絶対にあきらめなければ
夢は叶う!
新事業を通じて
「夢を実現できる会社」へ

株式会社ランクアップ 代表取締役 岩崎 裕美子

株式会社ランクアップ

岩崎 裕美子Yumiko Iwasaki

代表取締役

2017.12.18

売上100億円を達成した
ビジネスノウハウで
新たな分野に進出
「人を幸せにする事業」で
社員も会社もランクアップを目指す。

100億円企業として成功したノウハウを活かし、新規事業の展開へ

「効果が実感できる製品・サービスによって輝く社会を作るために、今後当社では化粧品事業だけでなく、たくさんの新規事業を始めていきます」

こう語るのは株式会社ランクアップ代表取締役・岩崎裕美子だ。

同社は2005年の設立から『ホットクレンジングゲル』(メイク落とし)を主力製品としたオリジナルブランド『マナラ』で12年連続で国内での売り上げを伸ばし、アジアをはじめとした海外展開も開始。2017年には100億円の売上を達成している。

競合が多い化粧品業界の中で『マナラ』が成功した大きな理由は、絶対に妥協しない製品開発にある。「自分たちが本当にほしいもの」しか製品化しないことを製品開発ポシリーとしているため、売れそうな製品や流行っている製品には興味がない。一番大事にしていることは、その製品を作りたい理由だ。なぜその製品が欲しいのか?その製品で悩みが解消できるのか?こう考えて作るからこそ、嘘がない、妥協がない製品が生まれる。だから競合にはない圧倒的に差別化された製品ができあがるのだ。

多くのメーカーでは、製品を開発するときにマーケティングを行う。しかし、同社ではマーケティングは重要視しない。製品開発のアイデアは、常に理想から入ると決めているからである。

一般的に、例えばシャンプーを作る場合、「販路はドラッグストアであるため、シャンプーの新製品開発は販売価格を800円にしてください」というように、当然のことながら価格帯が決められている。しかし、そうなると使える成分は決まってくるので、結果として他社と同じような製品が出来上がる。はっきり違うのは、ネーミングとパッケージと、広告の仕方であるといえる。

ランクアップはまるで違う。「理想」を起点として製品を作るため、販路に合わせたり、年代に合わせて売れそうな製品を作ったりすることはしない。理想を追い求めた結果、「朝専用の洗顔」「30秒で完成するベースメイク」など、オリジナリティにあふれた製品がどんどん完成し、ヒットを続けている。

さらに開発の段階から他社と差別化できている製品であるため、広告が作りやすいというメリットがある。取締役である日髙由紀子と岩崎の前職は広告代理店。そこで培ったプロモーションのノウハウを『マナラ』のPRに活かし、その結果、安定した利益を生み出し、ランクアップは大きく発展を遂げることができたのだ。

こうした化粧品事業での成功をベースに、現在、同社では新規事業の開拓に取り組んでいる。

社員には月1回、新規事業のアイデアを提案するチャンスがある。「効果が実感できる製品・サービス」であれば、どんな分野の事業でも構わない。これまでには、忙しいワーキングマザーのための幼児教育事業、不用品を物々交換できるアプリ、残業撲滅コンサルなど、年間30件以上もの提案がされている。その中には事業化に向けて進み出した案件もある。

「『自分がほしい』と思うものは、まだ市場には存在していない製品やサービスということ。社員にも『自分たちが求めるサービス』を追求してほしいと思います」

岩崎はこれから生まれてくる新規事業を軌道に乗せて、将来的にはそれらを子会社化し、意欲のある社員に経営を任せ、ホールディングス体制にしていきたいと考えている。

株式会社ランクアップ 代表取締役 岩崎裕美子

23歳で社長になることを決意し、大手企業を飛び出す

岩崎が起業を決意したのは23歳のとき、社会人3年目だった。そのきっかけとなったのは、地元の先輩との再会。ある日、岩崎が勤務していた旅行会社の前に、突然、びっくりするほど高価なオープンカーが現れた。乗っていたのは地元の1つ年上の先輩。聞けば、彼は自分で事業を興し、弱冠24歳にして大成功をおさめているという。

同じ北海道の一般家庭の出身で、大学にも進学していない。ごく普通の少年だった先輩が、夢と情熱だけで成功をつかんだ姿を見て、岩崎は大きな衝撃を受けた。

「当時の私は、『働くこと=どこかの会社に就職すること』だと思っていました。自分は将来、『何になりたいのか?』、『どんなことがしたいのか?』ということではなくて、とにかく『どの会社に入るのか?』だけを考えていたのです。だから知名度のある大学に入って、できるだけ大手企業に就職したいと思っていました」

しかし、身近な人の成功を目の当たりにした岩崎は、これまで考えたことのなかった、会社に就職する以外の人生があることを知った。世の中の実業家は、皆、高学歴と思い込んでいたが、先輩は違った。自分と同じように普通に育ってきたはずなのに、なぜ、成功できたのか――。

彼は周りの人から「絶対、失敗するに決まってる」とどんなに言われても、あきらめず、ずっと目標を持って頑張ってきたという。岩崎はこれまで、自分が高学歴でないことを理由に、「どうせ頑張ったって、成功者にはなれない」と自分に言い訳し、努力をせず、やりたいことから逃げていたことに気付いた。そこで、「本気になれば何でもできる!」と、自分もいつか経営者になることを決めた。

それからの岩崎は大きく変わった。

「起業するなら営業を学ぶべき」と考え、小さな広告代理店に転職。営業未経験で、教えてくれる人もいない環境の中、大きな壁にぶつかった。その会社の営業は、入社して半年間のうちに契約がとれなければ、会社から戦力外通告され自主的に退社していく社風であった。それまで大手企業で気楽に働いていた岩崎は、世の中の厳しさを思い知った。

契約がとれずに次々と退職していく先輩たちを見て、「次は私の番かもしれない」とびくびくしながら働く日々。営業会議でも「岩崎はまだ契約とれないのか」と叱責され続け、月曜日は会社に行くのが嫌でたまらなかったという。

しかし、岩崎は「絶対にやめたくない。なんとしても契約を取ってやる」と一念発起。

土日も会社に出勤し、必死で営業し続けた。その努力が実り、入社6ヵ月目にしてようやく1社、小さな契約を獲得。退職を免れることができた。

「私が辞めずに頑張れたのは『絶対に経営者になる』という夢があったから。経営者になりたいのに、こんなことも乗り越えられなければ、経営なんてできるわけがない!と自分に言い聞かせていました」

株式会社ランクアップ 代表取締役 岩崎裕美子

Profile

1968年2月8日、北海道生まれ。藤女子短期大学卒業後、JTB入社。その後、複数の広告代理店を経て、2005年にマナラ化粧品を開発・販売する株式会社ランクアップを設立。12年連続増収。2016年度の売上は100億円を突破。社員数約50名で1人2億円を売り上げるという生産性の高さは業界でもトップクラス。

Contact

株式会社ランクアップ

東京都中央区銀座3-10-7

http://manara.jp

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