若い人たちが
自分らしく活躍し、
可能性を拡げられる
道を創る

株式会社 i-plug 代表取締役社長 中野 智哉

株式会社 i-plug

中野 智哉 Tomoya Nakano

代表取締役社長

2017.10.10

企業から学生にアプローチする
新たな採用の仕組み
『OfferBox』を運営
最初の就職での「ミスマッチ」を解消。
離職率の改善を目指す

企業と学生の距離を縮める新卒採用・就活ツール

就職活動の面接。多くの場合、そこには緊張感が漂う。面接官はいかにして学生の本音を引き出すか、人物を見極めるかに考えを巡らせ、応募者の学生は「試されている」「失敗したらどうしよう」という不安を抱きつつ面接官の顔色をうかがう。

ところが、学生と面接官が会った瞬間から和気あいあいとしたムードで、お互いに「本音」を隠さずコミュニケーションが取れるという面接もある。そんな面接を生み出しているのが、株式会社i-plug(アイプラグ)だ。

通常、「就活」といえば、学生が企業へエントリーする。しかし、i-plugが運営する新卒採用サイト『OfferBox』は、企業側が興味を持った学生にオファーを送るシステムだ。学生はOfferBox内にプロフィールや自己PRを登録し、企業からの接触を待つ。他社との違いは、エントリーシートのように画一的な内容ではなく、「ありのままの自分を理解してもらうための情報」をプロフィールとして登録できるという点だ。幼少期から大学時代までのエピソード、普段の活動が伝わる写真や動画、研究スライドなどを使って、履歴書や職務経歴書では推し量れない「人となり」をアピールすることができる。

企業から学生へのオファーは「最大100人まで」という制限があるため、「数打てば当たる」方式は取れない。その分、企業は慎重な姿勢で、学生のバックボーンや人柄、強みなどを十分理解した上で「会いたい」と思う学生を絞り込み、個別にカスタマイズしたメッセージを送る。つまり、面談時点で、互いに一定以上の理解が得られているという仕組みだ。通常版のほか、語学力を有する留学経験者やグローバル学生に向けた『OfferBox Global』、理工系学生が専門知識や研究課題をPRできる『OfferBox Makers』、体育系学生専門の『OfferBox Athlete』も展開している。

また、適性診断の機能によって、企業は自社内で活躍している社員と似た行動特性を持つ学生を見つけることもできる。

「採用・入社がゴールではなく、3年後、5年後、その先まで活躍できるビジョンを持って採用活動、就職活動ができるようにしたい。新卒で就職した学生の3割が3年で離職しているという現実を変えていきたい」と、代表取締役社長・中野智哉は話す。

「基本的な知識があること、そしてその人の行動の基となるパーソナリティや価値観と会社が持つ文化とがフィットすること。それが、組織の中で長く活躍するために重要な要素だと思っています」

「企業と学生」というより「人と人」としてのコミュニケーションの延長線上にあるOfferBoxは、その企業で働く先輩とざっくばらんな話をする感覚に近い。しかも、企業からオファーを受けることによって学生たちは自信をつけ、本来の自分のままで面接に臨むことができる。実際、企業からは「OfferBoxの学生さんたちは、皆元気ですね」と評価されることが多いという。企業側が学生をふるいにかけるという日本の新卒採用のあり方に一石を投じたOfferBoxは、今や3000社以上の企業と約6万5000人の学生が登録する採用サイトとなり、新しい就活の形として定着しつつある。

株式会社 i-plug 代表取締役社長 中野 智哉

Profile

1978年、兵庫県生まれ。2001年、中京大学経営学部経営学科卒業。2012年、グロービス経営大学院大学経営研究科経営専攻修了(MBA)。株式会社インテリジェンス(現:パーソルキャリア)で10年間、求人広告の法人営業、新卒採用面接や新人営業研修など人材採用・教育に関わる業務を経て、2012年4月18日に株式会社i-plugを設立。

Contact

株式会社 i-plug

■大阪オフィス(本社)
大阪市淀川区西中島1-9-20 新中島ビル4F
■東京オフィス

東京都港区東麻布1-4-2 THE WORKERS&CO 601

http://i-plug.co.jp/

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