アナウンサーとして
インタビュー経験を積み、
「らしさ」を引き出す
力を身に付けた

株式会社トークナビ 研修事業部 講師 小野木 梨衣

株式会社トークナビ

小野木 梨衣Rie Onogi

研修事業部 講師

2017.06.05

リポートした飲食店は400軒以上。好奇心と観察力で「こだわり」を発見

大学卒業後、石川テレビ放送にアナウンサーとして入社した小野木梨衣。5年間、情報番組やグルメ番組のリポーター、ニュース番組のキャスター、映画情報番組のインタビュアーなどとしてキャリアを積んだ。

3年前にフリーアナウンサーに転身後は、ラジオ番組のDJ、テレビのビジネス情報番組での経営者インタビューなど、幅広い分野で「聴く」「伝える」仕事に尽力している。

「私の強みは『好奇心』だと思います。グルメリポートであれば、メニュー・価格・味だけでなく、その背後や周辺にあるものを知りたい。このランチョンマットやカトラリーをなぜ選んだのか、洋食なのに箸を置いているのはなぜか……細かな特徴を発見してそれについて尋ねると、お店の人は『よくぞそこに気付いてくれた!』と喜んでくださいます。話が弾んで、ただ料理を見ただけでは想像できないようなストーリーを聴き出すことができるんです」

小野木がリポートした飲食店は400軒以上。1店舗ごとに、その店のこだわりにフォーカスすることで、その店の魅力をより引き出して伝えてきた。

株式会社トークナビ 研修事業部 講師 小野木梨衣

まず自分から心を開く。準備はするが、想定したシナリオにとらわれない

飲食店の取材の場合、事前に先方と打ち合わせをすることが可能だ。しかし、映画情報番組の場合、取材対象者である映画監督やキャストとの事前打ち合わせはほぼ望めない。しかも、多くの場合は、ごく短い時間内でインタビューを終わらせなくてはならない。指定されたインタビュー時間がわずか2分だったこともある。限られた時間で少しでも有意義な話を引き出すため、事前の準備にはかなりのパワーを注いだ。

紹介する映画を試写で観て、キャスト、ストーリー、映像、メッセージ性など、さまざまな切り口に着目。どこにもっとも見どころがあるのかを探る。さらには、キャストの過去の出演作も複数本鑑賞し、雑誌やWebに掲載されているインタビュー記事もチェックして当日を迎える。

「当日の取材では、私自身の感想をまっすぐ伝えることからスタートします。心がけているのは、まず自分が心を開いて笑顔でお話しすることです。そうすると、不思議とゲストの方も気持ちをオープンにして下さいます」

相手が話しやすいようリラックスできる空間を作る。そして、事前準備で得た情報をもとに、想像力を働かせながら質問を投げかけるのだ。

この姿勢は、相手が誰であっても変わらない。

小野木は2016年より、千葉テレビで毎週土曜日の朝に放送されているビジネス情報番組『ビジネスフラッシュ~企業が輝くとき~』で、さまざまな企業の経営者にインタビューを行っている。企業規模は中小ベンチャーから大手企業まで幅広く、業種も多岐にわたる。

ここでも、経営者の気持ちに寄り添いながら本心を引き出せるよう質問を繰り出すのだが、自分が導きたい方向に誘導することは、決してしない。

その理由は、アナウンサーの職に就いて5年目の春、自分が用意した筋道に執着するあまり、相手を不快にさせるという苦い経験を味わったからだ。このとき、準備や想定は必要だが、それにこだわりすぎると取材に深みが生まれないと学んだ。

「あの頃は、たぶん私自身、『5年も経験を積んでいるから大丈夫』という驕りがあったのだと思います。自分が話を誘導して、想定している着地点にたどり着けばいいと、甘く考えていました。でも、何を聞いても話がうまく交わらない。大失敗でしたね。以来、どんなに準備を重ねても、本番では頭をまっさらな状態にして、その人が心から『話したい』と思っているかどうかを敏感に察知する――それを肝に銘じています。これからも真摯な姿勢で、そして好奇心も決して忘れずに、『聴いて、伝える』仕事に取り組んでいきたいと思います」

株式会社トークナビ 研修事業部 講師 小野木梨衣


株式会社トークナビのメンバーストーリー
株式会社トークナビ 研修事業部 講師 森下阿沙美
森下 阿沙美

株式会社トークナビ
研修事業部 講師

ホスピタリティを 追求した経験を活かし、 「人の想い」を汲んで 伝える役割を担う

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