仕事とは、社会に貢献するためにある

中央電力株式会社

中村 誠司Seiji Nakamura

代表取締役

人の行く裏に道あり花の山

実験は、会社近くにある24世帯の小さなマンションで行われ、その結果、電気代は実に3割も安くなりました。それからはひたすらマンション事業の拡大に奔走しました。

課題は山積みです。まず、一番のネックとなった受変電設備の費用は、銀行やリース会社と組むことでお客様のご負担もなく、導入できるようになりました。また、当社が電力会社から電気を買い、受変電設備をはじめとする工事も当社の責任で行います。マンションの各家庭と当社が契約して、電気を分配供給し、毎月の料金請求・回収まで、従来は電力会社が請けていた仕事のほとんどを当社が行うのです。電気代請求だけでも膨大な事務作業量になり、システム化も容易ではありません。当初は全社員が手作業でやっていた時期もありました。

また、高圧への切り替えには、マンション所有者全員の賛成が必要です。1戸でも反対する人がいれば、切り替えはできません。説明会を何度も開き、全員総意の賛同をいただいて、初めてスタートできるハードルの高さこそ、最大の難関でした。

入居者が住む前の新築マンションであれば、こんな苦労はありません。電気料金が安くなるという大きなメリットがあるのですから、デベロッパーに営業をかければ、マンションに付加価値がつくため、導入はたやすいでしょう。

しかし私には、人がやりたがらない事業にこそ活路がある、という信念があります。「人の行く裏に道あり花の山」とは、私が証券会社時代に大事にしていた格言で、大勢と同じように動いては本当の成功は望めない、と逆張りを説いています。

そんな信念のもと、当社は既築物件の攻略を選びました。仕事の難易度が高いからこそ、やり遂げた社員に成長が促され、長い目で見れば他社からの参入障しようへき壁になり得る、との判断でした。しんどいところにこそ、成長機会がある。その目論見は的中し、いま当社の業績は急拡大を続け、現在までに約16万世帯、55万人のお客様に電力を供給しています。

中央電力株式会社 代表取締役 中村 誠司

Profile

1968年大阪府生まれ。

京都産業大学経営学部を卒業後、大手証券会社入社。営業として優秀な成績を残すが、「顧客が得する思いを感じてもらえる仕事をしたい」と決意して退職。1993年25歳のときにコスト削減コンサルティング事業を始め、中央電力の前身であるメリックスを創業。関わるすべての人から喜ばれる事業を念頭に、省エネルギー、電気セキュリティ事業を行う。

2003年、日本で初めてマンションの電力一括契約サービス提供を開始。現在、一括受電業界No.1企業として約16万世帯のお客様にご契約いただき、電力サービスを提供している。2013年よりグループ会社を4社とし、2015年6月には日本では16年ぶりとなる、地元(熊本県)主体の地熱発電事業も開業した。2015年3月期におけるグループ総売上160億円を達成。

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