カンボジア・キリロムの
自然融合型キャンパスから
日本と世界へIT人材を送る

キリロム工科大学

猪塚 武Takeshi Izuka

学長

ネイチャーシティ構想で教育・観光・都市のイノベーションを起こす

2014年、家族とプノンペンに居を移した猪塚は、リゾート開発を開始。大学院生時代に学んだ地球物理学の知識を活かして自ら測量に取り組み、簡易なコテージやキャンプ場、レストランなどを次々と建設、企業向けの研修用リゾートとして事業を開始した。

「リゾート開発を進める中、インフラ整備などを通じて、社員教育をしているうちに、大学構想が生まれたんです。これを体系化して大学を創れば、企業が求める人材を大量に育成できるのではないか。カンボジア人など新興国のリーダーを育て、十分な収入を得られる人材を輩出すれば、日系企業にとっても助けになるのではないかと考えました」

そして猪塚は、キリロムにITを核とした人材教育の場をつくると決意し、KITを設立。

当初はリゾート学園都市の構想を描いていたが、リゾートとして国内外に打ち出すよりも、キリロムの手つかずの自然を活かした学びの場として事業を確立させたいと考えるようになった。

そして、生まれたのが「ネイチャーシティ」というコンセプトだ。

「自然の中に偶然、人が住んでいる」というネイチャーシティの定義にもとづき、木を切らずに、木の位置を測量してからその間に建物をつくり、自然の生態系そのままの中で暮らす。豊かな創造性が重要なIT企業にとって、高い生産性が見込める最適な環境だ。

「KITを自然融合型の国際大学として発展させ、将来は学生とともにインターンも世界中から迎えて、インターンと大学で運営する学園都市を創造します。10年後には国内外問わず1万人の学生を受け入れる計画。『vキリロムネイチャーシティ』として、新しい教育の在り方を追求し、観光や都市開発にイノベーションを起こしていきます」

キリロム工科大学 学長 猪塚 武

インタビュアーの目線

「ゼロから1を作るのがベンチャー」と仰るように、新興国・カンボジアで道や橋を造り、家具や炭までも手作りするところから始める猪塚さんは究極のアントレプレナー。専門の物理学はキリロムの開発に、政治家を目指した経験は学長の仕事に活きていると振り返りますが、一貫しているのは「日本を良くするため」「子どもの未来のため」という信念。KITの学生やカリキュラムについて語っておられるときの大きな笑顔が印象的でした。

インタビュー・編集/青木典子高橋奈巳

Profile

1967年、香川県出身。早稲田大学理工学部物理学科、東京工業大学大学院理工学研究科修了。アクセンチュアを経て1998年に株式会社デジタルフォレストを設立。会社を売却後、2010年に日本を離れ、4年間のシンガポール生活を経て、2014年よりプノンペンに移住。 同年、キリロム工科大学を中心とした約1万haの広さの「vキリロムネイチャーシティ」を設立。世界的な起業家組織EO(Entrepreneurs’Organization)の日本支部会長・カンボジア支部会長・アジア理事を務める。2018年4月1日より日本人起業家のグローバルネットワークである一般社団法人WAOJE 代表理事。東京ニュービジネス協議会から2016年国際アントレプレナー賞 最優秀賞 受賞。 VKIRIROM PTE. LTD.は「デロイト 2017年 アジア太平洋地域テクノロジー Fast 500」で28位を獲得(日本・アセアン地域内1位)。

Contact

キリロム工科大学

キリロム工科大学東京事務所

http://kit.edu.kh/jp/
TEL:050-3637-6523

E-mail:info@kit.edu.kh

 

キリロム工科大学

https://www.kirirom.info/