大きなのびしろを持つHOKKAIDO SHOWCASEに期待

高島屋シンガポール

三田 諭Satoshi Mita

食品部門 部長

 目次

信頼やブランドを大切にするシンガポールの人々

私は平成2年に高島屋へ入社以来、横浜店に20年間務め、食料品一筋に歩んできました。5年前にシンガポール勤務となり、“デパ地下”といわれる食料品売り場の責任者を務めております。もうかれこれ25年間、高島屋で食料品に携わっていることになりますね。

基本的に日本でも、シンガポールでも、「お客様のために尽くす」という高島屋のポリシーに変わりはありません。富裕層だけがターゲットではなく、来てくださるすべての人がお客様なのです。

ただし、お客様は地域によってマーケットにかなり違いがあります。それを把握するためには、何よりも来店されるお客様を“見て”、実際にお話を“聞いて”、マーケットの違いを判断していくのがベストです。アンケートというのはどうしても誘導的になりがちなのですが、実際にお客様が商品やサービスを喜んでくださったり、「こうだったらいいわね」と感想をおっしゃってくださる内容というのは、大いに役立ちますね。ときにはお叱りを受けることも、とても重要な情報源です。

シンガポールには華僑の人々が多く、“信頼”や“ブランド”をとても大切にされます。オープン当初はそうしたシンガポールの方々と日本人との違いが把握できず、「いつ閉めるのか」といわれるほど苦戦を強いられたものです。実際にいくつもの百貨店が撤退をしていく中、「このままではいけない」と高島屋は大きく発想を転換し、シンガポールならではのマーチャンダイジングを確立したのです。高島屋シンガポールはオープンして22年になりますが、今では「Taka」の愛称で親しまれるほどに成長することができました。