営業をアップデート。
女性と海外人材の
活躍の場を広げる

株式会社 Surpass

石原 亮子Ryoko Ishihara

代表取締役

グローバルで、女性たちの力を引き出し、活かしていきたい

社員数が100名に達し、順調に事業拡大を続ける中で、石原は「アジア」に注目するようになる。

経営者として、以前から優秀な海外人材採用の動向は気にかけていた。しかし聞こえてくるのは「エンジニア採用」の話題ばかりだった。しかし、2018年、マーケティングや営業職を希望している女性人材と接点を持つ機会が訪れる。中国で採用イベントが行われるという情報を入手し、現状をつかむために参加を決めた。

このとき石原は、6年前の出来事を思い出していた。道に迷っている中国人女性を案内したのを機に、その女性と食事を共にするなどして親交を深めたことがあったのだ。就活中だったその女性は、日本への想い入れ、仕事に対する真摯な考え方を語った。別れ際、石原の姿が見えなくなるまでずっとおじぎをしていた姿が目に焼き付いた。

当時は尖閣諸島問題が深刻化し、日本と中国の関係が悪化していた時期。多くの日本人が中国人にマイナスの感情を持っていた。しかし彼女と接したことで、メディアの情報だけで偏見を抱くのではなく、自分の目と感覚で判断するべきだと気付かされたという。

そんな想いを胸に、日本での就業を希望している現地の女性たちと接し、彼女たちの強い想い、秘められたエネルギーを実感。もともと採用する計画はなかったにもかかわらず、内定を出した。今後はアジアを中心とするさまざまな国の女性を自社で育成し、そこで得たノウハウをクライアントにも提供、ひいては人材紹介サービスへと発展させていきたいと考えている。

「日本人のメンバーにとっても、海外人材との協業は大きな刺激となり、学びとなるはず。固定観念や常識に縛られない柔軟な視点や発想を身に付けられると思います。私たちの事業理念である『女性のチカラを活かし、営業をアップデートする』を、グローバルなレベルへと広げていきたいですね」

インタビュアーの目線

「名プレイヤーは名監督にあらず」と言われます。石原さんも起業当初はその言葉通りに挫折を味わったようですが、そこから考えと行動を変えて「名監督」になられたのには敬服するばかりです。取材で訪問した際、オフィス内で行われていた社員同士のミーティングでは、とても活発に意見が飛び交っていました。社内の雰囲気の良さからも、ぶれない理念とビジョンの共有、人を受け入れる心がいかに大切かを実感させられました。

インタビュー・編集/青木典子
撮影/後藤敦司

Profile

1979年、東京都生まれ。2008年に、「営業のあり方を変えたい」という想いで株式会社Surpassを創業し、代表取締役に就任。営業を通して、女性のエンパワーメントを高め、2017年Forbes JAPAN主催の「JAPAN WOMEN AWARD 2017」にて総合ランキング第3位を受賞(従業員数300名未満の部)。LTVを重視した女性による営業アウトソーシングのパイオニア。また、2002年には3ヵ月間世界一周の旅に出て、笑顔とユーモアがあれば国境や人種を越えられることを実感!今までに行った国は50ヵ国以上。

Contact

株式会社 Surpass

東京都品川区西五反田7-20-9 KDX西五反田ビル3F

https://surpass-star.com/