今はIT革命期。
ワクワクするし、
ITはもっと社会に貢献できる

株式会社Fusic 代表取締役社長 納富 貞嘉

株式会社Fusic

納富 貞嘉Sadayoshi Noutomi

代表取締役社長

2017.09.08

「福岡」であることはこだわり。
福岡から世界へ発信し、
日本をもっと強くする
挑戦すべきは
知的好奇心を刺激され
ワクワクするような仕事

九州随一の技術力を誇り、全国から仕事の依頼が舞い込む

「フクオカベンチャーマーケット大賞」。福岡県ベンチャービジネス支援協議会が、優れたビジネスプランと経営手腕で顕著な実績を挙げた企業や今後の成長が期待できる企業を選出・表彰する賞である。

2017年、大賞を受賞したのが株式会社Fusic(フュージック)。企業のさまざまな事業活動を支えるWebシステム/アプリケーション開発をはじめ、クラウド・IoT・AIなどの最先端技術による事業支援といったIT関連サービスを幅広く展開している。

「技術力の高さと提案力が強み。エンジニアが腕まくりをするような難易度の高い案件が日々持ち込まれます。最近流行りのクラウドコンピューティングの分野でも、僕たちは九州随一の技術力を持っていると自負しています」

代表取締役社長・納富貞嘉は力強く断言する。

クライアント企業は、情報通信系の大手グループもあれば、大学などの教育・研究機関、マスコミ、ベンチャー企業など、規模や業種は幅広い。

九州以外の地域の顧客も多数。「求めるソリューションサービスをWebで探し、Fusicにたどり着いた」と、東京の企業からも依頼が寄せられる。福岡を本拠地としながら、2008年以降、東京オフィスも構えている。

社員のほとんどはエンジニア。一般的に、IT企業のエンジニアは、クライアント先に常駐勤務するケースも多いが、Fusicは「100%自社開発」にこだわっている。また、クライアントと直接取引をし、孫請けのような開発案件は一切受けない。クライアントの顔が見えることに重点を置いているからだ。

「こんなものがあったら便利だよね」という発想から自社独自の開発に取り組み、2017年4月には、IoT開発を加速する仮想デバイス作成サービス『mockmock』をリリースした。このツールは、大手通信会社も導入を検討中だという。

株式会社Fusic 代表取締役社長 納富 貞嘉

福岡は、クリエイティビティが刺激される街

納富がFusicを立ち上げたのは、九州大学大学院生時代。学生時代からの親友で、現在の取締役副社長・浜崎陽一郎とともに起業した。浜崎とは、大学1年からずっと一緒だった。価値観も合い、ともに大学院へ進み、夢や将来を語り合える仲だった。

納富は大学院時代に就職活動をし、数社から内定をもらっていた。けれど、「まったくワクワクしなかった」と、当時を振り返る。いずれも今をときめくような企業だったが、最終面接で話をした面接官たちに対し、「こんなふうになりたい」という憧れの気持ちは湧いてこなかったのだという。

しかも、納富が就職活動をしていた時代は、大企業の倒産、リストラなどが相次いでいた。一流企業に就職して、終身雇用で定年まで勤め上げるという「安定志向」は崩れ去ったと実感したことも、納富を起業へと駆り立てた。

「僕が内定をもらった企業のひとつでは、同期の新入社員が700名ぐらいいました。優秀な人が大勢いて、自分がその会社にとって必要であるという絶対的な理由がないと感じたのです。僕が内定を辞退したところで、701番目だった人が上に繰り上がるだけではないかと。こうして、学生ながら会社を立ち上げることになりましたが、起業への不安はありませんでした。学生の頃にバックパッカーで各地を放浪していた経験もあったせいか、たとえリスクや失敗があったとしても死ぬことはないだろう、と楽観的でしたね(笑)」

起業したての頃は、納富も浜崎も仕事のイロハすらわかっていなかった。それでも、プログラミングの知識を活かすことで、アンケートシステムの開発などの仕事が舞い込むようになった。一流企業の内定を蹴って起業することに反対する大人たちもいたが、一旦決意してからは周囲に応援してくれる人も出てきて、紹介による仕事も増えていった。

福岡で生まれ、ガキ大将の幼少期、文武両道の中学時代、ほろ苦い挫折を味わった高校時代と、ずっと福岡で過ごした。宇宙を専攻できる大学を志すものの、成績が追い付かずにあきらめ、やはり地元福岡にある九州大学の情報系学科を選んだ。

福岡というポテンシャルの高い街で生まれ育ち、起業の地として福岡を選んだことは、「ラッキーだった」と納富は言う。

「福岡は自然も豊かで、食事も美味しく、通勤のストレスもない。交通インフラも整い、都市としての機能性にも優れています。さらに、アジア各国へのアクセスも良い。当社のようにクリエイティブな発想を必要とする会社にとって理想的な環境が、福岡にはあるのです」

株式会社Fusic 代表取締役社長 納富 貞嘉

Profile

1978年、福岡市生まれ。九州大学工学部・大学院システム情報科学府修了。2002年、大学院在学中、友人である浜崎陽一郎(現・取締役副社長)と共にシステム開発事業で起業。

2003年、法人化に伴い、株式会社Fusicを設立。2017年、世界的起業家組織「EO」(Entrepreneurs’ Organization)の福岡チャプター「EO Fukuoka」を立ち上げ、初代会長を務める。

Contact

株式会社Fusic

福岡市中央区天神4-1-7 第3明星ビル6F

https://fusic.co.jp

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