すべては「日本を元気にする」ために

株式会社ネオキャリア

西澤 亮一Ryoichi Nishizawa

代表取締役

業界、社会の「あるべき姿」が見えてきた

「僕はどちらかというとリアリスト(現実主義者)であり、壮大な夢を語るようなタイプじゃない。正直なところ、以前は業界をこうしたい、社会をこう変えたいなんてことはまったく考えていませんでしたね」

しかし、売上百億円を超えたあたりから、業界の課題、社会の問題が自然に見えてくるようになったという。同時に、人材業界でこれまでと同じ戦い方ではトップはとれないと判断。2012年10月、会社の方向性を大きく転換した。成長マーケットを見定めて、そこを掘りに行くことを決意したのだ。

現在、ネオキャリアは、もともと主軸であった人材事業のほか、ヘルスケア、海外、WEB(HR Tech)領域へと事業を展開している。ヘルスケア事業領域では、保育と介護に関連する施設や人材を支援、海外事業領域ではアジアへの展開を図る企業やアジアで働きたい人を支援する。WEB(HR Tech)事業領域ではテクノロジーを活用し、企業の経営や事業戦略に対し、ビッグデータなどの分析にもとづいた支援や提案を行う。

これらの領域は、一見するとバラバラに見える。しかし、ただやみくもに伸びそうなマーケットに手を出しているわけではなく、実はすべて1つの「軸」にもとづいている。

それは「日本を元気にする」という使命感だ。

 

「東京オリンピックが開催される2020年以降、日本という国が下り坂に入ることは皆何となくわかっていて、不安を感じているでしょう。これを改善するためには2つの方法がある。1つは、国の衰退を防ぐために労働力を増やすこと。若者・女性・シニア・外国人・ロボット、この5つの労働因子を活性化することが重要です。そして、もう1つの策は、成長著しいアジアマーケットに『出稼ぎに行く』ということ。日本国内のマーケットは縮小していくけれど、アジアの消費に関しては、2050年には全世界の60%以上を占めると言われています。日本からアジアの果実を獲りに行き、日本に税金を納めれば国力の維持につながる。我々が取り組んでいる事業はすべて、この2つの策を実現させるものなんです。

こうした意義、目的を意識している人材会社やベンチャー企業は、他にはあまりないと僕は思っています。今、なぜ会社をどんどん大きくしているかというと、影響力をより高めて、描いている世界観を本気で実現するため。どんな会社よりも、『マーケットリーダーになる』という使命感と誇りを持って取り組んでいるという自負があります」

先にも触れた通り、西澤は「夢」を描くタイプではない。西澤の目には、練りに練った戦略の先にある「現実的な成果」として、明確なビジョンが映っているようだ。

「レンガを黙々と積む作業をしている人たちがいるとする。『何のためにしているの?』と聞かれたとき、答えは人それぞれでしょう。『命令されたから』『壁を作るため』『建物を作るため』『この町にまだない教会を作るため』『この町の人たちを笑顔にするため』――この中で一番ハッピーなのは最後の人だと思うし、レンガ一つ積む作業も楽しんで、エネルギッシュに取り組めるはず。我々のビジネスは、参加する人たちにとって『日本が元気になる』というビジョンを実感できるものだと思います」

Profile

1978年生まれ。2000年11月、新卒同期9名で株式会社ネオキャリアを設立。2002年、代表取締役に就任。「人材・ヘルスケア・Web・グローバル」領域にて、世界を代表するサービスカンパニーの実現を目指す。2012年より人材紹介を中心とした海外事業をスタート。国内28拠点、海外8ヵ国11拠点へ展開し、従業員数1300名を超えるグループ企業として成長をし続けている。

Contact

株式会社ネオキャリア

東京都新宿区西新宿1-22-2 新宿サンエービル 2階
http://www.neo-career.co.jp/