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ストーリー代表・CEO

蓄電池を中心とするエネルギー事業を軸に、「社員の成長」につながる新規事業を拡大

代表_ブルーコンシャス

古災害にも強いゼロエネルギー住宅、
「スマートグリッド」の普及を推進

仲間やチームの存在がエネルギーの源泉。
メンバーの強みを活かした
新規事業を生み出す

ブルーコンシャス株式会社
CEO 代表取締役
髙松 豪 / Go Takamatsu

災害リスクを抱える日本で、安定した生活を支える商品を提供

「近隣の皆さんは避難所に行ったけれど、おかげさまでうちだけは自宅で普段通り生活できました。お風呂にも入れました」

ブルーコンシャス株式会社に、顧客からそんな感謝の声が寄せられた。

同社は太陽光発電、蓄電池、スマートハウスなどのシステムの販売・施工・メンテナンスを手がける総合エネルギー会社だ。

2018年9月、最大震度6強を記録した北海道胆振東部地震が発生。道内全域が停電する「ブラックアウト」が史上初めて起きた。人々の生活が大きな打撃を受けてパニックに陥る中、太陽光発電+蓄電池システムを持つ家庭では冷蔵庫内の食材を腐らせることもなく、調理も携帯電話の充電もでき、普段と変わらずに過ごせたという。

近年、「スマートハウス」の開発・普及が進んでいる。スマートハウスとはITにより家庭内のエネルギー消費が最適な状態となるよう制御された住宅。太陽光発電システムや蓄電池といったエネルギー機器、住宅設備、電化製品などを結び付けて管理・コントロールすることで、省エネを実現するものだ。ブルーコンシャスも、スマートハウスの提案・販売に力を入れている。

顧客が導入する目的は、主に「光熱費の節約」。プランによっては電気代が3分の1まで削減できる。一方、先の北海道の顧客の例でも証明されたとおり、非常事態に生活を維持する点でも意義は大きい。CEO代表取締役の髙松豪は、自社の使命をこう語る。

「近年、地震や大型台風、豪雨など、大規模な災害が日本中で頻発しています。予期せぬ事態でエネルギー会社からの電力供給が止まったとしても、自宅に発電・蓄電のシステムが備わっていれば、いつもどおりの生活を続けられる。今後も災害発生のリスクが不安視される中、多くの方々にこのシステムを知ってもらい、備えを普及させていくことが、僕たちの役割だととらえています」

福岡県で生まれ育った髙松は、小学校から中学校までは野球部で活動した。「チームの皆でワイワイと過ごすのが楽しかった」と振り返る。

しかし高校生になると野球をやめた。生徒数3000人以上のマンモス校で、野球部員数も約300人。レギュラーになるのは難しいと踏んで、興味を失ったのだ。

高校以降はよく旅行に出かけた。いろいろな場所で、いろいろな人と話し、いろいろなことを感じるのが面白かった。ホテル・観光の専門学校に進学後は、アミューズメントバーでアルバイトをした。「勝ち負けがはっきりする」ところに魅力を感じていたという。

そして海外旅行のとき、実際のアミューズメントバーでお金が動く場面を見るうちに、「稼ぎたい」という願望が強くなった。そこで歩合給制の営業職の仕事を探し、オール電化システムを販売する営業会社に入社した。

一般家庭を訪問し、オール電化への移行を提案。髙松はすぐに業績を挙げ、トップセールスに上り詰める。営業活動の場面では、アミューズメントバーで培った「人の表情を観察し、感情の動きを敏感に察知する」力が活かされたようだ。

「僕は自分からがんがん話すタイプではないんです。話す代わりに、相手の話をよく聴く。相手が安心して話せるような雰囲気づくりを心がける。相手が心を開いて話してくれれば、その感情の動きから、ニーズを正しくつかむことができます。あとは自分が相手の立場に立って考え、最適だと思う提案をすればいい。そんなスタンスで営業していました」

 

稼ぐことより、仲間と喜び合えることのほうがうれしい

高い営業実績が評価され、入社1年半で本部長に就任。初めてメンバーのマネジメントを経験する。当初は18名のチームだったが、会社の拡大と自身の昇進に伴って部下が増え、最終的には営業150名のメンバーを統括した。

その過程で髙松は、自分が稼ぐこと以上に、「メンバーの育成」にやりがいを見出すようになったという。自分が成功してきたやり方をメンバーに教え、メンバーが実行する。そうして初契約を獲得して喜んでいる顔を見ると、胸が熱くなった。

「メンバーが成長し、目標を達成して喜び合えることが、自分にとって一番うれしいことだと実感したんです。それは起業後も、そして現在も変わりません」

社内で高いポジションに就きながらも、より自由に事業に取り組みたいと考え、2011年1月に起業。前職と同様、「オール電化」を商材として1人で営業を始めた。

その2ヵ月後、東日本大震災が発生。福島の原発事故を受けて「自然エネルギー」への注目が集まったことから、太陽光発電を主力商品にすえた。軌道に乗り始めたところで、「髙松さんと一緒に働きたい」という、メンバー8人を迎え入れた。

