世界で通用する普遍的なバリューを獲得する方法

Daijob Global Recruiting Co., Ltd.

篠原 裕二Yuji Shinohara

代表取締役

 目次

グローバルな舞台へと人々を送り込む

当社ではDaijob.comというウェブサイトを運営しています。1998年にオーストラリア人が立ち上げた日本初の外資系転職求人サイトで、この分野では日本最大級です。2005年よりヒューマンホールディングスの事業子会社となりました。

登録している求職者はバイリンガルで、累計登録者数は45万人(2014年10月現在)。もともとは外資系企業の求人がメインでしたが、近年は海外進出している日系企業も数多く掲載しています。

2013年から人材紹介事業がスタートし、サイト掲載を希望されないエグゼクティブ層の求人をメインに対応しています。また、海外進出した日系企業の多くが現地化を進めており、マネジメントができる日本人の需要が急増しているため、2014年から海外勤務求人専門のWorking abroadというウェブサイトも開設しました。

後者は英語や現地の言語を話す能力を現時点では持っていなくても、海外でチャレンジしたいという意思を持つ日本人転職希望者や日本の商習慣を理解している外国人転職希望者もターゲットとしており、学生が海外留学するように、海外で仕事をしてスキルを積むチャンスを提供するサービスです。

現在ヒューマングループはHR領域において、上海、ジャカルタに進出しており、当社はそれらの拠点と連携して、国際人材紹介にも取り組んでいます。日本から海外、海外から日本という双方向に人材を紹介する事業です。2014年5月に開始して、すでに実績も挙げています。グループシナジーを活かした展開に力を入れたことで、現地のクライアントも訪問するようになりました。

私が新卒で就職したのはリクルートです。最初の11年間は教育関係の広告事業を担当し、専門学校を対象にコンサルティング営業をしていました。その後、社会人教育の媒体である「ケイコとマナブ」担当に異動となり、営業や編集者、編集長も経験しました。入社からずっと大阪と名古屋での勤務でしたが、最後の2年間は東京で営業統括を担当しました。2008年で社歴19年となり長く居すぎたと感じて、次の就職先も決めずに退職しました。

それまでは紙媒体がメインでしたが、次はIT系に行きたい。グローバルな舞台を試してみたいという思いもありました。しかし、42歳という自分の年齢を考えると後者は厳しいとも考えていました。

その後、希望通りIT系企業のIMJに入社しWeb系広告事業に携わります。2年目が終わろうとする頃、IMJが福建省の廈門市(シャーメン)にある会社を買収しました。シャーメンへ赴任予定だった取締役が突然退職。誰も行く人がいないと聞きつけて「是非行きたい」と手を挙げました。中国本土に行ったことはなく、ほとんど予備知識はありませんでした。もちろん中国語は分かりません。それでも45歳でこのようなチャンスが巡ってきたのだから、逃す手はないと思いました。

最終的に私の赴任が認められ、シャーメンの会社を経営しながら、上海に会社を作るというミッションが課されました。後からもう1人日本人を派遣すると言われ、私だけまず中国に渡りましたが、結局それは翌年になり、私は1人で、シャーメンの会社経営と、上海で会社を立ち上げなければならなくなったのです。

何をするにしても1人でやらなければならないのは大変ですが、いい経験になりました。1人でいたからこそ言葉も上達したと思います。当時はタクシーに乗る前に行き先をGoogle翻訳で調べ、発音を50回くらい聞いて覚えました。それでもタクシーに乗った瞬間に忘れてしまうのですが。日本にいる時に、ピンインと言って、中国語の発音をアルファベットを使った記号で表現したフリガナのようなものの読み方は習得していったので、書き取りはなんとかできました。

日本で「中国に行く」と話すと「反日は大丈夫?」と心配されたのですが、実際に行ってみるとむしろ日本の「反中」の方がよほど強烈だと感じました。

他にも驚いたことは数限りなくあります。例えば上海の地下鉄に乗っていて、老人や妊婦、子どもが立っていたら、ほぼ100%の確率で座っている人の誰かが席を譲ります。こうした光景を目にするたびに、自分はいかに中国を知らないか思い知らされます。

仕事に対する感覚についても、日本人と中国人では明らかにギャップがあります。ただし、私は「人というのはそんなに変わらないものだ」と思うようになりました。

彼らをマネジメントするのは、簡単ではありません。日本なら15分で済む会議がうっかり5時間に及んでしまったりします。

しかしこれはロジカルなルールがないせいです。ロジックは世界共通の言語であり、ロジカルにきちんと説明していけば多くの問題が解決していきます。

彼らが「お金が欲しい」とハッキリ言うことに対しても、日本人は戸惑います。しかし、彼らはただストレートに物を言っているだけだと分かれば、驚かなくなります。

Profile

京都府生まれ。
同志社大学卒業後、(株)リクルート入社。教育機関の募集広告営業、情報誌「ケイコとマナブ」編集長を経てエグゼクティブオフィサーに就任。2009年同社退社後、(株)アイ・エム・ジェイWeb広告事業執行役員に就任。2011年同社の中国進出のために中国に渡り、システム会社のM&A、Web制作会社を設立。2012年にヒューマンホールディングス(株)顧問に就任、中国における人材、教育事業を管掌後、翌年同グループのバイリンガル専門人材サイトを運営するダイジョブ・グローバルリクルーティング(株)現職に就任。

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