ベンチャー企業と学生の
「ココロをツナグ」
プラットフォームを創出

株式会社アイ・パッション 代表取締役 浅井 慎吾

株式会社アイ・パッション

浅井 慎吾Shingo Asai

代表取締役

2017.08.31

ヒトとの“出会い”を大切にし、
ヒトの成長を実現し、
ヒトの夢を叶える
就活情報サイト『パッションナビ』、
就活イベント『情熱フェスタ』で
企業と学生の縁結びをサポート

その会社、その仕事は自分の人生観に合っているか?

大学生就職意識調査によると、就活生の10人に9人近くが従業員数1000名以上の大手企業を志望している。「安定欲求」が高まっている傾向が見てとれる。しかし、必ずしも大手企業が自分に合うとは限らない。

「社会に出れば、人生のうちの多くの時間を仕事に割くことになる。ただ『お金を稼ぐため』にとどまらず、『仕事でイキイキできるか』『自分らしく成長できるか』という視点で働き方の理想を描くべき」と、株式会社アイ・パッション代表取締役の浅井慎吾は言う。

高齢化が進む日本において「大手企業で定年まで勤める」という選択肢だけではリスクが高いと言わざるをえない。これからの時代、どんな環境でも自分を活かすためには、経営の知識をつけたり、一つの領域でエキスパートになったりすることが重要になるだろう。

アイ・パッションは、1000社のベンチャー企業と就活生をつなぐメディアとイベントを運営している。ベンチャー企業とは、「ゼロから新しい概念や革新的な何かを創り出そうとしている企業」だ。成長を遂げ、株式公開を果たすベンチャー企業も増えている。

「私が特にベンチャー企業にこだわる理由は、新しいものを創造しようとしている経営者ほど、一緒に働くヒトへのこだわりや想い入れが強いと感じているから。だから私たちは、情熱溢れる経営者たちの生の声を伝えることで、学生との出会いを創出したいのです」

同社では、ベンチャー企業を志望する学生のための就活情報サイト『パッションナビ』、日本最大級の社長インタビューサイト『情熱社長』などのメディアで学生に企業を知ってもらい、イベントにて経営者と学生が直接会う機会を創り出す。

『情熱フェスタ』では、学生がその場で経営者にプレゼンを行って自身をPRしたり、『飲ターン』ではお酒を飲みながら普段は聞けない経営者の生の声が聞けたりと、他にはない取り組みが評判を呼び、これまでの5年で500回以上開催してきた。

企業側に対しては、大手にはないそれぞれの企業の魅力を伝えるための採用戦略のコンサルティング、ツール制作支援を行う。

「ほとんどのベンチャー企業は予算が限られていますし、創業したばかりでコストをかけられない企業ももちろんあります。大手企業を顧客にしたほうが当社は儲かるかもしれません(笑)。しかし、日本の99.7%は従業員300名以下のベンチャー・中小企業。採用のミスマッチをなくすことが社会全体の活性化につながると考えています」

就職活動の初期からベンチャー企業を志す学生は、約10人に1人。ベンチャー企業を志望しても、周囲からは「なぜわざわざ不安定な会社に行くの?」と理解されず、志を共有できる仲間がいないことで、孤独を募らせていく学生もいる。しかし、『パッションナビ』での情報収集や『情熱フェスタ』への参加を通じて同じ想いを持った学生と出会い、自身の選択に確信を持てるようになる学生も少なくないという。

ベンチャー企業と学生が出会うことで起きる化学変化を、これまで浅井はいくつも見てきた。意欲の高い人材の成長は、企業の成長スピードをも加速させてしまう。

たった5人でスタートしたある会社では、パッションナビを通じて新卒入社した社員が経営幹部となり、創業8年目に上場を果たした。また、アイ・パッションが主催したベトナム人留学生向けイベントがきっかけでとあるIT企業に入社した留学生が、わずか半年後にベトナム支社長となり、今や社員200人を超える組織を率いている。

