ベンチャー・成長企業
特有の組織課題を
問題の本質から解決する

株式会社JAM

水谷 健彦Takehiko Mizutani

代表取締役社長

社会に「それいいかも」と思われる働き方の実践企業であり続ける

こうした実績を積み重ねながら、事業部門長、取締役と役割を広げていった水谷は、40歳にして組織を離れ、自らの手で会社を興した。それこそが株式会社JAM。この社名は、自社として大切にしたい組織スタイルの象徴として名付けたものだという。

「JAMはジャズ音楽の演奏スタイルである“ジャムセッション”から取った社名です。日本は、経営者や管理職が言わば指揮者のように絶対的な存在の“オーケストラ”組織がほとんど。それが間違いではないけれど、組織と個人のルールがもう少し緩やかな存在があったって良いじゃないですか。だから我々は個人のアドリブや仲間同士の化学反応によって価値を生み出す組織であるべく、この名前を掲げています」

自分たち自身が社会に一石を投じるような価値観であろうとする水谷の考えは、社名以外にも表れている。たとえば、「Dual Workの推奨」。本業・副業という関係ではなく、どちらも主業であるという価値観・働き方を応援しており、現在のメンバーには市議会議員を並行している人や、別の会社を経営している人もいるという。

「たとえばJAMが100名くらいの規模になったとき、メンバーのうち6割がDual Workを実践していたら、自社で働いているだけでは得られない60通りの個性や強みが集まった集団になるはず。そう考えると、なんだかすごく面白い会社だと思うんです。一方で、個人にとっても、自分がやりたいことを自分の意思で決めて進められるのはすごく良い世界ですよね。極端に言えば“欲張りに生きる”ような人生観ですが、私は“欲張り”ってとても素晴らしいことだと思っています。欲張りになれる人はその裏でものすごく努力をしているし、一生懸命だからこそ後悔もしない。とても幸せな生き方ですよね」

自らが体現者として社会に提示すること。そして顧客であるベンチャー・成長企業を支援して“人生を変えるような仕事との出会い”をもっともっと増やしていくこと。それが日本の就労観に変化をもたらすきっかけとなると、水谷は信じている。

インタビュアーの目線

表参道の裏道にあり、自然光が降り注ぐJAMのオフィスで水谷社長の取材は行われました。組織コンサルタントというと堅いイメージがありましたが、撮影が始まるとスタッフからは笑顔がこぼれ、水谷社長も談笑する和やかな雰囲気に。新卒での会社員経験、家業の清算、転職を経て「働く」の意味を見出し、そのよろこびをご自身でつかんだからこそ、悩める企業に寄り添い、リアルな視点からサポートができるのだと納得しきりでした。

インタビュー・編集/高橋奈巳、森田大理

撮影/鈴木愛子

Profile

1973年生まれ、東京都出身。95年に早稲田大学卒業後、株式会社山野楽器に入社。97年に株式会社リクルート人材センター(現:リクルートキャリア)に転じ、企業へ人材を紹介する営業を経験。その後、2001年に株式会社リンクアンドモチベーションへ。2003年に事業部門長、2008年に取締役へ就任。同社の中核事業であるコンサルティング/研修事業において主に首都圏の責任者を務める。2013年に株式会社JAMを設立し、現在に至る。

Contact

株式会社JAM

東京都港区南青山3-4-6 AOYAMA346

http://jam-inc.jp/