「資産形成」を主軸に

経営者が事業に専念できる

環境づくりを支援する

EMZ株式会社 EMZ総合会計事務所 代表取締役社長 佐久間 将司

EMZ株式会社 EMZ総合会計事務所

佐久間 将司Masashi Sakuma

代表取締役社長

所長

2017.04.13

監査法人、外資系証券、上場企業執行役員――
幅広い経験を活かし、「ワンストップ」サービスを提供
資格の有無に関わらない人材採用で
顧客満足の向上を追求

資産形成アドバイザリーを主軸に、幅広いサービスを提供

東京・港区に、他とは一線を画す会計事務所がある。公認会計士・税理士・相続診断士の資格を持つ佐久間将司が代表を務めるEMZ株式会社・EMZ総合会計事務所だ。

これまで、大手監査法人、会計事務所、外資系証券、上場企業の執行役員――と、幅広いキャリアを積んできた佐久間。それらの経験を活かし「お金に関することなら何でも頼れる組織を作りたい」と、2009年に立ち上げた。

社名の意は「Energize Management Zeal」=「経営陣の熱意を活性化する」。経営陣が事業運営によりいっそう専念できる環境を整えるため、財務・税務などの面から支えたいという想いを込めた。

会計、税務、財務のアドバイザリーサービスのほか、労務・人事関連や登記のサービスまで幅広くカバーし、顧客に「ワンストップ」の利便性を提供している。

幅広いサービスを揃える中でも、特に強みとしているのが、資産家への資産形成アドバイスだ。代々続く老舗企業の経営者、開業医、財を成した若手ITベンチャーの社長などに対し、公私に渡ってお金に関する悩みを解決する。

例えば、毎月経営会議に出席して会社の現状を知り、現社長の悩み、先代社長の想いなどに耳を傾ける。それらを受け止めた上で、事業継続・発展のために最適な方法を考え、相続や節税対策、資産形成の提案を行い、実行していくのだ。

また、資産は「持っている人」と「動かせる人」が異なる場合もある。双方の間に立ち、調整役を務めることもある。

経営者には、独特の仕事観・スタンス・悩みといったものがある。金融・会計の知識やスキルだけでは、経営者の立場になって考え、理解するのはなかなか難しい。その点、佐久間は事業会社に勤務した経験があり、経営者のそばで働いてきた。経営者がどんな視点でものごとを考え、感じているのかを体感できたことが、今の資産形成アドバイザリーの仕事に大きく役立っている。

2012年には、香港に子会社を立ち上げた。中小企業が海外に進出する際に直面する障壁を取り払い、事業化をサポートするためだ。資金力と人員に限りのある中小企業にとって、言語も法律も商慣習も異なる国・地域でビジネスを始めるのは、容易なことではない。そのため、事務所やビジネスパートナー探しといった役割も担い、サポートしている。

昨今、企業の海外進出を支援する会計事務所は増えているが、現地に拠点を構え、スタッフ採用まで行っている事務所は稀有な存在といえる。「会計事務所がそこまでやるか⁉」と驚かれることも多いが、佐久間にとっては顧客を支援する手段の一つとして、ごく自然な決断だった。

「悩んでいる人に対して、話を聞いたり、提案したりすること自体は、そんなに難しいことではありません。提案を実行に移し、ハンズオンで一緒に作り上げて、喜んでいただけることが難しい。だからこそ、やりがいを感じます」

EMZ株式会社 代表取締役社長 EMZ総合会計事務所 所長 佐久間 将司

4回の転職で、それぞれに異なる文化・業務を体験

人に寄り添うことを信条としている佐久間だが、若い頃は好き嫌いが激しく、あまのじゃくでわがままだったという。流行りものについて調べはするものの、自分なりの見解を持つだけで、乗ることなく終える。学校でも、集団行動は苦手だった。

高校に入ると、自分より優秀な人がたくさんいた。大学受験では第一志望への合格が叶わなかった。そんな挫折を機に、30歳までにやり遂げたいことを3つ掲げた。「資格を取ること」「ビジネススクールを卒業すること」「外資系金融機関に入ること」だ。