「あのときの出会いがなかったら、あのイベントに参加していなかったら、今の自分はいない」――そんな感謝の言葉を聴く度に、浅井はこの事業の意義を強く感じている。

株式会社アイ・パッション 代表取締役浅井 慎吾

ベンチャー企業の経営者が抱く「ヒト」への熱い想いに共感

浅井は起業前、リクルート専属の求人広告代理店に勤務していた。大手企業を中心に担当し、トップセールスとして7年間に約1000社の採用広告を手がけた。

起業につながる転機となったのは、チームリーダーとして新人のアポイントに同行したとき。それまでは主に大手企業を顧客としてきた浅井だったが、このときの訪問先はベンチャー企業の社長だった。「なぜ人材を採用するのか」「この会社をどう成長させたいのか」について、これほどまで熱く、真剣に語る人に出会ったのは初めてだった。以降、ベンチャー企業の社長と付き合う機会が増え、彼らの熱量に強く惹かれていく。

一方で、ベンチャー企業の採用の難しさも痛感させられた。なにしろベンチャー企業には、知名度も、採用ノウハウも、時間もマンパワーもない。「採用のお手伝いをしたい」と思っても、媒体に使えるお金もない。「リクルートのトップセールスでも、ベンチャー企業を救えないんだね」という社長の言葉が、胸に刺さった。

さらに、「仕事には“創る・売る・支える”の3つがある。君は“売る”だけしか経験してないよね」という言葉に突き動かされた。既存の媒体では、ベンチャー企業の採用課題は解決できない。それならば、自分で創り、支えていこうと決意し、アイ・パッションを設立した。

「ベンチャー企業1000社に1万人の雇用創出」――浅井が掲げるビジョンだ。

「高い理想と目標を抱いていながら人材採用の壁にぶつかっているベンチャー企業を救いたい。同時に、就活に苦しむ学生にも救いの手を差し伸べたい。選考通過率33.3%という狭き門の大手企業にチャレンジするも、不採用が続いて自信喪失した結果、ニートやフリーターになってしまう。そうなる前に、ベンチャー企業という選択肢を増やしたいんです」

学生が企業を選ぶ軸としてよく挙げるのは、「先輩社員が魅力的かどうか」だ。大手企業の場合、面接やOB訪問で会えるのは社員のごく一部に過ぎず、憧れを抱いた社員と一緒に働ける確率は低い。しかしベンチャー企業ならば、「この人のようになりたい」と思った社長や先輩と近い環境で働くことができる。最終的には「人」で会社を選んで、失敗する可能性は低いと、浅井は言う。

今も自ら学生に対してキャリア面談を行う浅井は、「この学生にはこの会社が合う」と直感すれば経営者に直接紹介することもある。ベンチャー企業を知り抜いた浅井のマッチング精度は非常に高く、「こんな会社を探していました!」と喜びの声が寄せられるという。

就活イベント『情熱フェスタ』は全国で展開。「うちの地域でもやってほしい!」と開催を希望する声が寄せられ、各地での開催が広がっている。都市部に比べてチャンスが少ない地方の学生に対しても、魅力的な企業との出会いのチャンスを提供していく。

株式会社アイ・パッション 代表取締役浅井 慎吾

Profile

1976年愛知県生まれ。関西大学社会学部を卒業後、リクルート専属広告代理店・株式会社アドプランナーに1999年4月新卒入社。入社2年目からトップセールスを続け、7年間で1000社以上の企業の採用コンサルティングに従事。ベンチャー企業特化型の採用コンサルティング事業を展開するべく2005年に起業決意。2006年8月株式会社アイ・パッション代表取締役就任。「人生に情熱を、働きに熱狂を」をコンセプトに、ベンチャー企業と就活生との出会いを創出する就職サイト「パッションナビ」を展開。レッドフォックス株式会社、株式会社マーケットエンタープライズ、2社の社外取締役を歴任する。

Contact

株式会社アイ・パッション

東京都渋谷区神南1-6-6 OZAWAビル6F

http://www.ipassion.co.jp/

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