選択制401kで会社の税金と社会保険料が軽減

株式会社ニュートラル・ホールディングス 代表取締役CEO 古館 伸二

古館 伸二Shinji Furutachi

株式会社ニュートラル・ホールディングス

代表取締役CEO

2015.04.26

中小企業こそ、401kの導入をすべき

401k(確定拠出年金)は2001年に確定拠出年金法が施行されてスタートした制度です。その仕組みは、拠出された掛金を個人ごとに積み立て、掛金とその運用益の合計額をもとに将来受け取れる年金額などが決定されます。会社が契約者となって契約をしますが、運用は加入者個人個人の自己責任のもとに行われ、その実績次第で、将来受け取る年金額が変わることなどが特徴です。

確定拠出年金制度の中でも、給与からどのくらいを拠出するか(毎月いくら掛金として支払うか)を社員一人一人が選択できるタイプの制度があり、これを「選択制確定拠出年金制度(選択制401k)」と言います。つまり、選択制401kとは、企業が契約者になって、従業員の自主的な努力による年金資産の構築を支援するための賃金体系の仕組みであり、従業員は、給与の一定額について、現在受け取るのか、将来受け取るのかを選択することができる、というものです。

この選択制401kは、企業にとっても従業員にとっても非常にメリットがある便利な制度ですが、これまでは、その導入や手続きの手間と、導入コストがかかることなどから、中小企業への導入が遅れており、主に大企業が活用する制度というイメージが強い部分がありました。しかし、この制度は中小企業にとっても大きなメリットがありますから、活用しないのは非常に勿体ないのです。

会社や従業員にとっての導入メリット

実際にどのようなメリットがあるのか、ひとことで言うと「選択制401kは、社員の資産形成を促すと同時に、会社の社会保険料も軽減できる」ということになります。つまり会社にとっても従業員にとっても、双方共にメリットがあります。

会社・従業員共にメリットとなることとして、次のものがあります。

①社会保険料を軽減(節税になる)。

②福利厚生の充実によって企業イメージや人材採用力がアップ。

加えて、従業員には次のようなメリットもあります。

①所得税・住民税の軽減による手取り所得が増加。

②運用益は非課税扱い。

③福利厚生制度充実による安心感と士気力アップ。

会社の財務改善をするための対策には色々な手段がありますが、殆どが会社だけのメリットしか得られないものが多い中で、「選択制401k」のように、従業員にも大きなメリットがあるような対策は、他にはなかなかありません。

古館 伸二

インタビュアーの目線

時代の流れを敏感にキャッチして、保険ショップや住宅ローン、中小企業向けの選択制確定拠出年金制度など、新しいしくみを積極果敢に導入していく古館さんの先見性と行動力にはいつも頭が下がる思いです。その原動力となっているのは心の奥に秘めた熱い情熱。今日も熱いトークで私もたくさんの刺激をいただきました。

書籍「小さな会社のための「お金の参考書」 」から掲載】


Profile

佐賀県出身。
自動車販売業界を経て保険業界に。販売代理から購買代理をコンセプトにした来店型保険ショップ「Dr. ほけん」を九州で最初に展開。「選択制確定拠出型年金」「住宅ローン」「資産運用」「不動産」「信託業務」を行うグループ会社を率い、日本では一般的な、保険に偏った提案をせずトータル的な提案を目指す。

信条は、日本人にもっとお金のことを知ってもらうこととどこまでも中立であり続けることだ!

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福岡県福岡市博多区博多駅前 3-4-8 ダヴィンチ博多シティ4F
tel. 092-412-5300 fax. 092-412-5858
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