ベンチャーとはイノベーションと 笑顔の循環を生み続けるもの

GMOインターネット株式会社

熊谷 正寿Masatoshi Kumagai

代表取締役会長兼社長・グループ代表

チャレンジし続ける人生

当社もこれまで順風満帆に来たわけではありません。400億円の損失を抱え、倒産の危機に直面したこともあります。そのとき、当社の買収に動いていた外資のファンドからは、買収に応じれば百数十億円の資産が私に残るといわれました。もしあのとき、会社を 売却していれば、ホノルルあたりで悠々自適の生活を送ることもできたでしょう。

しかし、当社のために命を懸けてくれている仲間を残して、自分だけが逃げ出すことなど私にはできなかったし、その判断はいまでも正しかったと思います。そんな苦境にある ときも、仲間が一人も辞めず、他の仲間や会社を守るために必死で努力してくれた。苦境を脱することができたのは、ひとえに心強い仲間があったからこそだと思います。

高校中退で、お金も何もなかった私が、いまは上場企業6社のオーナーです。グループ会社は71社、世界中に会社があり、仲間は3777人、お客様の数は何百万件にも及びます。こんなことができたのは、すべて夢の力です。私の行動や意志を支えているのは夢なのです。命を懸けるに値する夢を持ち、本気で取り組むことができたら、とても幸せなことだと思います。夢に向かって、チャレンジし続ける人生を送ってほしいですね。

インタビュアーの目線

有限である命と果てしない夢。だからこそ時間は最大限に有効活用されなければならない。終始、メディアで拝見する笑顔のままに対応される熊谷社長ですが、さすがに従業員数3000人を超えるグループのトップとあって、時間管理、そして自己管理の鬼とお見受けしました。厳しさと笑顔、公私の振れ幅が、これだけ多くの人を惹ひ きつけるのですね。

書籍「10年後に後悔しない働き方 ベンチャー企業という選択 (2014年01月23日 第1刷発行)」から掲載】

Profile

1963年長野県生まれ。
東証一部上場のGMOインターネットを中心に上場6社やGMOクリック証券などを含むグループ71社、スタッフ約3777名を率いる。(2013年11月末時点)「すべての人にインターネット」を合言葉に日本を代表する総合インターネットグループを目指し、Webインフラ・EC事業、インターネットメディア事業、インターネット証券事業、ソーシャル・スマートフォン関連事業を展開。主な受賞歴に、2000年日経ベンチャー「99年ベンチャーオブザイヤー」(新規公開部門2位)、2005年米国ニューズウィーク社「Super CEOs(世界の革新的な経営者10人)」、2013年第38回経済界大賞「優秀経営者賞」などがある。著書に『一冊の手帳で夢は必ずかなう』(かんき出版)、『20代で始める「夢設計図」』(大和書房)など。

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