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株式会社ビーズインターナショナル

西方 雄作Yusaku Nishikata

代表取締役社長

「魂を込めた商品は売れる」。商社で学んだ勝利の方程式

西方は、現日本サッカー協会会長である叔父の影響を受け、3歳からサッカーを始めた。同時に音楽へも高い関心を示し、声楽やピアノを習っていたという。

ファッションに興味が湧いたのは中学時代。『メンズノンノ』を購読し、アメカジに夢中になった。限りあるお小遣いをどこに使うかを真剣に悩み、原宿から代官山までを練り歩いては、新作をくまなくチェックするのが習慣となっていた。

大学は早稲田の商学部に進むが、この選択には西方が生まれ育った環境が影響している。祖父は酒屋、父はステンドグラス事業を営むという自営業一家で、西方が受けた教育は少し変わっていた。

「小学生の頃から株価を見る習慣がありました。両親が株をやっていたので、保有している銘柄をチェックして、毎日報告するのが僕の日課でした。ビジネスやお金の動きを体感する機会が多かったので、将来は自分でビジネスをしようと思っていました。そのために会計学や簿記、マーケティングを学ぼうと思ったんです」

大学在学中は、「社会のいろいろな業種を垣間見たい」と、ガソリンスタンド、家庭教師、引っ越し、飲食店など多くのアルバイトを経験した。そば屋でのアルバイトで、カウンター越しにお客さんと議論をするのが一番楽しかったという。

大学3年時、起業志向が強かった西方は一般企業に就職するつもりはなかったが、両親から「就職しなくても、就職活動はしたほうがいい。いろいろな会社を訪問できる貴重な機会だから」と言われ、「なるほど」と納得して企業回りを始めた。

商社を志望し、業界の中でも「繊維」に強い伊藤忠商事に興味を抱き、入社を決意。ファッションやブランドビジネス分野を得意とする同社で、「大学で学んできたことを実践してみたい」という想いが芽生えたのだ。

入社後はファッション事業部に15年間在籍し、いくつもの成功体験を積んだ。例えば、テキサス生まれのワークウェアブランドをファッション市場で拡大させたり、ロサンゼルス発のセレクトショップの日本進出をゼロから支援したり。そのセレクトショップは、今や年間100億円の売上規模へ成長を遂げている。

「勝利の方程式」を手に入れたことが自分の財産になっている、と西方は言う。

「ブランドビジネスが成功するか否かの鍵は、結局のところ『情熱』なんです。本当に魂が込められた商品なら、理屈じゃなく売れる。あとは、会社都合の戦略ではなくて、いかに消費者目線を持ち、シナリオの精度を磨き上げられるか。消費者の立場で考えたとき、予算を超えてでも投資が必要と判断すればためらわない。お客様に喜んでもらえれば、売上が伸びて業績にもブランド確立にもつながるのですから」

Profile

1978年、東京都生まれ。2000年、早稲田大学商学部を卒業し、伊藤忠商事株式会社に入社。ファッション事業部において数々の事業立ち上げに携わる。2015年、伊藤忠商事を退社し、2016年、株式会社ビーズインターナショナルに取締役として入社。2017年、代表取締役社長に就任。

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