財務の貯水・放水ができる ダム構築が会社を強くする

アセットガーディアン株式会社 代表取締役 内野 道雄

内野 道雄Michio Uchino

アセットガーディアン株式会社

代表取締役

2015.04.26

ダム経営とは

ダムは河川の水をせきとめ、蓄えることによって、季節や天候に左右されることなく、常に必要な一定量の水を使えるようにするものです。そのようなダムの特性を喩えに、経営の神様と謳われる松下幸之助氏が提唱した経営手法が「ダム経営」です。

ダム経営とは、常に一定の余裕をもった経営の在り方であり、ダムのようなバッファーを経営のあらゆる部分に構築することで、内外の情勢の変化に大きな影響を受けることなく、安定的な発展を遂げるための方法論といえます。

決算対策で資金と利益のダムをつくる

会社経営には、経営努力だけではコントロールしきれない「リスク」があります。そのリスクが顕在化した場合、損害を回復させるための多大な資金が必要となることが予想されます。

例えば、「経営者の死亡」はまさに神のみぞ知る事態であり、「火災や賠償責任」は経営努力でリスク回避のための予防措置はできても、完全に防ぐことはできません。そして、リーマンショックや震災といった経済全体の環境悪化や法制度改正、売掛金の未回収、銀行融資環境の変化など、「経営環境の変化」もコントロール不能な外部要因です。このようなリスクを放置することが経営の最大リスクになります。

また、外部環境の変化に伴って生み出される新たなビジネスチャンスも、立ち上げ資金や人材の採用・セールスプロモーション費用など、戦略的な事業投資金を確保しているか否かによって経営に大きな影響を及ぼします。

現行の法人税・課税制度はこのような会社の将来的なリスクを担保しません。だからこそ、決算対策で会社の税引き前利益の一部を「貯水(ストック)」し、必要なときに必要なだけ資金と利益を財務諸表上に「放水」できるよう貯え、「資金と利益のダム」をつくることで、様々なリスクに迅速かつ適切な対応が可能となり、ひいては安定的な発展がかなうのです。

内野 道雄

インタビュアーの目線

人懐っこい笑顔と、好奇心に満ち溢れた目力であっという間に人の懐に入ってしまう内野さん。しかし、保険の話になると表情は真剣そのものに。自分のポリシーとプライドをもって、真摯に保険と向き合っていることがうかがい知れます。また、保険代理店をベンチャー企業として運営している経営センスは業界随一だと思います。

書籍「小さな会社のための「お金の参考書」 」から掲載】


Profile

埼玉県出身。
法政大学卒業後、1993年株式会社内田洋行へ入社、オフィスビルの内装工事・什器類の提案営業を担当。1997年アイエヌジー生命保険株式会社へ転職。代理店の開拓・指導・同行などの経験を経て、2000年にお客様に選ばれる保険流通サービスの実現を目指し、アセットガーディアン株式会社を設立、現在に至る。

Contact

アセットガーディアン株式会社

〒104-0061
東京都中央区銀座 6-14-5 ギンザTS・サンケイビル2F
tel. 03-6226-3000 fax. 03-6226-3001
e-mail uchino@asset-guardian.co.jp
URL http://www.asset-guardian.co.jp

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