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高島屋シンガポール 食品部門 部長 三田 諭

高島屋シンガポール

三田 諭Satoshi Mita

食品部門 部長

2015.04.02

信頼やブランドを大切にするシンガポールの人々

私は平成2年に高島屋へ入社以来、横浜店に20年間務め、食料品一筋に歩んできました。5年前にシンガポール勤務となり、“デパ地下”といわれる食料品売り場の責任者を務めております。もうかれこれ25年間、高島屋で食料品に携わっていることになりますね。

基本的に日本でも、シンガポールでも、「お客様のために尽くす」という高島屋のポリシーに変わりはありません。富裕層だけがターゲットではなく、来てくださるすべての人がお客様なのです。

ただし、お客様は地域によってマーケットにかなり違いがあります。それを把握するためには、何よりも来店されるお客様を“見て”、実際にお話を“聞いて”、マーケットの違いを判断していくのがベストです。アンケートというのはどうしても誘導的になりがちなのですが、実際にお客様が商品やサービスを喜んでくださったり、「こうだったらいいわね」と感想をおっしゃってくださる内容というのは、大いに役立ちますね。ときにはお叱りを受けることも、とても重要な情報源です。

シンガポールには華僑の人々が多く、“信頼”や“ブランド”をとても大切にされます。オープン当初はそうしたシンガポールの方々と日本人との違いが把握できず、「いつ閉めるのか」といわれるほど苦戦を強いられたものです。実際にいくつもの百貨店が撤退をしていく中、「このままではいけない」と高島屋は大きく発想を転換し、シンガポールならではのマーチャンダイジングを確立したのです。高島屋シンガポールはオープンして22年になりますが、今では「Taka」の愛称で親しまれるほどに成長することができました。

百貨店と生産者が共に作り上げる売り場に

私が一バイヤーとしてお勧めできるのは、商品そのものが良いだけでなく、日本国内でしっかりと競争力を持っている商品です。「日本で競争できないから国外に出る」というのでは、正直難しいですね。もちろん例外はありますが、日本で商売ができない商品は、国外で売れるわけがないというのが基本的な考え方です。

もう一つ大切なのは、高島屋の企業ポリシーと同じ方向を向いている生産者であることです。そのために、私はお会いした方にその商売に至った経緯や、その裏に隠されたストーリーをしっかりとお聞きします。そして、そこで見えてきた思いが高島屋と同じなら、一緒に売り場を作っていけると判断します。加藤さんとは、私共のジャパンフェアにご参加いただいたのがきっかけで出会いました。話のやりとりをしていて、加藤さんは話し上手でありながら、とても聞き上手なんですよね。加藤さんが誠意ある対応をされるということを、お客様もよく見ていらっしゃるのではないでしょうか。

シンガポールの人々は、北海道に対して「憧れ」と言っても過言ではないような想いを持っています。赤道直下のシンガポールに住む人々は、雪を触ったことも、見たこともありません。日本人が“常夏の島ハワイ”に憧れるようなものでしょうか。

また、日本の国民性である“おもてなし”を体験してみたいという思いや、産地から持ってきたものをそのまま頂けるという「食」に対しても、とても関心を持っています。

三田さんと弊社代表・加藤(右)


「北国からの贈り物」

EC事業・食品の卸事業を通じ、北海道の魅力を国内外に発信している
株式会社北国からの贈り物の国内・海外に渡るインタビューを掲載しています。

http://kitaguni.tv/

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