでもありません。

一方、アメリカでは学力さえあれば、10歳くらいでも世界的な名門大学に入学できます。私の知る限りでは、12歳でハーバード大学医学部(世界最高学歴)に入学した人がいます。しかも、18歳で普通に入学した学生たちは、自分より若い年齢で入学してきた彼らをちゃんとリスペクトします。

何もアメリカがよくて、日本がダメという話ではありません。100点満点のテストは合格点を取れば十分であり、制限時間を縮めたり、より高度な解法を求めるといった文化が育ってないのが日本という国なのです。

大企業にはそのような文化的価値が根づいているため、自分の得意な分野を伸ばすこと=100点以上を取ることよりも、苦手な部分を克服したり、汚点を作らないこと、ミスをしないことが優先されます。同時に、協調性の塊になっていきます。

私の周りには高学歴で大企業に勤務している友人がたくさんいます。皆とても優秀ですが、総じて人間が丸く、「大活躍しよう!」という野心が少々足りないように思います。おそらく、日本人の7割はそうでしょう。

しかし、残りの3割の中には個人的な活躍や成長を切望している人がいるはずです。そんな人にとっては、ベンチャー企業が合っているのかもしれません。体制が柔軟ですし、非凡なチャンスも与えてもらえます。興味があれば、当社も選択肢の一つに加えてもらえると幸いです。

当社は現在、金融事業への進出を視野に入れています。開業には資金が必要ですから、普通は銀行などの金融機関から融資を受けます。ドクターは信用力の高い仕事なので、無担保・低金利で融資を受け、まったく自己資金を使わずに開業することも可能です。ところが、そのような仕組みが分からず、不利な条件で契約を結んでしまうケースも少なくありません。実績や経営力が乏しいと判断された場合、中には融資を断られるケースもあります。その点、当社には信用力があるため、ドクターと金融機関の間に入り、好条件で融資を受けるためのお手伝いをしてきました。今後はそれを発展させ、当社から資金を融資する事業も展開したいと思っています。

また、IT分野でも実現したい夢があります。私たちは一生のうちに多くの医療機関に診てもらいますが、そのデータはまったく共有されていません。そのため既往歴が分からず、緊急時の誤った処置によって命を落とす人もいます。当社はそのような医療事故を防ぐことや、全国どこに行ってもその人にあった治療が提供できることを目指し、既往歴のデータベースを構築したいと考えています。もちろん、行政や関係機関との連携が必要な大プロジェクトですが、実現できれば幸いです。

今後のさらなる成長により、社員、ドクター、取引先など、当社と関わるあらゆる人がファンになってくれるような会社にしたい。それが私の指命です。

リスナーの目線

「経営者が語るビジョンは後付け」という発言が飛び出して驚きましたが、その真意が「起業時の熱意、率直な想いこそ大事」ということだとわかり、納得。学生時代、「仕事もプライベートもかっこいい大人」を目指していたという伊藤社長。社員への想いをたずねると、「仕事を通じて、QOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)をより良くしてほしい」という即答が返ってきて、その「初志」が健在であることを感じました。

Profile

1972年、広島県生まれ。英国国立ウェールズ大学大学院にて、MBA取得。1998年、アスカ株式会社を設立。2004年、株式会社メディカル・イノベーションを設立。現在に至る。

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