「前の会社より、いい会社にする」。社員への責任を担い、髙松は働きやすい制度・風土づくりを意識した。前の会社では、プライベートより仕事を優先させることが求められる雰囲気があり、休暇も取りづらかった。「家族の応援があってこそ、仕事も頑張れる」と考えていた髙松は、ブルーコンシャスを設立後、家族を大切にできるような制度を整えた。子ども手当を支給するほか、子どもの運動会や授業参観では有給休暇とは別に特別休暇を付与するなど、社員の家庭生活も支援している。

そして、髙松が前職時代から一番大きく変えたのが「マネジメントスタイル」だ。

前の会社にいた頃は、『オレについて来い』というタイプのマネジャーだった。自分が成功を収めた手法や経験を教え、「この通りにやってみろ」と一方的にアドバイスを与えた。

そうしたやり方で成果は挙がったし、メンバーの営業スキルも伸びた。

しかし、あるとき、「本人の持ち味を活かす」「自分で主体的に考えて行動する」ことのほうが、成長スピードを加速させることに気付く。以来、自分からは指示を出さず、メンバーたちに任せるようになった。今では各部門の運営方針も戦略も、それぞれのマネジャーに権限委譲している。

「財を残すは下、業を残すは中、人を残すは上」という言葉がある。明治期に官僚・政治家として活動した後藤新平が死に際に語ったと伝えられ、今も経営者の指針として挙げられる言葉だ。髙松もまた、自分が財産を築くより、会社を後世まで存続させるより、「人を残したい」という想いが強いという。だからこそ、人材採用も積極的に行い、教育にも力を入れる。

「1000万円稼ごうが、1億円稼ごうが、僕は一切満たされない。それよりも『人』なんです。もちろん会社として利益を挙げ続けるのは必須課題ですが、お金のことは先々どうなるかなんて見えない。けれど、人の成長は5年後、10年後に明確に見えます。僕はそこに投資をしたい」

人の成長のために、仲間・チームの存在が重要だと、髙松は考える。一人ひとりは弱い存在でも、仲間がいて、チームで力を合わせることで本気度も高まり、達成感も大きくなる。それが人の成長を加速させるのだ、と。

雇用を守り、一人ひとりを成長させることが会社の役割

ブルーコンシャスは創業以来、拡大を続けている。大阪を本拠とし、北海道、東北、関東、中部、中国、四国、九州、沖縄と全国に支店を展開。商品やサービスも増え、新規事業も次々と生まれている。そんな取り組みも「会社の収益拡大」より「人材育成」が起点となっている。

「オール電化システムの販売からスタートしましたが、中には業績を挙げられない社員もいました。でも、売れないからといって辞めさせることはしたくない。だから、そのメンバーでも売れるような商品・サービスの取り扱いを始めたり、そのメンバーの強みが活かせるような新規事業をつくったり。その繰り返しで、結果的に今の規模になりました」

沖縄で事業展開しているのも、もとはといえば沖縄出身のメンバーの「親孝行したい」という気持ちを汲み、故郷に帰すために沖縄支店を設立したのが始まりだった。福岡支店の設立も同様の理由だ。

「雇用を守り、社員に成長機会を提供することが会社の役割」と断言する髙松。今後も、EV(電気自動車)の販売、シンガポール・マレーシア・フィリピンなどアジアへの進出など、さまざまな新規事業を展開していく計画だ。10期目を迎える2020年には、ホールディングス制に移行し、独立支援制度も整備する。

「ザ・営業塾」の構想もある。営業という仕事は専門学校も資格制度もなく、営業会社でしか学べない。営業として成長するためのプログラムを開発し、営業として誇りを持って働ける人材の育成にも取り組みたいと考えている。

「これからもメンバーがチャレンジを成功させて喜ぶ姿、成長していく姿を見続けたい。そのための環境や制度を整えていきます」

 

リスナーの目線

第一印象は、クールで飄々とした雰囲気の髙松社長。事業内容や過去の経験を冷静に、客観的に語ってくださいましたが、話題が「人」に及ぶと、打って変わって熱を帯びました。

「いくら稼ごうと一切満たされない。人の成長こそ喜び」ときっぱり言い切ったときの力強い口調が強く印象に残っています。メンバーの初契約の喜びを語る表情は、兄・父のよう。野球部で仲間とワイワイ過ごした少年時代と、根本は変わっていないのでしょう。


インタビュー・編集/青木典子 撮影/篠原沙織

Profile

福岡県出身。オール電化システムを扱うエネルギー会社にて15年間、トップセールス、営業本部長として勤務した後、独立起業。2011年ブルーコンシャス株式会社を設立する。東日本大震災を機に、自然エネルギーの重要性に着目し、太陽光発電の事業を開始する。

現在は総合エネルギー会社として、太陽光発電システム(住宅用)、風力発電システム、住宅のスマートハウス・リフォーム、オール電化システム・蓄電システム、LED・省エネ商品など幅広く手がけ、全国に支店を展開。

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