「わくわく」を引き出す
アイデアを駆使して
日本をもっと輝かせる

株式会社猿

山本 尚宏Naohiro Yamamoto

代表取締役社長

TV番組の口コミサイト
『TVログ』で
日本のエンタメを活性化。
1億人をわくわくさせる。

マーケティング×組織構築サービスで
本当の意味でのクライアントの売上利益に貢献

 目次

『TVログ(ティビログ)』を通じ、TV番組への評価に新たな指標を生み出す

インターネット、SNS、ゲーム……スマホでの手軽な娯楽が増えた昨今、若者の「TV離れ」が起きている。

しかし、「TVには人を元気にする力がある」と、株式会社猿(さる)の代表取締役社長・山本尚宏は力を込める。つらいことがあってもTVを観て笑えば気分が晴れる。頑張っている人の姿を見て、「自分も頑張ろう」と思える。友達とTVの話題で盛り上がれる。そして、ときには「生き方」を教えてくれる――そんなTVの力をもっと活かすことを目的に、2019年春、猿はWebサイト『TVログ(ティビログ)』を立ち上げた。

食事に行くとき、『食べログ』『ぐるなび』などでユーザーの評価やレビューをチェックし、美味しいお店の情報を入手する人は多いだろう。それと同様に、TVや動画配信サービスの番組に対する視聴者の星評価やレビューを見て、面白い番組を見つけられるようにしたのがTVログだ。手始めに「ドラマ」を対象としてスタートした。

TVログでは番組の評価が指標ごとに5つ星で表示される。「自分はこのシーンに感動したけど、皆はどう感じたんだろう」と気になったら、レビューを確認。自分でレビューを書き込めば「いいね!」がつき、自分に共感してくれる人の存在を感じられる。学校の教室や井戸端会議でTVの話をするように、オンライン上で感想を話し合える。

TVログを通じて山本が目指すのは、TV番組に対して、「視聴率」だけではない新たな評価の指標を提案し、「量」ではなく「質」で測れるようにすることだ。

近年、TVの視聴率は伸び悩んでいる。今後、さらに少子高齢化が進む中、番組制作者が視聴率だけを追い求めたとしたら、健康番組や旅番組など高齢者層が好む番組ばかりに偏ってしまうだろう。それではTV番組の多様性が失われ、ひいてはクオリティの低下にもつながる。そこでTVログという場では、現在のTVの視聴率に反映されていないような層――例えばネットサービスや動画配信サイトを主に利用している人、リアルタイムで番組視聴できない人などの意見も反映される評価軸を作りたいと考えているのだ。

「TVというコンテンツに、新たな価値や気付きを生み出す必要があると考えています。今はその『プラットフォーム』といえるものはない。だから僕たちが、TVログを通じてTVの面白さを伝えるプラットフォームの役割を担っていきます」

山本自身も過去にTVに励まされた思い出がある。中学生時代、野球部の仲間たちとの人間関係に悩んだ時期があった。「明日、学校に行きたくない」。そんなとき、TVのバラエティ番組を見て大笑いし、「もう少し頑張ってみようかな」と思えた。

山本がTVログによって実現させたいのは、「1億人をわくわくさせること」だと言う。

「僕が起業したのは、事業を通じてクライアントにも従業員の皆にも幸せになってもらいたいから。そして『幸せ』の定義について考えを巡らせた結果、『自分の未来や取り巻く環境に対して、わくわくできていること』という答えにたどり着いたんです。そして『わくわくする人を増やす』を会社のパーパス(目的)として掲げました。誰もが手軽に見られる巨大メディアであるTVをもっと活性化させれば、日本国民全員をわくわくさせて、幸せを感じる人を増やすことに貢献できるんじゃないか、と思ったんです」

また、「制作者の想いを届けたい」という気持ちもある。ごく一部の人の目にしか触れない深夜枠の番組にも、制作者の熱意が注ぎ込まれ、面白く仕上がっているものがたくさんある。ネットで徐々に口コミが広がってブレイクする番組もあるが、TVログではそんな番組の存在がより早く認知されるようにしたいと、山本は言う。

「TVログでは制作者のストーリーも発信したいと思っています。ドラマの背景にある制作者の意図やこだわりにフォーカスして伝える。そうすれば、そのドラマを観たくなるし、楽しみ方の幅も広がる。多面的にドラマを味わえるようになればいいですね」

ドラマの魅力を伝えるTVログは、制作者側にもメリットをもたらす。いずれは制作サイドがTVログ上で新番組の宣伝を行えるようにする計画だ。

また、企画の一つとして、「○○主演の好きなドラマ」「続編を見たいドラマ」などの人気ランキングも発表。視聴者の生の声を集めることで、制作サイドにとっては次のドラマを企画するにあたってのマーケティングツールにもなり得るだろう。

「これまでにも、大手企業がTV番組の口コミサイトの運営を画策したことがあるようですが、実現していません。広告取引や提携といったしがらみから、全番組を網羅できないからです。僕らのようにフラットな立場のベンチャー企業だからこそ実現できるんです」

Profile

1982年、神奈川県生まれ。東京大学中退後、約3年間のフリーター生活を経て、法律事務所に勤務。その後、IT企業・広告代理店での勤務を経験し、2012年より参議院議員・弁護士である丸山和也氏の秘書を務める。2013年、株式会社猿を設立し、代表取締役社長に就任。その他にも、結婚情報サイト「HOW TO MARRY」を運営する株式会社ハウツー、不動産投資の情報サイト「不動産投資の教科書」を運営する株式会社不動産投資の教科書も経営。

Contact

株式会社猿

東京都港区北青山1-3-6 SIビル青山5F

https://saru.co.jp/