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情報を一元管理。
不動産業界を
ITで支援する

武蔵株式会社

大田 智一郎Tomoichiro Ota

代表取締役社長

AI導入により、不動産業界に新たな価値を提供

不動産仲介業者の命題は、多くの物件の成約を取ること。そのためには、ユーザーに適した物件をどの会社よりも魅力的に提示し、より多くの問い合わせを獲得する必要がある。しかし、実現するには膨大なデータの収集や分析が求められる。

顧客の目的を実現するため、武蔵ではあらたな試みがスタートした。AIの導入だ。

AI導入によるメリットは大きく3つ。

1つ目は、ポータルサイト掲載時のエラーに素早く対応できることだ。情報登録時にエラーが発生すると、当然ながらその物件情報は掲載されない。しかし、エラーを検知する仕組みを作るには多額の費用がかかるため、エラーに気づかずに機会損失してしまうケースが多いのだという。AI導入後はマルチユース上でエラーがチェックできるようになる。この改善は顧客にとって大きなメリットだ。

2つ目は、ポータルサイト上での反響の可視化。価格、間取り、立地など物件にはさまざまな条件があるが、不動産仲介業者は少しでもその物件がユーザーの目に魅力的に映るよう、テキストや写真に工夫を凝らす。しかし、従来のシステムには、どの物件に問い合わせがあったのかをシステム側から知る手立ては少なかった。AI導入によってマルチユース上で反響が見えるようになれば、効果測定が可能になる。

3つ目は、反響の高い物件データの蓄積。膨大な工数がかかるデータ分析もAIを導入すれば短時間でできる。反響の高い物件をエリア、価格、間取り、その他といったジャンル別に抽出してデータベース化できるメリットは大きい。従来、不動産会社の担当者の経験や勘に頼って掲載していたものが、ストックされたデータを活用することで、客観的な判断が可能になる。

「1社だけではデータベース化は難しいですが、当社では何社ものデータを蓄積できるのが強み。この仕組みによって、ユーザーへのリーチに貢献できればと思います。武蔵が目指すのは、お客様の要望にできるだけ早く対応すること。そして、他社が提供できないサービスを提供することで、お客様の目標達成を実現することです。クライアントというよりはパートナーとして、事業を通して一緒に成長していければと思っています。そのためにも、今は『マルチユースさえ見れば基本的になんでもわかる状態』にできるよう取り組みを続けていきます」

Profile

熊本県天草市生まれ。高校卒業後、ITの専門学校に進学。IT系企業へ就職したのち、リクルートへ転職。リクルートでIT関連情報誌の立ち上げ、住宅情報誌の広告営業を行う。さらに不動産販売会社で経験を積んだ後、1999年に当時の先輩とともに不動産業界向けのシステム開発・販売を行う企業を設立。不動産ポータルサイトを運営するとともに、「マルチユース」の前身となるシステムを提供していた経験から、2006年に事業分割し武蔵株式会社を設立。現在は東京と熊本に拠点を置き、不動産に特化したシステム開発・販売を行う。