外国人の「職」「住」ほか
あらゆる困りごとを支援。
外国人の活躍によって
日本社会を活性化させたい

WonderWall株式会社

林 舟之輔Syuunosuke Hayashi

代表取締役

「五輪出場」の夢を断念。代わりに情熱を注げるものを探した

子どもの頃の林は、サッカー、レスリング、空手、習字、バイオリンなど、ありとあらゆる習い事をしたという。この頃、「一番になりたい!」という意識が生まれた。

もっとも打ち込んだのは、2歳から始めた水泳。小学生のときに県大会で優勝、中学時代には全国大会の選手に選ばれ、高校は水泳の強豪校に進学して主将を務めた。しかし3年間いくら努力しても、中3で記録したタイムを超えられなかったという。

「人生で一番つらい時期でしたね。1日の休みもなく、毎日20キロ泳いでいましたが、いくら努力しても報われない。結果につながらないんです。でも、その経験があったから、今どんなに辛いことがあっても頑張り抜くことができています。だって、スポーツではいくら頑張っても結果が出ない場合もありますが、仕事は頑張れば必ず成果が出る。それがうれしくて、仕事に没頭できているのかもしれません」

水泳で日本代表に選ばれるには壁が厚すぎると感じ、断念。子どもの頃からオリンピックを目指して努力し続けてきた情熱を、何か別のものに注ぎたいと考えた。そこで、大学ではトライアスロンに挑戦し、さらにはイベントサークルを立ち上げた。

数百人規模の大型イベントを次々と企画して成功させるうちに、「自分はリーダーとして皆をまとめるのが好きだし、得意だ」と気付いた。そして「社長として事業を一から立ち上げ、皆を巻き込みながら会社を大きくしたい」という想いを抱く。

大学4年生の夏、林は先輩2人とともに起業。通信回線や太陽光発電システムの販売で売り上げを伸ばし、3年で100人規模の会社に成長させた。林自身も、訪問販売営業の最前線で営業スキルを磨き、マネジャー、管理責任者とステップアップ。そして、25歳のときに子会社の社長に就任し、新規事業として飲食店、ネイルサロン、マッサージ店、不動産仲介ショップなど10店を3年半で立ち上げ、軌道に乗せた。

当時の方針は、「何でもやれる集団になろう。100事業を展開すれば『やりたいことが必ずある会社』になる」。ジャンルは問わず、あらゆる事業を企画しては立ち上げた。

しかし、徐々に林は「別の道」を模索し始める。

「店舗経営はとても面白く、やりがいのある仕事でした。でも、ふと思ったんです。もしこの1店が潰れたとしても、社会に与えるインパクトはほとんどないよな……と。じゃあ、自分がこの事業を手がける意味は何だろうか?と、目標を見失ってしまいました。『何でもできる会社』ではなく、『この分野はこの会社を抜きには語れない』というぐらい、社会的に存在意義のある会社を作りたいと思うようになったんです」

林は思い立ったらすぐに動き出したいタイプだ。信頼できる部下とともに独立し、ワンダーウォールの前身となる会社を立ち上げた。しかし、事業内容などは何も決めておらず、手元の資金は50万円のみ。「部下を食べさせるため」に、通信回線事業、ウォーターサーバー事業などさまざまな事業を試しては畳んだ。その後、不動産売買事業が軌道に乗ったことでようやく収益が安定。目標だった「社会的に存在意義のある会社」になるべく、新事業の検討に入った。

「在日外国人向けビジネス」という可能性に気付いたのは、大手人材サービス会社の出身者を経営陣に迎え入れたのがきっかけだった。現在、INNTEGRAの社長を務める吉国雄大だ。吉国のノウハウを活かし、外国人に特化した人材紹介事業に乗り出した。

「人手不足が深刻化している中、外食産業などでは外国人の採用ニーズが顕在化しているのに、競合が極めて少ないことに気付きました。労働力人口の減少の対応策になり得るため、社会的意義も強い。我々が手がけるべきビジネスだと確信したんです」

WonderWall株式会社 代表取締役 林 舟之輔

Profile

1986年静岡県生まれ。日本大学文理学部体育学科卒業。先輩2人と起業し、通信事業部のマネジャーを経て、子会社の代表取締役として、不動産賃貸業、飲食店事業、ネイルサロン事業、リラクゼーション事業、レストランウェディング事業などを手がける。2013年、持株会社の取締役に就任。2014年、株式会社アルテグラホールディングスを創業。2015年に株式会社INTEGRA、2016年にWonderWall株式会社を設立。

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