LISTEN

TOP > ストーリー代表・CEO > 仕事は人生そのもの。本気でやれば、世の中だって変えられる
ストーリー代表・CEO

仕事は人生そのもの。本気でやれば、世の中だって変えられる

代表_メディカルネット

株式会社メディカルネット

代表取締役会長CEO
平川 大 / Dai Hirakawa

ビジネスを創る小学生

いつか起業しよう。ビジネスって面白い。僕がそう思い始めたのは、小学生の頃です。大手製菓会社の問屋の存在を知り、かなり安くお菓子が買えると教わったことがきっかけでした。安く仕入れられれば、定価で売っても利益が出ることはすぐに頭に浮かんだのですが、それだけではつまらない。何か、付加価値をつけようと考えました。

うちは、兄を筆頭に新しいものが好きな一家で、最新家電や機器の導入が早い家でした。当時はまだ珍しかったゲーム機も当然、持っていたのです。僕はこれを活かすことにしました。

ゲーム好きな友達を家に呼んで、ゲームセンターで遊ぶと1回100円かかるゲームを、50円でやらせてあげよう。不良に絡まれる心配もなく、お菓子を食べたりジュースを飲んだりしながら快適に遊べるなら、きっと喜ばれるはずだ。そう考えたのです。ちなみに、そのお菓子は例の問屋から安く仕入れたもので、ジュースは缶入りよりずっと安い粉のスポーツドリンクを溶いたもの。もちろん、すべて有料です(笑)。

僕はこの「ビジネス」を小遣いのために起こしたわけではありません。お客さんから得た利益で新しいゲーム機を買い、いわば設備投資をし、さらに顧客を増やす。経営者として夢中になっていたのです。僕の起業魂はこんなふうに形成されたように思います。

リア充とオタクの2足のわらじ

そうこうするうち、僕の興味はしだいにサッカーに向かい始めます。中学校では、全国レベルのサッカー部に入部し、練習に明け暮れるようになりました。ザ・体育会系といった感じの、非常に厳しい部活です。そして同時期、僕は、自分の将来を方向づける趣味を、もう一つ見つけました。

新しもの好きな兄が入手し、早々に飽きてしまったパソコンを譲り受けたのです。それはシャープの「X1 turboII」というハイグレードなモデルで、すぐに夢中になりました。パソコン雑誌を読み込んで簡単なゲームを作ったり、まだ一般化していなかったインターネットで、オタク同士の情報交換をしてみたり…。こうして、サッカー部という花形の部活に入って、今でいうリア充的な学校生活を送る一方で、部活が終わるとパソコン・ゲーム三昧というオタクな生活も送るようになったのです。

中学校の時に始まった、この2足のわらじ生活は大学まで続きましたが、その頃には、社会に出るなら、好きなこと、得意なことで、自分の身を立てたいと思うようになっていました。というか、そうでなければ働けないと思ったんですね。

となると、選択肢はサッカーかコンピューターの2択になります。しかし、大学で所属していたサッカー部は、Jリーガーを多数輩出しているレベルでしたから、自分の才能ではプロは無理だということはわかっていました。そこで、IT業界への就職を決意したのです。

泣きながら働いた日々

僕が新卒で就職したのは、エンジニア向けのシステム開発支援ツールを作っている大手システム企業です。希望通りプログラマーとして採用され、忙しくも楽しいワークライフを満喫していました。

ところが、3ヵ月ほどたったある日、突然、製品開発の部署に転属することになりました。その会社は、オーストラリアを拠点とするシステム企業の日本総代理店でもあったのですが、僕はなぜか、その企業の、ある開発ツールの日本市場責任者に任命されたのです。

製品開発部にいる人たちというのは、OSの仕組みを熟知しきっていて、裏技を駆使してOS自体をカスタマイズできてしまうような人ばかりです。まさにオタクの中のオタク。会社の頭脳部隊です。

そんな人たちの足元にも及ばない僕が、オーストラリア発の開発ツールを日本語環境に適合させて、テストをして、日本の市場に売らなければならないのです。ITの知識は足りないし、オーストラリア発のツールということで、マニュアルもソフトも、本国とのやりとりもすべて英語です。大げさではなく、毎日泣きながら仕事をしました。

しかし、同時に、楽しさも感じていました。それは、仕事のやり方が性に合い、やりがいも大きかったからでしょう。そう感じさせてくれたのは、当時の上司のおかげでもあります。彼の指導方針は「結果を出せ」。相談には乗ってくれますが、約束の期限までは一切口出しをせず、結果を出せば正当に評価してくれる人でした。

例えば、僕は、製品開発部に転属して以来、お客様に接することがなくなったので、服装も髪型も自分スタイルで出社するようになりました。しかし、会社には、ダークスーツに白シャツ、黒髪にネクタイという暗黙の服装ルールがあったのです。当然、上司にも注意されましたが、僕は、「このスタイルでないとテンションが上がらない。もし、3ヵ月で結果を出せなかったら指導に従うから、それまで黙って見ていてください」と譲らず。結局、上司はその条件をのみ、僕が約束を守った結果、会社を辞めるまで自分スタイルを貫かせてもらえました。

その後も上司は同じように、今から思うと生意気だった僕を見守り、評価し、力になり続けてくれたのです。そのおかげで培うことができた経験は今でも僕の糧になっていて、本当に感謝しています。

こんな調子で2年が経過した頃には、そのツールも英語も完全にマスターし、同時にキャリアチェンジを考えるようになりました。システムの提供側でなく、使用するエンドユーザー側のことを知りたくなったのです。将来、経営者になるなら、ひとつのことを極めるスペシャリストではなく、幅広い知識を持つジェネラリストにならなければいけないと思っていたからです。

