能力があるなら、 楽をしないで活かせ
株式会社ハウスドゥ 代表取締役 安藤 正弘

株式会社ハウスドゥ

安藤 正弘Masahiro Ando

代表取締役

2015.03.24

ブティックの片隅からのスタート

私は生まれも育ちも京都です。父が昔から商売をしていた影響で、高校を卒業したら大学に行くよりも自分で商売をしたいと思っていました。父に相談すると、それには資金が必要だと言います。そういうものかと金を貯め、21歳の時に700万円ほどになりました。当時は、立派な資金ができたと思ったものです。しかし、仕事をするためのスキルを何も持ち合わせていない自分に気づきました。商売をするならまず何かノウハウを覚えるべきだと思い直し、それなら一度はどこかの会社で仕事をしようと考えました。

まだバブル期で、不動産業は特に好景気続き。一夜にして数千万円稼いだという話も耳にしていたので、面白そうだと不動産会社に入りました。ところが、就職して約半年でバブルが崩壊し、私はまだ見習いの段階で、その会社は立ち行かなくなりました。良い思いをする暇もありませんでした。
もっと不動産について学びたかったので、再就職を試みましたが、どこも必死でリストラしている時期で、新人を雇う余裕はありません。

こうなったら、仕方がない。私は「自分でやろう」と決めました。親の所有で私も出資しているブティックがあり、それほど利益を出していなかったので、そのブティックの隅の3坪を使い、私は26歳で不動産仲介の事務所を開きました。

どうして、こんなにたくさん情報を持っているのですか?

最初の1年間は、ずっと暇でした。それでも頑張って続けるうちに、2年目にはポツポツとお客様がいらっしゃるようになりました。しかも世間では「不動産業は大変」と言っているのに、その後お客様はどんどん増えていったのです。スタッフと2、3人で必死に働いて、月に10軒も売れるようになりました。最初は、なぜこうもお客様が増えていくのか不思議でしたが、やがてお客様の反応から、理由が分かってきました。

不動産仲介の世界では、なるべく仲介手数料の高い物件を売るのが定石です。売りたいものを確実に売るために、お客様に与える情報の数を絞り込みます。しかし私は、手数料の金額に関係なく、情報を出し惜しみせず、お客様にどんどん提供しました。あまりにも忙しい日は、物件情報の書類箱ごとドンとお客様の前に置いて「ここから選んで!」と言ったこともあるほどです。

すると、お客様はとても驚き、「こんなにたくさんの物件情報を見せてくれたのは、安藤さんだけだ」と喜んでくださるのです。「どうしてこんなに情報があるの?」と聞かれたこともありましたが、本当はどの不動産業者も持っている情報は同じです。それをたくさんお見せするだけで、お客様は心から喜んでくださいました。どんどん評判が良くなり、新規のお客様もみるみるうちに増えていきました。1組のお客様で高い利益を上げなくても、たくさんのお客様に購入していただけるので結果として売り上げは伸びていきます。

この時の経験が、当社の原点です。どのお客様にもできる限りたくさん情報を提供し、本当に満足する物件を選んでいただきます。この姿勢は今も変わりません


Profile

1965年京都府生まれ。
1991年京都府向日市で有限会社オリエントハウジング(現株式会社ハウスドゥ)を創業。中古住宅の売買仲介業を始める。着実に業績を伸ばし、リフォーム事業、不動産買い取り事業を展開。2006年不動産仲介専門のフランチャイズ事業をスタート。約260店(2014年9月現在)のフランチャイズチェーンにする。2010年にはこれまでにない不動産店舗「住宅情報モール」をスタートさせる。

「不動産業界を変える」という志で不動産業に取り組んでいる。目標は国内1000店舗、アジア4万店舗。趣味はゴルフとカラオケ。座右の銘は「人生二度なし」

Contact

株式会社ハウスドゥ

東京本社
〒100-0005
東京都千代田区丸の内1-8-1 丸の内トラストタワーN館11F
TEL:03-5220-5003

京都本店
〒604-8152
京都府京都市中京区烏丸通錦小路上ル手洗水町670 京都フクトクビル5F
TEL:075-229-3200

URL:http://www.housedo.co.jp/

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