データを組み合わせて活用し、
「コスト削減」「人材適正化」を実現する

ワークスイッチコンサルティング(パーソルプロセス&テクノロジー株式会社)

宇賀持 志織 Shiori Ugamochi

ゼネラルマネジャー/シニア・コンサルタント

個人の能力に依存しない。「誰でもできる」を実現し、利益拡大へ

「データはたくさん持っているが、使いこなせていない」「『ビッグデータ』というものを業務に役立てたいが、そもそも分析するためのデータがない」。

そんな企業の声に応えているのが宇賀持志織だ。人事、マーケティング、経営企画、調達といったバックオフィス業務において、データを活用することで、コストの大幅削減、人事評価・配属の適正化などを実現させている。「データがない」という企業に対しては、データを収集する仕組みの構築から支援を行う。

例えば人事部門からは、「給与や勤怠のデータはあるが、給与計算や労働時間の管理にしか使っていない。これらを組み合わせることで何かできないか」という相談が多く寄せられる。それに対し、「各社員の残業時間データと評価データを組み合わせて生産性を可視化する」「給与データと残業時間データを組み合わせ、コストシミュレーションを行う」といった提案をし、BI(ビジネス・インテリジェンス)ツールを導入する。

ある大手企業では、Excelスキルに長けた社員が1ヵ月かけて手作業で行っていたデータ分析・レポート作成が、ツール導入により5分程度で完了できるようになった。その社員は分析結果を踏まえた業務改善策の策定や制度設計など、一段上の業務にパワーをかけられるようになったという。また、高年収の社員が行っていたルーティン作業を、派遣スタッフなどに振ることができるようになるケースも多い。

「『この人しかできない』と思われていたこと、ベテラン社員の経験と勘に頼っていたことが、誰にでもできるようになる。それにより、人件費削減はもちろん、人材の最適配置が可能になります。それが利益の拡大へつながります」

また、自社内のデータを組み合わせるだけでなく、「市況データ」と併せて活かす方法もある。成功事例として挙げられるのは「購買・資材調達」だ。あるメーカーでは、価格変動が激しい資材の調達にあたり、以前はベテランバイヤーが自身の経験をもとに購入タイミングを判断していた。しかし、自社データと市況データを組み合わせることで、経験が浅いバイヤーでも「今買うと損か得か」をロジカルに判断できるようになっている。

BIツールは世の中に数多くあるが、パーソルプロセス&テクノロジーが推奨するのが『Tableau(タブロー)』だ。クライアント企業が持つデータを検証し、目的に応じてどういう切り口で分析するかを設計した後、Tableauでダッシュボード(=データを統合して表示する管理画面)を構築する。

「私たちが支援を終えた後も、社員の皆さんがスムーズに分析を継続できる体制を整えています。データ分析を手軽に継続していくために、Tableauは最適。多くのBIツールはシステム部門の専門家が扱いますが、Tableauは、現場の業務担当者が、自分でExcelやPowerPointを操作する感覚で使うことができます」

宇賀持がコンサルティングを行う際、強く意識していることがある。それは、「コストに見合う成果を得られるか」ということだ。流行に乗ってビッグデータ活用を検討する企業が増えているが、データの母数が少ない場合などは、かけたコストに対し期待した成果につながらない可能性が高い。そうした場合は、導入を勧めないのだという。

「企業様の利益を最大化する道を探っていきます。今後は自社データだけでなく、企業間でデータを共有・活用する世界をつくっていきたい。データの相互利用によって各社が成長し、さらにはマーケットや業界全体の発展にもつながるように、支援していきます」


インタビュー・編集/青木典子

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