「わくわく」を引き出す
アイデアを駆使して
日本をもっと輝かせる

株式会社猿

山本 尚宏Naohiro Yamamoto

代表取締役社長

社員一人ひとりにとって「わくわく」できる会社でありたい

国家レベルの視野で「わくわくする」を理念に掲げる山本。その一方では、自社の社員一人ひとりがわくわくしながら仕事をしてほしい、と考えている。実際、社員からは「こんなことにチャレンジしてみたい」というプランが寄せられ、会社にメリットがあればGOサインを出してその社員に任せている。

2歳の子どもを育てている40代のワーキングマザーは、入社してまだ1年、10時~17時の時短勤務でありながら新規事業の立ち上げを担当。「『こうすればいいんじゃないか』を日々考え、どんどん形にしていける。わくわくが止まらない」と笑う。

人事を担当する20代の女性は、面接時に社長から「君は将来どうなりたい?」と問われ、「自分の生き方がそのまま仕事になればいい」と答えた。今は人事担当者として、社員が自己実現できる場所を作れることにやりがいを感じているという。「なぜこの会社で働いているのか」を全員が明確に、堂々と語れる組織作りを目指す。

山本が、「社員がわくわくできる会社」を目指す背景には、日本社会に対する危惧がある。

ある若者が「50歳くらいで死にたい」とつぶやく声を聴いた。自分が老いる頃には年金ももらえない、日本の未来には希望を描けない、と言う。「そんなふうに悲観する若者がいない社会にしなければならない」。強い使命感を抱いている。

山本は折に触れ、司馬遼太郎著『新史 太閤記』の中の秀吉に自分の姿を重ね合わせる。

「秀吉は農民の出。信長に雇われたことで貧乏暮らしから抜け出せた。だから、今でいうブラック企業のような織田家で大変な目に遭っても、信長に忠誠を貫いた。そんな秀吉の生き様に、僕はすごく共感しているんです。じゃあ、僕は誰に忠誠を尽くすのか。もちろん、これまで仕事でお世話になった方々には一生かけて恩返しをしていきますが、さらに辿って行き着くのは『日本』なんです。日本で生まれ、育ててきてもらったからには、日本の発展に少しでも貢献したいと思います」

インタビュアーの目線

天下統一を成し遂げた秀吉のように、常に「国家」レベルの視野で事業の意義・目的を捉えている山本社長。そんな高い視座から、クライアント企業、さらには社員一人ひとりの「わくわく」にまで落とし込んでいくきめ細やかさに驚かされます。注力するTVログ事業の背景には、自身も中学時代、野球部内の人間関係で悩む中、TVを観て笑って気力を取り戻した経験があるのだとか。人とTVの関係をどう発展させていくのか楽しみです。

インタビュー・編集/青木典子
撮影/出島悠宇

 

Profile

1982年、神奈川県生まれ。東京大学中退後、約3年間のフリーター生活を経て、法律事務所に勤務。その後、IT企業・広告代理店での勤務を経験し、2012年より参議院議員・弁護士である丸山和也氏の秘書を務める。2013年、株式会社猿を設立し、代表取締役社長に就任。その他にも、結婚情報サイト「HOW TO MARRY」を運営する株式会社ハウツー、不動産投資の情報サイト「不動産投資の教科書」を運営する株式会社不動産投資の教科書も経営。

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