制作業界に新しい経営スタイルを

株式会社 揚羽

湊 剛宏Takahiro Minato

代表取締役社長

 目次

憧れの映像制作会社で気付いた業界の厳しい現実

高校時代から映画が大好きだった私は、「映像で人の心を動かす仕事をしたい」と思っていました。しかし、大学で入部したのはラグビー部。映像からは離れた生活でしたが、テレビのドキュメンタリー番組だけはよく見ていました。

特に好きだったのは、ヨーロッパで作られた番組です。日本の番組とは桁違いにクオリティが高く、特にイギリスのBBCはすばらしい作品を数多く手がけていました。卒業後はBBCに入りたいと思いましたが、英語もままならないのに無理な話です。目標に近づく一歩目としてNHKを受け、採用担当者に気持ちを正直に打ち明けました。「人の心を動かすドキュメンタリー番組を作りたいのですが、御社の作品はまったく面白くありません。何年か御社で番組作りを学んだのち、BBCに行きたいです」若気の至りとはこのことですが、なぜか気に入ってもらえて内々定。しかし、社風などが自分に合わないと感じ、結局リクルート社に入社しました。同社で担当したのは、人材採用、教育、組織に関するコンサルティング営業です。3年ほど働いたら映像関係の会社に転職するつもりでしたが、思いのほか仕事が面白く、結局7年間お世話になりました。

30歳になり、さすがにこれ以上になると未経験での採用は難しくなるだろうと考え、映像制作会社に転職。積年の夢を実現した私は、やる気満々で働きました。想像通り、仕事も最高に面白く、充実した毎日でした。

ところが、一点だけ困ったことがありました。テレビ局や広告代理店などからの下請けが常の映像制作会社は、非常に給料が安いのです。リクルート時代は結構な高給取りだったのですが、年収は一気に200万円まで落ちました。当初は「いずれ上がるだろう」くらいに思っていたのですが、一向に上がる気配はありません。家族4人で暮らすため、預金を切り崩す生活が続きました。

しかし、それもいよいよ厳しくなり独立を決断。2001年に当社を立ち上げました。人材採用などに使用する企業のプロモーションビデオ(PV)の制作から開始しましたが、現在ではグラフィック部門(パンフレットなど)やウェブ部門でも強みを発揮しています。

Profile

1968年、東京都生まれ。早稲田大学社会科学部卒。
1992年株式会社リクルート入社。HRの営業を7年間経験。
1999年テレビドキュメンタリー制作会社に転職。AD、ディレクター、プロデューサーを経て、
2001年株式会社揚羽を設立。
趣味はスキューバダイビング、ラグビー。

Contact

株式会社 揚羽

東京都中央区八丁堀2-12−7 ユニデンビル3F
URL:http://www.ageha.tv/