「和をもって成長となす」
を理念に、世の中の
「繋がる」を支え続ける

ネットビジョンシステムズ株式会社 代表取締役社長 中塚 敏明

ネットビジョンシステムズ株式会社

中塚 敏明Toshiaki Nakatsuka

代表取締役社長

2017.01.27

NTT東日本で培った遺伝子で
ネットワークエンジニアを育成し、
キャリアアップを支援
未経験からITプロフェッショナルへ導く

通信インフラ=社会のインフラ、重要な使命感を帯び、人の幸せに貢献する

スマホを使ってSNSに投稿したり、コンビニATMで銀行口座から引出や振込をする、――世間で当たり前に利用されているサービスの基盤となっているのが「通信インフラ」だ。電気、ガス、水道などと同様、今や生活や企業活動に欠かせない。

ネットビジョンシステムズ株式会社は、こうした通信インフラ設備に特化し、企業のネットワーク設計、構築、運用、保守を提供するネットワークインテグレータ。設立からわずか6年にして、顧客には金融機関、通信キャリア、システムインテグレータなど大手企業が名を連ねる。同社の実力がいかに厚い信頼を獲得しているかが伺える。

代表取締役社長の中塚敏明は「ネットワークエンジニアは社会の黒子として欠かせない存在」と言う。

「銀行のオンラインにしても空港の受付にしても、順調に動いているときはそれが当たり前で、何も感じないですよね。でも、ひとたびルーターやサーバといった通信機器にトラブルが起きれば、営業や運航が数時間もストップするような大変な事態に陥る。非常に責任が重く、社会的使命を負った仕事です。一般の人には知られていなくても、社会への貢献は大きいと自負しています」

中塚は東京で青果業を営む家庭で育った。大学では電気電子工学を学び、大学院へ進学。卒業後、NTT東日本に入社した。

優秀な先輩や同僚から刺激を受けながらの新入社員研修。その中で、中塚は少しずつ異端ぶりを発揮することになる。例えば、会社の商材を使って企画を立て、顧客に販売するという研修があった。ほとんどの新入社員が、当時主流だったISDN回線やOA機器の販売の企画を立てる中、中塚は「せっかくなら何か面白いことがやりたい」と、当時最先端の商品であるテレビ電話の販売プランを練った

当時はISDN回線で通信速度が遅く、画像がスムーズに動かない。周囲から「こんなの絶対に売れないよ」と言われたことで、逆に「絶対に売ってやる」と奮起した。

実際、全く売れなかったが、中塚の挑戦は社内で広く知られることになり、助けてくれる人も現れた。上司が顧客を紹介してくれ、テレビ電話を1セット販売することができたのだ。

「東京在住のお客様が『大阪にいる孫の姿を見たいから』と設置してくださったんです。開通の場に立ち会い、テレビ電話でお客様がお孫さんとうれしそうに話している姿を見て、すごく感動しました。やっぱり通信インフラってすごい、人々の幸せに貢献できるものなんだ、と実感したんです」

そのとき、人と人とを「繋げる」仕事がしたいと心から思った。この想いが後に、「世の中の『繋げる』を支えたい」というネットビジョンシステムズのスローガンとなる。

ネットビジョンシステムズ株式会社 代表取締役社長 中塚 敏明

「時代を超える企業を作りたい」。安定を捨てて独立・起業

NTT東日本でネットワークエンジニアとして働き、6年が経った頃、中塚は退職する決意をした。会社には全く不満はなかったが、独立起業への想いが募っていたのだ。

これといって売りたい商材はなく、ビジネスモデルも決めておらず、ただ「会社を作りたい」という志のみ。それだけで日本を代表する企業の社員という恵まれた地位を捨てようとしているのだから、当然、周囲からは思いとどまるよう説得された。それでも、「今、辞めなければいけない」と思った。

その決意の背景には、大学院卒業前に見舞われた、思いがけない家族の不幸があった。当時20歳の大学生だった弟が、サッカーの練習中に突然亡くなったのだ。中塚の人生の中で最もつらい出来事。しばらくの間、放心状態で過ごす日々が続いたという。

「人生にはこういうことがあるんだ、時間は限られているんだな、と知った。亡くなった弟とは、学生時代、『いつか一緒に会社やろうな』と話していたこともあるんです。だからこそ、一度はチャレンジしたいという想いもあった。それだったら今やるしかない、人生は一度きりだから、と思いました」

読書好きの中塚は普段からたくさんの本を読むが、愛読書の1冊であるジム・コリンズの『ビジョナリー・カンパニー』という本も、彼の決意を後押しした。ビジョナリー・カンパニーとは「時代を超えて生存する企業」のこと。未来志向の企業、先見的な企業のことだ。

「本の中で、『究極の作品は会社である』といったことが述べられていました。どんな商品を作るかより、どんな会社を作るか。そしてその会社を最高傑作にすることが重要。自分も時代を超える会社作りがしたいという想いが強くなっていったんです。会社は、作った自分が亡くなっても永続していく。それは、人でいうと“不老不死”みたいな感じなのかな。身内の死に直面しただけに、このことが魅力的に感じた。遺伝子がずっと未来の世代まで続いていくようなイメージができて、これができたらすごいな、と思いました」

「会社を作る」を目標に据えた中塚は、まずフリーランスのネットワークエンジニアとして活動をスタートした。NTT勤務時代は、マルチベンダー環境でお客様が求める通信インフラの設計・構築を管理するマネジメント業務が中心だったが、「現場」を経験しておく必要があると考えたからだ。

営業に際し、「NTT出身」は強力な武器となった。信頼を得て順調に仕事を獲得し、2011年、ネットビジョンシステムズを設立する。

スターティングメンバーは、中塚、高校時代の同級生、高校のハンドボール部の後輩で早稲田卒の3人。同級生は、中塚から「いつか一緒に起業を」と声をかけられてから業界のことを調べ、将来性を認識し、「いつか」のために大手住宅メーカーを退職。ゼロからエンジニアの勉強を始めたのだという。

経験豊富なプロを集めたわけではなく、気心の知れた身内同士での出発。それでも案件を次々と獲得し、スマートフォンの普及に伴う通信インフラ構築のニーズも取り込んで急成長を遂げた。設立から6年を経た今、同社は50名規模までに拡大、エンジニアを目指す人からの応募が増え続けている。

ネットビジョンシステムズ株式会社 代表取締役社長 中塚 敏明

Profile

大学院卒業後、2000年、東日本電信電話株式会社(NTT東日本)入社。法人営業部門にて大手サービス業のPBX、LANネットワークを中心に提案・設計・構築プロジェクトを手がける。2008年からフリーランスとなり、ネットワーク監視運用プロジェクトに従事。ネットワークエンジニアとして提案・設計・構築・監視運用と全工程に関わる。「ビジョナリーカンパニーを作りたい」との思いのもと、2011年2月にネットビジョンシステムズ株式会社を設立。2016年にネットワークエンジニア養成スクール、ネットビジョンアカデミーを開校。若い世代のエンジニア育成に取り組んでいる。

ネットビジョンアカデミー:https://www.netvisionacademy.jp/

Contact

ネットビジョンシステムズ株式会社

東京都中野区新井1丁目26−6 いちご中野ノースビル 5F

https://www.netvisionsystems.biz/

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