「今思うと、安っぽいですよね(笑)。外見ばかりを気にして、中身がない。コンプレックスを払拭するために、ステイタスで武装する発想でした」

白黒はっきりしていてわかりやすいものが好きだったことから、「数字」を扱う会計の道に進んだ。

就職を考える頃になると、わがままゆえに和を重んじる日本社会には溶け込めないのでは…と心配した母親から「大きい組織で、人と協調して働くことを経験しなさい」と言われた。そんなものかな、と意見を受け入れ、大手監査法人であるトーマツに入った。

しかし、予想通り、やはり大手の組織にはなじめなかった。決められたルールに従うことや、守るべきことを拒否したわけではない。ただ、「みんなと同じことをしていたら、独自性や特殊性がなくなってしまうのでは」という焦りが常にあったという。

起業に至るまで、佐久間は4回転職を繰り返している。1回目は会計事務所に転職。2・3回目の転職先は、目標の一つだった外資系金融機関だった。HSBC証券投資銀行部門、その後、JPモルガン証券投資銀行本部へ。ハードな環境の中、限られた時間で最大限の情報収集をして提案する力、単発の案件にもひとつずつ丁寧に向き合う姿勢が身に付いた。

また、日本と欧米の金融文化の違いを肌身に感じる中で、「人生、お金じゃない」という自身の価値観に気付く。「死ぬまでやっていきたい仕事ではない」という結論を出し、4回目の転職をした。

「僕は、この人についていきたい、この人のために仕事をしたいと思える人を探す傾向にあります。2社目の東京共同会計事務所の内山代表、5社目のフィールズ株式会社の山本社長がそうでした。懐が深く、『俺が全部面倒みるから、やってみろよ』という気概のある人たちです。当時の僕は生意気だったので、人からよく説教されたものですが、内山さんは僕の話をじっくり聞き、受け止めてくれました。山本さんは、『俺と一緒にいたら、いいことあるぜ』という感じがしました。この人たちと一緒に働いたら、得られるものが多いと直感しましたね。実際、自分にないものばかりを持っている方々で、勉強の毎日でした」

「将来、自分もこんな風になりたい」と思える上司と共に仕事をする中で、好き嫌いやステイタス武装といった価値観は消え去った。代わりに、顧客に寄り添うスタンス、「必ずやり遂げる」という気持ちが強くなっていった。

それと同時に、起業への想いも芽生えてきた。元来のあまのじゃくな性格が頭をもたげてきたのだ。サラリーマンとして、人よりも高い給料、執行役員という高い地位を得ているが、それに甘えている自分が嫌だった。

そんなとき、山本社長から「お前、失うものあるのか?俺はないけど」という言葉を投げかけられた。しばらく考え込み、「考えるくらいだから、自分にも失うものはないんだな」と腹を決めた。

EMZ株式会社 代表取締役社長 EMZ総合会計事務所 所長 佐久間 将司

Profile

1972年東京都生まれ。
1996年3月、慶應義塾大学卒業、監査法人トーマツに入社、監査業務に従事。1997年1月、東京共同会計事務所にて、証券化、デリバティブ商品のコンサルティングに従事。1999年5月、HSBC証券投資銀行部門、JPモルガン証券投資銀行本部にて、上場企業のM&A、資金調達、IR等に従事。2004年11月、フィールズ株式会社にて、M&A、グループ戦略、IR、資本政策等に執行役員として従事。2009年3月、EMZ(エムズ)株式会社代表取締役社長に就任後、EMZ(エムズ)税理士法人を設立。税務顧問、経理アウトソース、労務管理等のワンストップサービスを展開。2012年12月、EMZ ASIA HOLDINGS(香港)のManaging Directorに就任。海外法人設立・口座開設・進出支援・PBサービスを展開。

Contact

EMZ株式会社 EMZ総合会計事務所

東京都港区虎ノ門2-7-10 虎ノ門ニューファッションビル2階

http://emzgroup.com/

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