「思いを形にするチカラ」で
新しい価値観を
市場にもたらす

株式会社Re-mix 代表取締役社長 富永律子

富永 律子Ritsuko Tominaga

株式会社リミックス

代表取締役社長


大手・専門店にはない「ものづくり」で顧客の心を掴む

大手アパレルメーカーが展開する人気服飾雑貨店で、ひときわ目を引くカラフルなお菓子の数々。日本有数の美術館では、水引きが添えられた格調高いミュージアムグッズ。コース料理が自慢のレストランには、食事の余韻を楽しめるようなデザート。

これらをOEM企画・製造しているのが、株式会社リミックス 代表取締役 富永律子である。

リミックスは菓子・雑貨等のOEM商品企画、食に関する企画やプロデュース、コンサルティングから売り場作りまで、とことん「売れる商品づくり」にこだわった企業だ。

コンビニ業界ではチョコレートやクッキーなどのお菓子は週に10個売れたら大ヒットと言われる中で、富永の企画した商品は人気服飾雑貨店40店舗において、1週間で1万個を売り上げた記録も持つ。大手流通チェーンや菓子メーカーの企画担当者たちも注目しているリミックスの顧客店舗で、商品をチェックしたりサンプルを購入したりすることもあるという。

そんなヒットメーカーである富永の最大の強みは「企画力」にある。

「このブランドはお洒落な感じで、このお店ならクスッと笑えるものを、などブランドの特徴に合ったものを的確に提案できることが、最大の強み。それに加え、資材をはじめとした調達能力が高く、コストを抑えて提供できるので、少数ロットにも対応しています。そのため、大手メーカーと折り合いがつかなかった会社さんの要望にもお応えすることができるんです」

完全オーダーメイドの商品を一括納品するというスタイルのため、企画から調達、製造、納品まで全てを任せてもらえることがほとんどだという。時には、富永自らイラストを描き、カッターを使って商品のサンプルイメージを作成することもある。

このオリジナリティが、大手や専門店にはない、唯一無二の商品作りを支えているのだ。

富永の活動は、OEM商品企画だけに留まらない。

持ち前の美的感覚と、食に関する深い造詣を活かし、総菜ブランドのプロデュースや、一流海外ブランドの展示会用スイーツの製作など、多方面で活躍する。

例えば外資系化粧品ブランドの新作発表会。そこでふるまわれるアイスクリームには、主役である赤系のグロスに合わせ、それぞれの色をイメージしたカラーのアイスを制作した。和食レストランのコースのデザートを監修した際には、単品オーダーでの味ではなく、しょうゆ味の後に合うよう細やかな調整を行った。

クライアントからの要望に応えるだけはなく、時には「売れるため」の提案も積極的に行う富永は、徹底したターゲットセグメンテーションと自身の豊かな感性を融合させ、まさに「Re-mix」な商品作りで顧客の心を掴んでいるのだ。

株式会社Re-mix 代表取締役社長 富永 律子

ファッションを通じて培った「感性」と音楽がもたらした「気づき」

富永の感性は、幼少期から磨かれた。5歳の頃から梅田の阪急百貨店に通い、ショーウィンドウや美しい工芸品を眺めて遊ぶおませな子供だった。特にファッションへの関心が高く、リカちゃん人形の洋服が気に入らないからと自分で手作りしていたという。幼くして既に「作り手」としての素養が垣間見える。

小学校高学年になると「an・an」や「ロードショー」などの雑誌を愛読。放課後通っていた音楽英才スクールをさぼって映画を観るなど、大人顔負けのふるまいで周囲を驚かせた。

こうして自分の好きなもの、興味のあることに向き合いながら、美的センスを高めていった富永は、高校2年生の時に音大声楽科への進学を決意する。4歳からピアノを始め、音楽の英才教育を受けて育った富永には、音大進学以外の選択は許されなかったのだ。

そして大学在学中からローランド・ミュージックスクールでピアノ講師として働き始め、やがて入会率・継続率NO.1の売れっ子講師となる。

このピアノ講師時代に学んだことが、現在の仕事にも大いに役立っているという。

「クライアントの要望をくみ取れるようになったのは、講師として指導していた経験が大きいです。

例えば、ポピュラーが好きな人にはポピュラーな曲を教え、クラッシックに飽きてきた人には『同じクラッシック曲でも時代によって弾き方が違うんだよ』と興味を引くなど、生徒がやる気を出せる方法を考えていました。 自分から工夫をすれば、相手のニーズに応えられるということを学んだのです」

「自分がやりたいことを貫くより、相手から求められるものに応えることが、ビジネスの成功に繋がる」――この気づきが、富永の商品企画における絶妙なバランス感覚の礎となっている。

株式会社Re-mix 代表取締役社長 富永 律子

Profile

大阪生まれ。祖父が創業したオリムピア製菓株式会社が子供の頃からの遊び場となる。 4歳からピアノ、17歳から声楽を始める。 相愛大学音楽学部声楽家卒業。大学在学中よりローランド・ミュージック・スクールの講師として、クラッシックピアノからコンピュータミュージックまで教えるほか、テレビCMソング等、歌、ピアノの演奏活動も行う。1999年、日本チョコレート株式会社に入社し、新規営業、商品開発を担当。2002年5月に退職し、同年6月に株式会社リミックスを創業。趣味は料理、旅行。31か国90都市以上を訪問。

Contact

株式会社リミックス

大阪市中央区南本町2-4-11 第一住建本町ビル8F

http://www.re-mix.co/

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