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ストーリー代表・CEO

20代のうちに仕事も遊びも全力でやれば、人生は自分でいくらでも楽しくできる

代表_グリーンイノベーションズ

 

株式会社グリーンイノベーションズホールディングス
代表取締役社長
都築 博志 / Hiroshi Tsuzuki

自分探しと父親への義理から始まったビジネスの道

私の社会人デビューは、総合職として入社した運送会社に遡ります。そこでは3年間、一生懸命働いたのですが、社長の親族しか経営幹部になれないと聞いて、すっかりやる気をなくしてしまいました。自分は何をしたいのか。いわゆる“自分探し”をするために、私が踏み出した次のステップは、フリーター生活でした。それからというもの、本当に色々な仕事を経験しました。ケーキ作りにパチンコ店、自分で商売をやってみたくてたこ焼き屋に弟子入りしてお店を開いてみたり、俳優に挑戦してチンピラ役で映画に出てみたり…。けれども、どの職業もずっとやり続けた先に成功するイメージが湧きません。

電気屋を営む父親から連絡があったのは、そんなタイミングです。「話があるから帰ってこい」と聞いて駆けつけてみれば、「実は借金が四千万あるから返済を手伝ってくれ」と頼まれました。一瞬戸惑いましたが、親は親ですし、生んでもらった義理もあります。

こうして、20代前半、私は借金を完済したら辞める約束で、当時はまったく興味のなかった、父親の会社「街の電気屋さん」に入りました。当時はビジネス書の存在すら知りませんでしたが、自分なりに他社を研究して、飛び込み営業やポスティングなど、試行錯誤を繰り返しながら、営業や新規顧客獲得のノウハウを学んでいきました。

その後、国がオール電化を推奨し始めたこともあり、私たちの会社もオール電化やエコキュート、IHクッキングヒーターの販売を開始し、一気に全国展開を図って大成功しました。ちょうどオール電化が日本に普及する波に乗れたのが大きかったですね。提案すればいくらでも売れる状況に、「俺って天才かもしれない」とすっかり有頂天になっていました。(笑)

 

高い目標に挑んだからこそ成長できた

オール電化事業の成果が出始めて間もなくして借金は完済できたのですが、全国に支店を作り、従業員も大量に採用した手前、会社からは今さら抜けられない状況になっていました。またその頃には、「“街の電気屋”は嫌だけど、この会社を大きくするのは面白いかもしれない」と思うようになっていたのです。

会社の成長を意識し始めると同時に、強い危機感が芽生え始めます。当時はオール電化事業に注力していれば利益が出る時代でしたが、国策というテコの原理が働くことで急伸した事業だけに、いつか必ず衰退する。しかも、突然にその瞬間は来る。オール電化と共に終焉を迎える会社にしないために、将来に思いを巡らせているうちに、これまで無我夢中に突っ走るばかりで、会社のビジョンや目標がないことに気付きました。目指すべき山は高くなければ登る価値がない。そう考えた私は、「10年後に売上一千億企業になる」という壮大な目標を立てました。それは、オール電化事業だけでは到底達することのできない、当時の新規事業だった太陽光発電の販売を見込んでもまだ届かない、未知の数字です。

それからというもの、目標から逆算した長期的な視点で会社経営を考え始め、株式公開を目指すことと東京への本社移転を決め、より強い会社づくりへと動き出しました。オール電化に代わる新規事業として、リフォームの総合ショップやリノベーション事業、ウェブを活用した賃貸仲介事業などにも着手。たくさん挑戦して、たくさん失敗して、時には億単位の損失も経験しながら、そのいくつかは新しい事業の柱として形になりました。

現在、その時に掲げた目標にはまだまだ届いてはいないのですが、思い返せば、ビジネスが順調だった時期に極めて高いゴールを掲げたからこそ、貪欲な上昇志向が生まれ、会社も今日までこのように成長して来られたのだと思います。


激動の時代もしぶとく勝ち残れる総合格闘家を目指して

2011年の東日本大震災を境にオール電化の市場が厳しくなり、一方で家庭用の太陽光発電が一躍脚光を浴び始めたので、事業の軸足を太陽光発電のリフォーム設置にシフトしました。その一方で、太陽光発電も早晩オール電化と同じ道をたどることは予想できたので、会社を「より生き残りやすいグループ企業体」へと進化させるために、周辺事業の拡充を図ることにしました。というのも、私たちはお客様のご自宅に訪問するビジネスなので、太陽光発電でお取引いただいたお客様に、リフォームや火災保険、生命保険などを提案することは、比較的容易な横展開なのです。

太陽光発電の販売方法も、大手ホームセンターと業務提携し、そのネームバリューで営業ができるようになったおかげで、以前よりずっと多くのお客様にサービスを提供できる環境を手に入れました。

そして昨年、不動産・リフォーム・新築・保険と4つのサービスをワンストップで提供する店舗型ビジネスを立ち上げました。お客様にとってベストな住まいを総合的なサービスでクリエイトしていく、この事業にて、日本一の店舗数を目指すのが当面の目標です。

