覚悟と責任を伴った決断が人を成長させる。確認はしても、質問はしない

株式会社マーキュリー 代表取締役 陣 隆浩

陣 隆浩Takahiro Jin

株式会社マーキュリー

代表取締役

2016.04.07

デベロッパーの必需品「マンションサマリ」

当社の主力サービスは「マンションサマリ」という不動産マーケティングシステムです。三菱地所、住友不動産、大京など首都圏のデベロッパー(開発業者)の90%、関西圏、東海圏でも約60%にあたる約350社に導入いただいており、このシステム無くしては開発に支障をきたすと言っていただけるほどの役割を担っています。

どんなシステムかといえば、まずは分譲マンションが売り出される際に作られるパンフレットや価格表を独自のルートで入手します。そしてそれぞれのマンションの販売状況を毎月ヒアリングすることによって、その地域ではどのような階数、間取りのマンションがいくらで売れているのかをデータベース化していきます。このデータがマンション開発では極めて重要なのです。

デベロッパーはマンションを建てる土地を常々探しているわけですが、マンションサマリを見れば、土地の仕入れ価格、マンションの販売価格や平方メートル数、間取りなど、重要な判断ができるのです。今では大手デベロッパーの土地の仕入れなどの稟議書や企画書、提案書には、ほとんどマンションサマリのデータが添付されています。

これだけ業界内で普及したおかげで、新規契約のほとんどが紹介によるものです。人材は不動産業界内で流動することが多いので、当社のサマリを利用していた方が転職先で導入していただくケースも少なくありません。

その他にも「賃貸サマリ」「売買サマリ」「地質サマリ」「統計サマリ」などのサービスをご提供していますが、いずれも先方の倒産やマンション事業からの撤退以外では解約もほとんどないため、当社にとっては極めて安定した、主たる収益源になっています。

野球、ラグビーで活躍後、大学1年で中退&起業

「社員の育成とは自信をつけさせること」というのが私の持論ですが、振り返ってみると私自身は小学生の頃から相当な自信家だったようです。学級委員と生徒会長を歴任しながら、スポーツも得意、それに少し目立ちたがり屋のところもあったと思います。当時、甲子園のアイドルとして持てはやされていた鹿児島実業高等学校の定岡正二さんの活躍に影響されて、私も鹿児島実業に行って野球をすると決めていました。まだ中学で身長もそれほどではなく、9番バッターだったので周囲からは反対されましたが、高校1年生の秋にはベンチ入りし、2年生の春には九州大会の優勝メンバーになっていました。

ところが…いよいよ次は甲子園というときに事件が起こります。野球部に限らず、その頃の体育会は上下関係が厳しく、下級生が先輩から理不尽な扱いを受けることも多くありました。私は正義感から「野球部を改革する!」と、同級生と共に行動を起こそうとしたのですが、結果的にはそれがきっかけで、野球部を辞めざるを得なくなりました。

野球を辞めてからは、遊んでばかり。ある時、先生から「エネルギーを持て余しているならスポーツをやりなさい」と諭され、すでに3年生ながら、以前から興味があったラグビー部に入れてもらいました。その年の鹿児島実業は花園(全国高校ラグビー)に初出場を果たす強豪でしたが、私は不遜にも「国立でプレーする」と公言していました。

当時高校生が国立競技場でプレーできるのは、全国の高校から東軍、西軍のベスト15が選出されて戦う高校東西対抗試合だけでしたが、私はあろうことか、今話題の五郎丸選手と同じ、フルバックとしてベストフィフティーンに選ばれ、更に高校日本代表入りを果たしました。

しかし、その後はラグビー推薦で明治大学へ入ったものの、高2の時から一緒に起業しようと話をしていて既に就職していた親友が「この会社で偉くなるには何年もかかる。自分たちで会社をやろう。オレも会社を辞めるから、お前も大学を辞めろ」と言い出します。推薦で入った大学を、結局6ヵ月で中退。母校には大変なご迷惑をおかけしたと反省しています。


Profile

1986年明治大学を1年で中退し、不動産会社に入社。その6ヵ月後に親友と2人で起業。一時はバブルの波に乗り業績も急上昇しつつも、バブルがはじけあえなく倒産。1996年に再起を懸け、当社の前身となるIT企業に入社するも2年後に倒産。残ったメンバーと会社を設立、2003年3月株式会社マーキュリーの代表取締役に就任。現在は上場を視野に入れながら、「不動産情報革命」をテーマに不動産業界の常識を覆す新たなサービスを展開し、不動産取引に関わる多くの人の満足を創造するべく邁進している。

Contact

株式会社マーキュリー

東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル43F
http://mcury.jp/

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