二兎を追って
二兎を得られる
世の中を創る

株式会社HARES CEO/複業研究家 西村 創一朗

株式会社HARES

西村 創一朗 Soichiro Nishimura

CEO/複業研究家

ランサーズ株式会社 タレント社員

BOOK LAB TOKYO CEO

2017.10.16

仕事と育児の両立、
副業・複業による
「スパイラルキャリア」を支援
企業のエンゲージ経営を推進する
働き方改革の「ドラえもん」

人々が自分らしい生き方を選択できるよう、社会の常識を変える

「二兎を追って二兎を得られる世の中を創る」

複業研究家・西村創一朗が掲げるビジョンだ。

日本社会ではこれまで「終身雇用」「男性は仕事、女性は家庭」といった、二者択一的な生き方が当たり前だったが、そんな時代は過ぎ去った。「仕事」と「子育て」の二兎。本業と複業(副業)の二兎。二兎を得たい個人を支援するとともに、二兎を追うことを認め応援するような社会をつくることを、西村は自身のミッションとしている。

西村は学生時代からNPO法人ファザーリング・ジャパンの理事として、父親が仕事と育児を両立して楽しめるような「父親支援」「男性の意識改革」に取り組んできた。

また、代表を務める株式会社HARES(ヘアーズ)では、副業・複業に興味がある人のためのオンラインサロン「HARES COLLEGE」を主宰。複業に関するノウハウや複業家へのインタビューといった情報を提供するほか、交流イベントも開催している。

しかし、個人が「二兎を追う」生き方を望んでも、それを認めない企業が大多数を占めるのが現状だ。「イクメン」という言葉が浸透し、会社員男性へのアンケートで「育児休暇を取りたい」という男性が70%近くに達する結果が出ている一方、実際に育休を取っている男性は3%にも満たない。副業についても禁止している企業が多く、社会人大学院に通うことさえ、会社に内緒にしている人が多いのだという。

「自分らしく生きることが、社則や職場環境によって阻害されている。そんな現状を変えたいんです。そのために、経営のあり方そのものから考え直す必要があると思っています」

HARESでは、企業に対し、採用や働き方改革のコンサルティング、BtoBマーケティング支援なども行っている。その中で、「副業禁止規定をなくす」「男性の育休取得率の向上」「時間と場所に縛られない働き方の創出」といった取り組みを推奨している。

これらは一見、社員だけにメリットがある「福利厚生」と思われがちだ。しかし、実のところ、企業の「成長戦略」としても有効であると、西村は言う。

「今、利益を挙げて伸びている会社と行き詰まっている会社。分かれ目は何かというと、『エンゲージメント』が高いか低いか、なんです」

西村 創一朗

企業を成長に導く「エンゲージメント経営」を支援

エンゲージメントとは「つながり」の意。人事分野では、企業と社員の関係性を示す。エンゲージメントが高いということは、社員の会社に対する「愛着」「思い入れ」が深く、さらには「会社と個人が双方の成長に貢献し合う関係」が築かれている状態といえる。

「『イントラパーソナル・ダイバーシティ(個人内の価値観の多様化)』という言葉があります。つまり、会社以外に家庭やそれ以外の第3の社会活動の場――副業、趣味、ボランティアなど複数の拠点を持って活動することです。そのように個人の中で多様性を持つことがイノベーションを生み、成長につながり、ひいては会社への貢献にもつながる。だから会社としては、個人の価値観の多様化を支援することで、エンゲージメントが高い組織をつくることができるわけです。そして、従業員エンゲージメントをスコア化した『eNPS』という指標があるのですが、このスコアが上がると、次は『NPS』=顧客ロイヤリティ(企業やブランドへの愛着・信頼)が上がると言われています。つまり、中長期的に会社の利益や成長につながるんです。僕が目指すのは、そんな好循環を創り出すことです」

これに気付いた企業では、仕事と育児の両立支援制度や働き方改革に取り組む一方、「副業解禁」にも目を向けつつある。西村が開催する「副業解禁セミナー」には、今、大手企業の人事担当者が押し寄せているのだ。IT・Web業界などの先進的なベンチャー企業ではいち早く「副業解禁」を打ち出し、すでに効果を挙げているケースが見られるが、2017年に入り、その取り組みが幅広い業種の大手にも広がってきたという。

「エンゲージメント経営」を推進するために、西村はさまざまな角度から提案やサービス提供を行っている。長時間労働削減の施策、リモートワークの仕組みづくり、コミュニケーションの活性化・迅速化のためのチャットツールや従業員同士の関係向上を促進するツールの導入など、数多くの引き出しからその企業に適したものを提供する。

「僕は、働き方改革の『ドラえもん』でありたい。100社あれば、100通りの課題がありますから」

以前はリクルートキャリアに在籍し、人材ビジネスや自社の採用に携わってきた西村。その経験を活かした採用コンサルティングにも強みを持つ。

特に西村が推奨するのが、「リファラル・リクルーティング」だ。これは自社の社員や内定者に別の人材を紹介・推薦してもらう採用手法。人と人とのつながりがベースにあるため、自社の魅力を伝えやすく、社風とマッチする人材を呼び込む効果がある。西村は、リクルートキャリア時代に採用担当としてこの手法を導入し、確かな手ごたえを得た。通常は1人あたり100万~150万円かかるといわれる採用単価もわずか数万円に抑えられ、大幅な採用コストカットが可能な手法だ。

西村 創一朗

Profile

1988年生まれ。当時19歳の頃に長男が誕生し、学生パパとなる。その後、2009年よりNPO法人ファザーリング・ジャパンに参画し、現在は最年少理事を務める。

大学卒業後、2011年に新卒でリクルートキャリアに入社。MVP受賞歴多数。本業の傍ら2015年に株式会社HARESを創業し、仕事、子育て、社外活動などパラレルキャリアの実践者として活動を続けた後、第三子となる長女の誕生を機に「通勤をなくす」ことを決め、2017年1月に独立。独立後は「週休3日」で家族と過ごす時間を倍増させながら、複業研究家として、働き方改革の専門家として個人・企業・政府向けにコンサルティングを行う。講演・セミナー実績多数。2017年9月より「我が国産業における人材力強化に向けた研究会」(経済産業省)の委員を務める。

Contact

株式会社HARES

株式会社HARES 公式サイト

http://hares.jp/company/

 BOOK LAB TOKYO

東京都渋谷区道玄坂 2-10-7 新大宗ビル1号館 2F

http://booklabtokyo.com/

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