「嫌われる個性」と 利他の精神で ベンチャー企業の 夢の実現をサポートする

SHGホールディングス株式会社 代表取締役

早川 周作Shusaku Hayakawa

人のために働けば、いつか自分に返ってくる

「ベンチャーの味方でありたい」という信念には、家業の倒産と実父の蒸発という、多感な高校時代には重すぎる経験が大きく影響している。

「ほぼ一人で会社を背負っていた父は、二度目の不渡りを出した日にふらっと外に出て行って、それきり戻ってきませんでした。父には、追い込まれたときに助けを求める相手がいなかったんです」

家財のすべてを失い、すがる思いで相談に行った役所では、冷たい言葉ですげなく追い返された。無理心中寸前まで追い込まれた母子を救ってくれたのは、母方の親戚と一人の法律家だけだったという。「頼るものの少ない中小企業を助けてくれるのは、人とのつながりや人の優しさだけだ」――その実感だけが胸に残った。

「自分のためだけに仕事をしていては、万一のことがあっても誰も助けてはくれません。お金と恩義は天下の回りもの。過去の経験から、人のために働けばいつか自分に返ってくると考えるようになりました。私と出会って良かったと思ってもらえるように、すべての人との縁をつないでいきたいと思っています」

 

どん底を脱した早川は、持ち前の前向きさを取り戻し、大学進学を目指して上京。新聞配達で学費を貯めて明治大学法学部へ進学し、級友からの誘いで働き始めた法律事務所でのアルバイトと学生生活の両立で多忙な日々を送った。

 

このとき、ひとつの転機が訪れる。

自らに手を差し伸べてくれた法律家のようになろうと、学生の身でありながら必死に働く早川の姿が投資家の目に留まり、数千万の出資の申し出があったのだ。これを受けて不動産会社を立ち上げた早川は、学生起業家としてみるみるうちに頭角を現す。

その後、育て上げた会社を手放し、政界へ転身。元首相の秘書を2年務めたあと、28歳で国政選挙に出馬するが、惜しくも次点となって経営に復帰する。

 

「敗れはしましたが、国民のために血を流すという利他の精神に間近で触れたことによって、“より強く人のために働く”ということを意識するようになりました」

SHGホールディングス株式会社 代表取締役  早川周作

Profile

大学受験を目前に家業が倒産し、父が蒸発。アルバイトで学費を貯めて明治大学法学部へ進学し、学生起業家として数多くの会社の経営に参画。その後、元首相の秘書として2年間勉強し、28歳で国政選挙に出馬。次点となって経営者に戻ってからは、日本最大級の経営者交流会を全国で開催するほか、弁護士、行政書士、公認会計士、税理士、社労士、その他の専門家と連携して 約 90 社のベンチャーで法務・財務・営業支援などを指揮。「日本のベンチャーを育てる」を原点に活動する。

現在は飲食事業などを運営する SHG ホールディングス株式会社代表取締役、南青山リーダーズ株式会社取締役、株式会社スキャる執行役員などを兼務。また2018年2月には、国内初の卓球プロリーグ・Tリーグに参戦する「琉球アスティーダ」を運営する琉球アスティーダスポーツクラブ株式会社代表取締役に就任。月の半分を過ごす沖縄の地域貢献や琉球大学でも教鞭をとるなど、誰もが等しく夢を持てる社会の実現を目指す。

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