すべての人がそれぞれの
『will』を見つけ
実現できる社会を目指す

株式会社ウィルゲート 代表取締役 小島 梨揮

株式会社ウィルゲート

小島 梨揮Riki Kojima

代表取締役

2017.05.23

企業とユーザーを最適にマッチングする
コンテンツマーケティング事業へ
クラウドソーシング、メディア運営で
新たな価値を生み出す

ワンストップ型のコンテンツマーケティング企業へ

株式会社ウィルゲートはこれまで約3100社に対し、SEO対策を中心とするwebマーケティングサービスを提供。「費用対効果の高いサービス」「親身なコンサルティング」で信頼を獲得し、成長を遂げてきた。

そして近年、ウィルゲートはこれまで培ってきたwebマーケティングノウハウに、機械学習を始めとしたテクノロジー、雑誌社の編集力を組み合わせ、企業とユーザーを最適にマッチングするコンテンツマーケティング事業へと新たな方向に舵を切った。代表取締役の小島梨揮は、その目的を「SEOだけにとどまらず、クライアントごとに価値のあるサービスを提供するマーケティングパートナーになるため」と語る。

「どこの企業も、広告費の高騰、そして競争が激化する中での差別化の難しさに悩んでいます。その課題を解決する新たな方法として、『コンテンツマーケティング』に注目しました。コストをかけて広告を出すのではなく、その企業の個性を活かした『記事コンテンツ』を発信する。これを積み重ねれば、企業にとって資産になり、中長期的なファン獲得にもつながる。費用対効果にも優れていることから、このような取り組みを支援する方向にシフトしました」

その方針のもとに生み出したのが、記事作成特化型クラウドソーシング『サグーワークス』だ。クラウドソーシングとは、インターネット上で不特定多数の人材に対し、業務内容と報酬を提示して仕事の発注を行うもの。通常のクラウドソーシングでは品質に不安が持たれているが、『サグーワークス』では、コンテンツを発信したい企業と記事を作成するライターや専門家の間に立つことで、品質と納期を担保する。サービス開始から4年弱で契約社数は1200社に達し、記事本数は月間5万本を超えた。企業が求める知識・スキルとライターの能力にミスマッチが起きないよう、機械学習をはじめとする技術を活かし、マッチング精度の向上に取り組んでいる。

加えて、出版社と手を結び、メディア事業にも乗り出した。ユーザーがメディアの作り手となり、世の中に発信できる場を創るのが狙い。現在では、主婦を中心に生活の知恵やアイデアを投稿する『暮らしニスタ』、妊娠・出産・子育て情報を発信する『Milly』、新築&リフォーム情報サイト『みんなの家づくり』などのメディアを自社で運営している。

「この市場は今後さらに成長していく。新しい分野なのでまだ正解もない。だから自分たちの手で正解を導き出し、リーディングカンパニーとして市場そのものを創っていきます」

 

株式会社ウィルゲート 代表取締役 小島 梨揮

高3で起業、22歳で1億円の借金を負う

小島は岡山県岡山市で生まれ育った。小学生の頃に夢中になったのはドッジボール。キャプテンとして全国大会への出場、さらには優勝を目指した。チーム一丸となって目標達成を目指すことに喜びを見出したのはこの時期。その価値観は、現在の組織づくりの源にもなっている。共同創業者であり専務取締役の吉岡諒はチームの副キャプテンでもあり、この頃からの仲間だ。

中学ではバスケット部の活動と受験勉強に熱を入れ、慶應義塾高等学校に進学。単身で上京したが、「夢中になれるもの」が見つけられなかった小島は、自分がやりたいことを探るため、本を読み漁った。特に注目したのが、経営者やアスリートなど、何かを成し遂げた人物の本だった。

「彼らがどんな挑戦をしたのか、なぜそこまで本気で頑張れるのかを学ぶ中で、ある共通点を見つけたんです。それは外部環境のせいにしないこと。お金がない、才能がないなんて言い訳はしない。意思を持って、主体的に取り組めば実を結ぶ。そんな姿勢を持てば、自分にも何かできると思ったんです」

高校3年生のとき、文化祭で実行委員を務めた小島は、ITのスキルを身に付けている学生たちがいることを知る。そして世の中では、IT企業の経営者がスポットライトを浴びていた。自分もITの世界にチャレンジしたいという想いが湧き、独学で知識を習得。高校在学中に、アパレル事業を経営する父の助言を受け、海外から商品を仕入れて販売するアパレルのネットショップを立ち上げた。

独自にwebの研究を重ね、半年で月商300万円を売り上げるまでになったが、起業当初は苦戦したという。資金も仕事経験もない中で、webマーケティング支援会社に相談もしたが、親身になってくれる会社はないばかりか、だまされたこともあった。その経験から「自分たちのようにwebでの集客で困っているベンチャー企業の力になりたい」と考え、独自に蓄積したノウハウを活かしてwebを活用した支援事業に移行した。

webマーケティング事業は順調に成長。1年ほどで手応えをつかんだ小島は、個人投資家から出資を受け、事業拡大に乗り出した。社員数は1年で2人から20人以上に増加。しかし、経営状況は悪化し、個人で1億円の借金を抱えることになる。小島は「ウィルゲートショック」と呼ばれるこの出来事について、「自身のマネジメント力の欠如が招いたものだ」と当時を振り返る。

小島は、20歳の自分たちでここまでできたのだから、5年10年の経験を持つプロが加われば、顧客にもっと大きな価値を提供できるはずだと考えた。しかし、入社してきた人たちがいろいろな意見を出してくれても、経営者として明確な方針を示すことができなかったという。年上のメンバーに対し、遠慮して本音を言えないこともあった。「どこに向かっているのかわからない」と、社員の不安は高まり、次々と会社を去っていった。

「率直な想いを伝え、方向性を明確にしなければ、組織は衰退すると気付いた。倒産寸前という局面で、ようやくメンバー一人ひとりと向き合い、本気で話し合いました。今まで以上に苛酷な道のりになるが、一緒に頑張りたい。一緒に変わっていきたい、と」

結果、3分の1ほどが会社にとどまり、約10名の社員で再出発。およそ半年で業績はV字回復を遂げた。以降の人材採用では、経験やスキルではなく、「理念」「想い」を共有できるかどうかを重視した。

ウィルゲートが掲げた経営理念は「一人ひとりの『will』を実現する」。すべての人が自身の「will(意志、想い、やりたいこと)」を見つけ、実現できる社会を理想とし、その取り組みを支援するというものだ。

この理念に共感する仲間が集まってきて、社員数は現在120名以上に拡大している。

株式会社ウィルゲート 代表取締役 小島 梨揮

Profile

1986年岡山県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。小学校の頃からの幼馴染であり、ウィルゲート専務取締役の吉岡諒と共に18歳でインターネットビジネスを開始して、2006年に同社を設立。

設立間もなく組織の内部崩壊によって倒産危機に陥り、自身も1億円の負債を背負うがそれを乗り越えて同社を業界トップクラスの企業へと導く。現在はコンテンツマーケティング事業とメディア事業を手がけ”一人ひとりの意志の実現”を目指す。

Contact

株式会社ウィルゲート

東京都渋谷区渋谷3-12-18 渋谷南東急ビル2F

https://www.willgate.co.jp/

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