その後は大手テレビ通販企業の情報システム部に転職。前の会社で作っていたシステムの運用を経験したほか、外資系のITベンダー企業で、さまざまなハード、ソフト、ソリューションなどの販促活動を手掛けるなどして、ITの知識を幅広く身につけました。

世の中を変えていける仕事

こうした道のりを経て、僕はいよいよ起業します。出張でよく訪れていた海外でネットビジネスを始めたのです。ですが、その国特有の風土と僕の価値観のズレや考えの甘さのせいで経営状況は良いとはいえませんでした。

悩みを抱えて帰国したときに出会ったのが、当社の会長、早川亮です。当時社長だった早川は僕の心構えを叱責した上で、「上場準備を手伝ってくれないか。とりあえず、来年までに売り上げを倍にして」と言うのです。まだ社員は6人で、売り上げも1億円に満たない頃のことでした。けれども、この感じはまさに、僕の好きな「結果を出せ」パターン。俄然やる気になった僕は、早速海外の会社を他社に譲渡し、入社を決めました。

あれから年月が流れ、現在当社では、「医療×IT」をキーワードに、さまざまなサービスを提供しています。特に歯科の分野に強く、「インプラントネット」などの歯科専門サイトをはじめ、美容整形専門サイトや美容情報サイトなど、さまざまな消費者向け医療ポータルサイトの運営をメイン事業としています。

飲食店をインターネットで探す人も多いと思いますが、その歯科版のようなサイトです。患者さんの目線に立って、医療情報をわかりやすく伝えるほか、数多くある医院の中から、より希望に叶う医院探しのお手伝いをしているのです。

僕がこの会社に入ったのは、手応えのあるミッションを課せられたからというだけではありません。得意のITを通じて人の役に立つことができる仕事だと思ったからです。僕たちが存在することで歯科や医療への一般理解が深まれば、より良い医療環境を作っていける。いわば、世の中を変えられるんです。これって、ものすごいことだと思いませんか?

仕事は生きてきた証

せっかくこの世に生を享けたのなら、何かを残したいじゃないですか。僕は、仕事は人生そのものであり、自分がどのように生きてきたかという証だと思っています。

これから社会に出る人には、ぜひ、世の中を変えられるような仕事場を探して、そこで情熱を持って働いてほしいと思います。社会の一員として何かに夢中になる。そうすれば、大きなやりがいが得られ、知識や人脈も増えて自分の財産になる。いろんな意味で人生が豊かになるでしょう。そして、僕たち経営者は、みんながそう思えるような環境を作っていかないといけない。常に、そう考えています。

リスナーの目線

パソコンやゲームに没頭していたオタクな幼少期がご自身のルーツと語る平川さん。ひとつの仕事を極める度に活躍の場を移し、まるでジグソーパズルのピースを埋めるようにキャリアを形成されていった様は、今の若い方にも大いに参考になる仕事観だと思います。日本サッカー協会主催の全国シニア(40歳以上)サッカー大会で勝ち取った念願の優勝も、ピースのひとつなのでしょう。

Profile

1973年、埼玉県生まれ。青山学院大学経済学部卒業後、約10年にわたりIT業界でPGやSE、営業などさまざまなキャリアを積む。2005年4月、「医療」×「インターネット」という領域におけるパイオニアである同社へ入社。ソリューションセールス事業部や支社の立ち上げ、 新規メディアの立ち上げを行ったのち、2006年4月に取締役に就任。その後も、HP制作やSEM、販売代理などの新規事業を立ち上げ、2010年12月東証マザーズ上場を果たす。2012年8月より代表取締役社長に就任。2016年8月より代表取締役会長CEOに就任。5年先、10年先の「未来」を常に見据え、新たな価値の創造と既存事業を融合させた「歯科医療領域における総合事業展開」を進めるなど、革新と挑戦を続けている。

関連キーワード

代表_メディカルネット

「いいね!」
最新情報をお届け

関連ストーリー

タグ

人 (404) 最新ストーリー (32) 社員_アセットガーディアン (20) 社員_ダーウィンホールディングス (7) 価値観1 (6) 社員_シーアールエス (6) 社員_ワークスイッチコンサルティング (6) 社員_メディカルネット (5) 社員_メディケアー (5) 社員_プリマベーラ (5) 社員_D&I (5) 社員_識学 (5) 社員_プルデンシャル生命保険 (5) 社員_ブルーコンシャス (5) 社員_ハコブホールディングス (5) 01 レビュー (4) 代表_ダーウィンホールディングス (4) 社員_スターティアグループ (4) 社員_ネットビジョンシステムズ (4) 社員_ジブラルタ生命保険 (4) 社員_SB C&S株式会社 (4) 01 社員ストーリー (3) 特集一覧 ピックアップ (3) 社員_フラー (3) 代表_メディカルネット (3) 代表_株式会社サーキュレーション (3) 代表_オフィスナビ (3) 代表_ブラス (3) 代表_インジェスター (3) 社員_Surpass (3) 代表_Surpass (3) 社員_ゆうしん (3) 代表_w2ソリューション (3) 社員_いろはにぽぺと (3) 社員_コールフォース (3) 社員_コムセンス (3) 社員_シーエスコミュニケーション (3) 社員_ココザス (3) 社員_マケレボ (3) 代表_スターティアグループ (2) 代表_INSIGHT LAB (2) 代表_フラー (2) 代表_SHGホールディングス (2) 社員_デパート (2) 代表_プリマベーラ (2) 代表_エボラブルアジア (2) 代表_メディケアー (2) 代表_フリープラス (2) 代表_Fusic (2) 代表_武蔵 (2)

カテゴリ

ピックアップストーリー