経営の大局を見て、センターピンを見極める

株式会社アーネストプレイス 代表取締役 一般社団法人 住まい生活支援共済会 理事 古川 真一

古川 真一Shinichi Furukawa

株式会社アーネストプレイス 代表取締役

一般社団法人 住まい生活支援共済会 理事

一般社団法人 社会事業創研 理事

一般社団法人 保険健全化推進機構 理事

2015.04.26

ミクロの視点ではなくマクロな視点で

経営者は会社を経営する上で様々な問題に直面します。将来の資金繰りや労使問題、売上アップのための様々な対策など、こうした、経営上の解決すべき問題への対策手段として、各種の専門家がいたり、多種多様なソリューションも提供されています。

これらのソリューションは、ただ闇雲に導入すればいいわけではなく、どのような経営判断のもとに、どのような手段を選択するかを正しく見極める必要があります。そのためには、目先の結果だけを考えるのではなく、広い視野で大局を見る、という観点で判断をしていくことが大切です。

例えば、決定権者を紹介してもらう場合――。

決定権者に通じるからと、安易に紹介をもらうことは避けなければならないケースもあります。決定権者を紹介してもらうことで、短期的に見れば物事を解決する近道になるかもしれませんが、組織の役割を超えてトップダウンで進めてしまったために、現場からの抵抗に遭うことがあります。

現場の人の心情を思い、トップの影響力を見極め、時期・相談する順番、相談内容、その後の展開等々、紹介一つとっても様々な観点から判断することが大切です。

こうした大局を見るマクロな視点を磨いていくためには、多種多様な立場などの経験値を得ること、また、多様な経験値の持ち主との人脈を持つことがカギとなります。マクロな視点を磨くことで、経営問題の「センターピン」が見極められるようになります。

センターピンとは何か

「センターピン理論」とは、ビジネスを成功させる重要なポイントを、ボウリングのセンターピンに喩えたものです。ボウリングの先頭の真ん中のピンをセンターピンと呼びますが、ボウリングをする際には、まずはセンターピンをきっちり倒していかなければ、他の全てのピンを倒すことが難しくなります。

センターピンを外せばストライクは取れません。逆に、センターピンをしっかり倒せれば全てのピンを倒す確率が高まる――、これはビジネスにおいても同様で、センターピンとなる事柄や人をしっかりと把握して、まずは確実にそこにたどり着くことが成功に繋がる、というのが「センターピン理論」です。

古川 真一

インタビュアーの目線

スマートな印象とは裏腹に「保険の本当の姿を世の中にきちんと伝えていきたい」という熱いハートの持ち主です。それでは、直球勝負のタイプかと思えば、厚生省(現・厚生労働省)の事務次官を経て内閣官房副長官を務められたお父様の影響で築かれた人脈もあり、時に強力な交渉力や折衝力を発揮して人と人との橋渡しに尽力される、腰の強い経営者の一面も。社会に出る前から人脈を築いてきた古川さん、人と人との繋がりを大切にされる姿勢には感心させられます。

書籍「小さな会社のための「お金の参考書」 」から掲載】


Profile

大学卒業後、損保会社に4年間勤めた後、難しいと言われていた保険代理店の企業化・組織化を求め1999年に独立。
保険代理店の組織化への着手と共に、沖縄の学校法人の副理事長・静岡の学校法人の理事・ドイツ系日本企業の代表取締役を歴任。現在は、法人マーケットを中心に活動する東京、店舗展開をする沖縄での保険事業と共に、新事業の支援や沖縄に進出する企業の支援等、活動領域を広げている。

Contact

株式会社アーネストプレイス 代表取締役

〒102-0083
東京都千代田区麹町 3-5-2 ビュレックス麹町7F
Tel. 03-5275-6411 fax. 03-5275-6412
e-mail s-furukawa@earnestplace.com
URL http://www.earnestplace.com/index.html

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