日本最大級の歯科医療総合情報サイトを通じ
業界への影響力、貢献度を高めていく

ブランネットワークス株式会社

小川 嘉一Yoshikazu Ogawa

代表取締役社長

“できること”よりも“やってないこと”を選びたい

小川嘉一がメディカルネットに入社したのは、2010年3月のこと。2018年現在、彼はメディカルネットのビジネスディベロップメント本部に籍を置きながら、グループ会社であるブランネットワークス株式会社の社長を務めている。

「以前の私はフリーランスとしてWeb制作を行っていて、転職したのはあくまでもWeb制作の知見を活かして新たなチャレンジがしたかったからです。昔から成長意欲は高かったですが、こんな未来が訪れるなんて、あの頃の自分が知ったら驚くでしょうね」

しかし、このように一足飛びで大きな裁量権を与えられることは、メディカルネットグループにおいて珍しいことではない。小川も、入社後、今の立場になる前から挑戦の連続。入社して間もなく自社ポータルサイトの運営責任者を任されたのだという。

「当時は会社がIPOを行うタイミングでしたので、サイトの運営体制を整備する必要がありました。例えば、広告掲載のガイドラインを明文化し、遵守する運営方法を検討するといった内容。当然フリーランス時代には経験がなく、社内にもノウハウはない。ゼロから検討していくのは苦労も多かったですが、世の中を見渡してもこんな経験は滅多にないですから、不安よりもチャンスだと思いましたね。また、サイト責任者としてチームで仕事をするということは、一人では実現できないスケールの仕事を成し遂げられるということ。次第にチームを鼓舞して導く立場にやりがいを感じ始めたんです」

自らが主体的にチャレンジして、事業やサービスをリードしていく面白みに目覚めた小川は、その後もさまざまな挑戦をしていく。そのうちのひとつがBtoBサービスの検討。これがブランネットワークスの社長を務めるきっかけになったのだ。

「既存のポータルサイトは、一般ユーザーに対して情報提供するBtoCサイト。それだけでなくBtoBのサービスがあってもいいんじゃないかと、独自で考えていました。また、自分で企画した以上、自ら責任を持ってお客様に売り込みたいという気持ちもあったので、営業任せにせず企画~営業までを行っていたんです。ちょうどその頃、会社は医療従事者向けのポータルサイトを運営していたブランネットワークスを買収。BtoBを試行錯誤していた私に期待をかけてもらったのが、経営から携わることになった理由です」

同社が運営する『Dentwave.com』は、日本最大級の歯科医療総合情報サイト。医師を中心とする歯科医療従事者にとって有益な情報発信を行っており、会員数は2万7000名を超える(2018年3月20日時点)。このメディアをさらに進化させることで、医療従事者とメディカルネットとの関係性を強固にし、医療機器メーカー・商社やIT企業など歯科業界を取り巻くさまざまなプレイヤーにも価値を提供していく。そうやって自社はもちろんマーケット全体に貢献していくことこそ、今の小川が描いている成長戦略だ。

「社員として新規事業やサービスを企画することと、経営者として事業を育てることは、同じようでまったく違いました。今一番うれしいのは、メンバーが主体的に会社を成長させようと行動してくれること。事業以上に、人が育っていることに、経営者として喜びを感じます。でも、今の立場を一生続けるつもりはありません。まだまだ道半ばでやるべきことは山のようにありますが、『社長』はあくまでも通過点です。将来、十分やり切ったと納得して仕事を引退する日のために、今後も前例のない仕事に挑戦できるなら、迷うことなく飛び込んでいきたいですね。メディカルネットグループは、それを応援してくれる組織だと思います」


インタビュー・編集/森田大理     撮影/平山諭