私たちの予想通り、太陽光の分野もここ数年でマーケットが大きく変化する中、自社の営業力のみを頼りに、オール電化もしくは太陽光だけに事業を絞ってきた同業他社の多くは、次々と廃業に追い込まれています。

ビジネスの世界はある意味で戦いです。格闘技に例えるなら、創業当時の私たちや、廃業していった同業者は、いわばパンチだけが頼りのボクサーのようなもの。私たちは強くなるために、途中で蹴り技を覚えてキックボクサーに転向できました。これからは、パンチ、キック、寝技、投げ技とあらゆる角度から攻められる「総合格闘家」となって、激動の時代もしぶとく勝ち残れる企業を目指したいと思っています。


目の前にいる社員とお客様を幸せにしてこその会社経営

現在の従業員数はアルバイトを含めて300名弱。強い組織を築くためには、社内の人間関係、仲間との絆作りが大切だと思っています。そのために、朝礼時に部署をシャッフルしたチームでディスカッションをしたり、全社をあげて運動会をしたり、楽しみながら相互理解を深めるイベントを絶えず取り入れています。

みんなも私のイベント好きは心得ていて、毎年誕生日にはサプライズ企画を仕掛けてくれるのです。去年は社内縁日、今年はマグロの解体ショーでお祝いしてくれました。恒例なので、何かありそうな雰囲気は薄々感じるのですが、忙しい中、毎年趣向を凝らしてくれるみんなの気持ちが嬉しくて、騙されるのも楽しみのうちになっています。私自身、飲み会やバーベキューなどのイベントでみんなが楽しそうにしている光景を見ながらお酒を飲んでいる時が、「会社をやっていてよかった」と一番実感できる瞬間です。

経営者である以上、会社を存続させ、利益を上げるのは大前提ですが、目標達成をすることよりも、社員の皆に「この会社に入って本当によかった」と思われるほうが、私にとっては重要なこと。仮に「こんな会社に入らなければよかった」「この会社にいても幸せじゃない」と思われるようなら、私にはもはや経営する意味がないのです。

そう強く思うようになったのも、東日本大震災がきっかけかもしれません。震災直後、商品の生産や輸送が止まり、半年で4億円もの損失が出ました。自己破産の文字が頭をよぎる中、それ以前に命に危険が及ぶかもしれないと思った時に、いつこの世を去ることになっても悔いのないように生きたい、と強く思いました。

私にとって悔いがないとは、社員からは「この会社で働いてよかった」、お客様からは「この会社に任せてよかった」と思って頂くことです。一期一会、目の前にいる社員とお客様を幸せにしてこその会社経営だと、今、心から思います。

 

循環し続ける森のようにすべての人が共存共栄できる企業

残念なことに、住宅業界はいまだに目先の売上を優先するいい加減な営業スタイルや悪徳リフォームが横行し、働く従業員にとっても、なかなか休みが取れないきつい業界です。だからこそ私たちは、焼畑農業のような一過性の利益を追う仕事は厳に慎み、一見遠回りでも、お客様に正しい情報、適正なサービスを提供して、きちんと満足していただくことで、お客様に信頼していただきたいと考えます。一人ひとりのお客様と末長くお付き合いできる関係を築き、その結果として利益が出る。そんな事業のあり方を追求しています。

グループの将来像として「循環し続ける森のようなベンチャーグループの形成」を掲げ、関わる全ての人が永く共存共栄できる企業を志向しています。その一環として、みんながしっかりと週休を取得し、プライベートも充実できるようにしたいですね。

社内の部活動も、今後はもっと充実させたいと思っています。私たちの仕事はお客様相手なので、必ずしも土日休みとは限りませんが、試合や大会はどうしても週末に集中してしまいます。そこを何とか工夫して、選手は土日に休んで、部活動に参加できる環境を作っていきたいのです。

私も若い頃はよくわかりませんでしたが、人生は自分でいくらでも楽しいものにできます。でも楽しくするためには、体力のある20代に仕事を全力でやって、遊ぶ時はちゃんと全力で遊んだほうがいい。20代なら何でも挑戦できるし、失敗しても何とでもリカバリーできるのです。だからこそ、20代の頃にこれから伸びていくベンチャー企業に身を置くことは、仕事も遊びも全力で楽しめる素晴らしい経験になると思います。



リスナーの目線

壮大な目標を掲げ、業界に変革をもたらそうと戦う起業家でありながら、社員の方ともフランクに同じ目線で楽しそうに話をする都築さん。社員のみんなが楽しそうにしている様子を見るのが本当にお好きなのだとわかります。また、泳ぎは得意でないのに、初めてのトライアスロンに挑戦して完走してしまうあたりは、愚直なチャレンジャーとしての強さを感じました。

Profile

1976年、大阪府生まれ。100社100人の社長の創出を自身の夢とし、企業規模拡大のため、新規事業にも積極的に取り組む。今ある能力よりも、成長したいと思う気持ちとチャレンジの場が人を成長させるというのが、人材育成に関する考え方であり、自身も仕事、プライベート問わず多くのチャレンジをすることで社員に背中を見せている。座右の銘は「明日死んでも後悔しないように今日を生きる」。

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