目標から逆算すれば、必要なことが見えてくる

株式会社ポジティブドリームパーソンズ 代表取締役社長 杉元 崇将

杉元 崇将Takamasa Sugimoto

株式会社ポジティブドリームパーソンズ

代表取締役社長

2015.03.24

20歳でロールモデルと出会う

私の父は会社員でしたが、父も母も実家は商売をしている家でした。父方は麹(こうじ)作りもする酒蔵。比較的裕福で、そのエリアで初めてテレビを置き、近所中の人が集まってくるような家でした。母方は民宿、今でいうビジネスホテルを営んでいて、たとえ夕飯中でも宿泊客が来れば祖母が走っていってチェックインの手続きをしていました。自分も商売をやりたいという思いは、自然と芽生えていったと思います。

地元福岡で大学生活を送っていた20歳の時、転機が訪れました。アルバイト先のバーのお客様に、広告代理店を経営されているという男性がいらっしゃいました。その人の身なり、私への接し方、友人たちとの関係など、すべてにおいて素晴らしく、素敵な方だと思いました。アルバイト中に話をするようになると、「これから中洲でラーメンを食べるから」と外にも誘われるようになり、大人の会話に加えていただくのは、楽しい時間でした。

まだインターネットはなく、世の中にどんな起業家がいるのか、またどんな事業があるのかも分からなかったのですが、ただ目の前のその男性に大きな憧れを抱き、この人のようになりたいと思ったのです。その方が会社を作ったのが28歳の時だと聞き、私もそうしようと決心しました

目標から逆算して就職

「28歳で起業」と決めてすぐに、就職活動の時期となりました。自分の目標から逆算して最も勉強になる会社に入ることにして、最終的にイトーキに決めました。イトーキは100周年にあたり株式上場するステージにあり、企業の上場前後を経験できることにまず魅力を感じました。

それともう一つ、面接の最終段階で社長や役員から、日本のオフィス環境を変えるイノベーターになるというビジョンを聞き、共感したことも決め手となりました。当時はグレーカラーの画一的な机や椅子のオフィスが一般的でしたが、知的ワーカーのモチベーションを上げるなど、欧米企業のようなオフィスカルチャーを作っていくというのです。

面接では、自分は将来起業を考えていることと、ビジョンに共感したことを伝えました。

入社後すぐに河口湖でオリエンテーションがあり、そこでも人事の責任者に、自分は将来起業したいこと、新しいオフィスカルチャーを作るという話に共感したから入社したこと、それに関わる部署に入りたいことについてずいぶん語りました。

その甲斐があったのか、私は希望通り新規プロジェクトを企画する部署に配属され、ビッグプロジェクトに参加するようになりました。フジサンケイグループのお台場移転プロジェクトに関する社長プレゼンでも、新人ながら末席に座りわくわくしていました。

入社後1~3年目、つまり20代前半はこうした新しい挑戦に参加して過ごしました。


Profile

1967年生まれ、福岡県出身。福岡大学商学部卒業。1989年に株式会社イトーキに入社し、オフィススペースの空間設計や子会社の経営再建に携わる。1995年、ウエディングベンチャー企業を経て、1997年に株式会社ポジティブドリームパーソンズを設立。現在は「ブライダル専門企業」から「感動創出企業」へ転換し、ウェディング事業の他、ホテル、レストラン、イベント、プランニング、フラワー、コンサルティング事業を展開している。

2012年にグロービス経営大学院を修了(MBA取得)し、翌年2013年、第13回 EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤーのセミファイナリスト選出。2016年7月、若手起業家の世界的ネットワークEO TOKYOの会長に就任予定。

Contact

株式会社ポジティブドリームパーソンズ

〒150-0022
東京都渋谷区恵比寿南1-15-1 A-PLACE恵比寿南ビル3F
TEL:03-5720-8110
URL:http://www.positive.co.jp/

関連書籍のご案内

書籍
「メンター的起業家に訊く 20代に何をする?」

20代だから人生は変えられる。今しかできないことがある。
成長企業のトップ26人に聞く、「いま20代の若者たちは、何をすればいいのか」をまとめたインタビュー集。

ご購入はこちら

週間アクセスランキング