仕事も人生も、決めているのはすべて自分

株式会社ピグマ

太田 智文Tomofumi Ota

代表

 目次

大学時代からこだわっていた「働きがい」

「どのようにすれば、人がよりよく働けるか?」

私の大学時代の研究テーマです。言わば、働くモチベーション=「働きがい」について研究していました。

今思うに、これは私自身に働くことへの不安があったからだと思います。働きがいをもって仕事に取り組めるか、一生、働き続けていけるか。学生の時はそんな不安を抱くものですが、私も例外ではありませんでした。そこで、「働きがい」を生む仕組みや構造を理解しておき、仕事に挫折しそうな時などに活用しようと考えていたのです。

もっとも、当時から将来的には起業も視野に入れていたため、今で言うインターンのようなことを自主的にやっていた時期もあります。社長とはどんな仕事かを知るには、実際に体験した方が早いと思ったため、小さな会社の社長にお願いして電話番や鞄持ちといった仕事をさせてもらいました。これはかなり勉強になったと思います。

それでも大学卒業後には大手の教育関連会社に就職し、6年間勤務しました。仕事はとても面白く、まさしく「働きがい」をもって仕事をしていましたが、25歳の時に人生を変えるアクシデントに見舞われました。ある日突然、頭に激痛が走り、即刻入院。脳の髄膜炎とのことでかなり深刻な病状に陥ったのです。一度は葬儀の準備まで考えられたほどでした。幸い治療がうまくいって生還しましたが、死と向き合ったことで「元気になったら、世の中にダイレクトに貢献が感じられる仕事がしたい」という思いを強くしました。

そして、2003年に起業。手元には300万円と小さな部屋に電話、パソコン、新聞だけを用意しただけのスタートでした。当初手がけたのは、インターンシップの学生を企業に紹介する仕事です。電話営業の経験などまったくありませんでしたが、バンバン電話をかけて、少しずつお客様を開拓していきました。その後、新卒の人材紹介、求人媒体の販売、新入社員研修など、次第に事業領域も拡大していきました。

そんな中で6年ほど前に出会ったのが、会社を変革に導く画期的な手法「すごい会議R」というアメリカ発のソリューションです。高い成果を上げている会社には、共通する何らかの仕組みがあるものですが、その「秘伝のタレ」のようなものを駆使し、会議を変えることで会社を変えていこうという手法です。

現在、日本で「働きがいのある会社」にランキングされているトップ10のうち、過半数は「すごい会議R」による学びを実践しています。大学時代から「働きがい」というテーマを考えてきた私にとって、このソリューションを事業とするのは自然の選択でした。

Profile

1974年、兵庫県生まれ。神戸大学経営学部モチベーション専攻。
1997年ベネッセコーポレーション入社。赤ペン先生マネージメント、新規事業の立ち上げの間に、脳膿瘍髄膜炎を発症。復帰後、3年を経て独立。株式会社ピグマを設立。
過去60社を超えるクライアントで、「すごい会議R」を実施。2013年ハワードゴールドマンアワード受賞。趣味はトライアスロンで、毎日ランニングを欠かさない(雨の日は傘を差して走る)。
著書に、『インターンシップで志望の業界・職種に内定する方法』(東洋経済新報社)がある。

Contact

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東京都江戸川区船堀4‐10‐22
http://www.pygma.co.jp/