中古マンションに外国人投資家を呼び込み賃貸のインバウンド化を促進する

株式会社ネクサス・ジャパン

澤田 学Manabu Sawada

代表取締役

 目次

賃料を上げて空室を埋める逆転の発想

当社は、東京の高田馬場、早稲田、目白を中心とした地域の賃貸不動産仲介事業からスタートしました。現在は東京都内の賃貸物件管理事業、リノベーション事業も進めています。

築年数を経た古い物件の場合、空室が多いにもかかわらず、「積極的に入居者を募集しなくてもよい」というスタンスのオーナーは少なくありません。特に、私たちが拠点としている高田馬場、早稲田、目白のオーナーは、ご年配の方が多く、その傾向が強いのです。当社では、こうした空室をそのままにしているオーナーにリノベーションを提案し、その物件の仲介事業、管理受託まで合わせて行っています。

空室を埋めようとする場合、最初に考えつくのが家賃を下げるという方法です。しかし、マンション一棟を所有しているオーナーの場合、ひと部屋の家賃を下げるには、ほかのすべての部屋の家賃も下げる覚悟が必要になります。そのため、私たちは家賃を下げて貸すのではなく、リノベーションをして物件の価値を上げ、今よりも家賃を高く設定することを提案しています。この提案には、収益性の向上だけでなく、誤解を恐れずにいうと、入居者の属性を変え、以前よりも住民の〝質〞を向上させられるという利点があるのです。

私たちが管理している物件の中で一つ例をあげると、ある家賃4万円の物件の場合、入居者が退去するたびに、近隣の住民から苦情がきていました。なぜかというと、退去するタイミングで、共有のゴミ捨て場にカラーボックスや布団といった大きなゴミが無造作に捨てられていたからです。一方、家賃10万円の物件では、そういった苦情は、寄せられません。家賃を上げ、入居者の属性を変えることは、オーナーにとってもトラブルの予防につながるのです。私たちはそれをリノベーションで実現しています

Profile

東京都内23区の賃貸仲介・管理業者として2003年に設立後、「アパマンショップ」ブランドとして、高田馬場・早稲田・池袋・御茶ノ水・巣鴨・門前仲町の6ヵ所に賃貸仲介事業の店舗を展開。賃貸管理事業を行うとともに、リノリースCLUBのフランチャイズにも加盟し、リノベーション事業に力を入れています。なかでも創業の地である高田馬場、早稲田、目白を拠点として特に注力し、過去にはこのエリアの学生に支持されている風呂なし賃貸の物件数について、日本有数の規模を誇りました。現在は高田馬場エリアに多数ある中古マンションの空室問題に取り組み、リノベーションと組み合わせた賃貸を提案するとともに、オーナーや入居者のインバウンド化を目指しています。