プロダクトに寄り添った
サウンド制作を実現して
顧客の真のニーズを満たす

株式会社ソレモ

善里 信哉Shinya Yoshisato

代表取締役

ワンストップのサウンド制作をオンラインで提供する

創業以来、会社を順調に拡大させてきた善里。これまでの「サウンドクリエイター」としてではなく「社長」としてサウンド制作に向き合うなかでの葛藤があり、それを乗り越えられたのは、一緒にサウンド制作をするクリエイターの力を信じたからだという。

「サウンドクリエイターとして自分がやりたいことや得意なことでも、制作期間の短さなどの関係で他の人に委ねなければいけない場面がありました。迷いはありましたが、目の前のニーズに応えるためにクリエイターに任せるようにしたんです。たとえば、遊技機サウンドの制作は、なかなか他の人にお願いしづらいと思っていました。しかし、実際に任せてみたら、その人のほうが、私よりもよい音を作ってくれるようになった。そんなふうに執着を捨てて、少しずつ、他のクリエイターと連携して相互補完できるようにしていくほど、さらなるニーズに応えていけるようになり、会社は大きくなっていきましたね」

今後も、「音に特化したサービス」を展開していく。それは、「まだ掘り下げられていない可能性がある」という善里の考えに基づく。

世界中にはあらゆる音が溢れ、誰でも簡単にサウンド制作が可能になった。しかし、「楽曲」や「ボイス」など一つひとつのクオリティは高くても、「プロダクト」に寄り添って、ワンストップで安心してすべてを任せられる会社は少ない。

また、コンテンツのなかで音が背負う役割は大きく、依頼者は「音で失敗したくない」と考え、とりあえず「いつものところ」に依頼することになる。「音は、未だ閉じられた村社会でおこなわれるビジネスなんです」――安心して新しい音に挑める社会にしたいと善里は頭を抱えていた。

そこでソレモでは、業界を超えて、動画をつくる人がいつでも安心してサウンド制作を任せられる仕組みを考えた。そして生まれたのが、見積相談、チェックバック、納品、支払いまでをオンラインで完結できるWebサービスだ。

「動画を送るだけで、ぴったりな音が返ってくる。」

これを利用するユーザーは、インターネットに動画をアップロードするだけで、ソレモ側が動画の中味を把握した上で、最適なプランを提案してくれる。だから、「楽曲」、「効果音」、「ボイス」を別々に分けて依頼をする必要がなく、かつクオリティは担保される仕組みを実現している。それは例えるならスマホだ。かつては携帯音楽端末、電話、インターネット端末がバラバラに存在していたが、スマホの登場でひとつになり、サービスをさらに進化させていった。そんな感覚に近い。

「誰でも安心してサービスを利用できるようにしたい。スマホもサイネージも動画が溢れていく。スマートスピーカーも普及していく。これからの時代は、あらゆるシーンに、そこでしか味わえない音が求められていきます。だからこそソレモは、『プロダクトに寄り添い、ニーズに応える』サウンドプロダクションを目指しているんです」

インタビュアーの目線

インタビュー中、「お客様のニーズに応えるサウンドを作りたい」と繰り返しおっしゃっていた善里社長。サウンド制作と聞くと、「自分の作品」にこだわりを持つクリエイターが多いイメージですが、善里社長はそうではなく、「どうしたらお客様に喜んでもらえるサウンド制作ができるのか?」を見つめていると感じました。その姿勢が、クリエイターが「ソレモのサウンド制作をサポートしたい」と感じる理由なのでしょう。

インタビュー・編集/流石香織

撮影/新見和美

Profile

立命館大学文学部 人文総合科学学科卒。2002年にサウンドクリエイターとして株式会社 平和に入社。その後 株式会社バンダイナムコゲームスを経て、株式会社ソレモを設立。クリエイティヴで新しいサウンドを世界に発信している。

Contact

株式会社ソレモ

東京都江東区青海2-7-4 the SOHO 1225号室

http://www.soremo.jp/