世界に向けた商品プロモーションを成功に導くスタッフを育てる

株式会社インジェスター

馬場園 奨Sho Babazono

通訳ユニット ユニットディレクター

日本のメーカーやブランドの「世界への発信」を人材力で支援

世界の玄関口・成田空港の免税店で外国人客に対応し、販売を促進する――その役割を担っているのがインジェスターの通訳ユニットだ。馬場園奨はディレクターとして、200名に上る通訳スタッフを統括するほか、免税店で商品を販売するメーカーとの折衝を行っている。

大学時代、国際関係学を学んでいた馬場園。卒業後、保険会社に幹部候補生として入社したものの、「本来自分が興味のある分野はここではない」と転職を決意。グローバルな環境で働きたいという希望に合う会社を探し、インジェスターに関心を持った。いろいろな国の人が働いているオフィスの様子を見て「面白そう」と思った。

「社長の呉と食事する機会を設けてもらったんですが、その席で『オリンピック開催地の近隣に“ゆるキャラタウン”を作り、オリンピック後の外国人観光客の来日促進につなげたい』という自分のアイデアを話したんです。そのとき、呉社長が私のような若造の話、しかも奇抜な発想を馬鹿にせず、熱心に耳を傾けてくれたことにとても感動して。そうした風土のある会社ならばと、入社を決めたんです」

入社後すぐに成田空港の通訳ユニットのディレクターに就任。馬場園以外はすべて韓国人や中国人スタッフという環境だ。ユニットの構成は、プロモーターと呼ばれる免税店での単発の商品プロモーションに関わるスタッフが半数、残りの半数は常勤の免税店の販売スタッフ。馬場園は主に、免税店に商品を卸しているメーカーとプロモーターの懸け橋の役割を務めている。

メーカーは、商品のプロモーション活動によって売上アップを図りたい。売上が伸びれば、その商品を扱う店舗数が増えたり、好立地の売り場を確保できたりもする。外国人客の認知が広がれば、世界のマーケットでの販売拡大チャンスにもつながっていく。

「インジェスターのプロモーターの腕次第で、激戦区と言われる免税店での商品の運命が変わると言っても過言ではない。プレッシャーは大きいが、やりがいも大きいですね」

目標達成のためには、スタッフの育成が大きな課題だ。

成田空港に赴任した当時、メーカーから何度もクレームを受ける中国人スタッフがいた。馬場園はそのスタッフとして「何が足りないのか」を探った。そこで「なんとなく売るのではなく、目標の数字を設定して頑張ってみよう」と提案。その結果、そのスタッフの担当商品の売上は170%もアップした。こうしたスタッフの成長を間近で見られることも、この仕事の面白さだ。

「店舗での立ち居振る舞いや礼儀作法といった新人研修は私が担当しています。実は私も留学経験があるので、異国での心もとなさや不安が理解できる。スタッフの心に寄り添えるよう、『日本人ならできて当たり前』というレベルから、もう一段降りて話をします。そうしたフォローを重ねていくとスタッフが自信を持つようになり、メーカーさんから指名をいただけるようになるまでに成長していく。その姿は誇らしいですね。質の高いスタッフを育てることでメーカーさんの期待に応え、スタッフには楽しく安定した仕事を提供する。それが『懸け橋』としての私の使命だと思っています」

スタッフとの会話は日本語だが、その多くは留学生。そもそも価値観も習慣も異なる彼らに対し、どのように伝えれば理解してもらえるかを考え続けてきた。入社から1年。自身のコミュニケーション力が格段に伸びたと、成長の手応えを感じている。

また、化粧品、お菓子、お酒、たばこなど日本を代表するような一流メーカーやブランドの担当者と話をすることも多く、日々刺激を受けることで将来の夢も膨らむ。

「いずれはインジェスターとして、世界に発信できるような商品やサービスを生み出してみたい。“世界の懸け橋となる”という当社の理念を体現するような仕事を創っていきたいです」


インタビュー・編集/三本夕子
撮影/新見和美

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