どんなビジネスも『ウェブ集客力』と『営業力』が命
株式会社リンクル 代表取締役 川崎 祐一

株式会社リンクル

川崎 祐一Yuichi Kawasaki

代表取締役

2016.04.07

とにかく早く成功したい

「石橋を叩いて渡る」という言葉がありますが、皆さんは石橋を渡るとき、叩く、叩かない、壊す…どんなタイプですか?

私は、叩いて壊して、最も頑丈な橋の作り方を調べて学び、自分で作って渡るタイプ(笑)。昔から、物事の存在意義や効果、仕組みがどうなっているのか、自分で納得できる答えを得ないと気が済まない性格なのです。

そんな性分に加えて、「自分で何かを生み出したい」「人と違うことをやりたい」という思いも強く、高校生の頃には、すでに起業家を志すようになっていました。一方で、当時の私にはもうひとつ夢がありました。テレビ番組の制作者です。特に、報道番組に興味を持っていて、今では一般的になっている、エンターテインメント性を取り入れた面白いニュース番組を作りたいと考えていました。報道に無関心な若者の「ニュースは面白くないもの」という概念を、自分の力で覆してみたかったのです。

大学進学の際は、どちらの世界に進もうかと悩みましたが、大学で経営や経済を学んだからといって経営者になれるというわけでもないので、ひとまずテレビの世界を目指そうと、映像系の学部に進みました。

ところが入学後、テレビ局のインターンに行ったときのこと。実際にさまざまな現場を体験させてもらうことで、皮肉にもテレビ業界は年功序列の傾向が強く、実力よりも社内政治力の方が重視されがちだということを知りました。その瞬間、「もう、この世界は無いな」と思ったのです。

私は、何事も徹底的に追求しないと気が済まない性分なので、年を取って思うように動けなくなってから成功しても遅いと考えていました。となると、勤続年数がものをいうところでは志を実現できません。そこで改めて、経営者の道を目指すことを決意。早速、起業家向けのセミナーなどに足を運び、起業して成功するには「営業力」が重要だと学びました。そして、営業力を身に付けられる会社という基準で就活を仕切り直し、内定をいただいた企業の中で最も役職者の平均年齢が若く、革新的な社風を持っていたリクルートに入社。3ヵ月でトップセールスを達成し、退職するまでその座を維持しました。

何をしたと思いますか?

端的に言うと、営業成績が極めて良い上司や先輩の技を盗んだのです。お客さまとの電話に聞き耳を立てるのはもちろん、タイミングを合わせて一緒にトイレに行ったり、帰宅の方向が違う場合でも、偶然を装って同じ電車に乗ってみたり…さまざまな方法で彼らと会話する機会を増やし、いろいろな話を聞かせてもらいました。

なぜこんなことをしたのかというと、営業力を身に付けたいなら、トップセールスマンたちが、何を考え、何をしているかを知ることが一番の近道だと思ったからです。しかも、トップを張る人というのは、本音や手の内を明かすことは、まずありません。それならば、できるだけ近くにいて、自分の目で耳で確かめるしかないでしょう。

そして、もう一つ心掛けていたのは、お客さまに対して嘘をつかないということ。たとえば、若者に不人気な業種の経営者に「求人広告を出せば新卒生を採用できるか?」と聞かれた場合、私は正直に「難しい」と答えていました。というのも、その場限りで良いことを言って売上を作っても、実際に効果がなければ信用も失い、2度と利用していただけなくなるからです。だからこそ私は、「効果は保証できないけれど、誰よりも時間をかけて、真剣にベストな方法を考え、サポートしていくことは保証します」と話し、有言実行することで信頼と売上を勝ち得てきたのです。この姿勢は今でも変わっていません。

こうして、たとえ商材が変わっても必ず売れると自負できるだけの営業力を身に付け、次なる学びを求めてリクルートを巣立ちました。

株式会社リンクル 代表取締役 川崎 祐一

Profile

株式会社リクルートに入社。リクルートのメイン媒体であるリクナビの新規営業に従事。トップセールスとしてMVP5回、営業トップ賞6回、特別賞などを受賞し、歴代の記録を次々に更新。同社退職後、外資系インターネット広告代理店に入社。独自のPDCA改善論を考案し、多くのクライアントの売上UPに貢献。新人賞も獲得。2011年、株式会社リンクル設立。代表取締役に就任(現職)。インターネット広告業界に新風を巻き起こす。5年で10社の新規事業プロジェクトを計画し、2014年、株式会社リンクルエース設立。取締役に就任(現職)

Contact

株式会社リンクル

東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー18F
https://rincrew.jp

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