花と植物の魅力を
最大限に活かして
空間をデザインする

株式会社シンクブルー 代表取締役 竹本 誠

竹本 誠Makoto Takemoto

株式会社シンクブルー

代表取締役

2017.01.10

ブライダルデコレーション
年間700件の施工実績
根底にある理念は
「自然とともに生活する豊かな世界を創る」

花や植物を活かした空間を提供する

岐阜県に本社を置く株式会社シンクブルー(Think Blue)は、県内で最も多くのウエディング装花を行っている企業だ。年間の施工件数は約700件と、確かな実績を挙げている。アレンジフラワーやオーナメント、バルーンなど装飾雑貨を扱うショップ、『プラス ブルー プレイス(Plus Blue Place)』の運営も手掛ける。

シンクブルーは「花と植物を用いて、空間そのものを主眼として装飾する」というコンセプトのもと、シンプルかつスタイリッシュなフラワーデコレーションを得意としている。

この「空間装飾」という考え方を大切にしているのが、代表取締役である竹本誠だ。

「植物、花を通じて記憶に残る空間やシーンをつくりたい」という思いから、結婚式の装花では、それぞれのカップルに合ったテーマ性のある空間づくりを提案している。

ある結婚式では、新郎から「会場を埋め尽くすぐらいの花を飾りたい」というリクエストがあった。竹本は、新郎の庭師という職業からインスピレーションを受け、地球をイメージした装飾を提案。約2mの高さから花々が垂れ下がる大胆で力強い装飾は、新郎らしさを象徴するものになった。

ある時は、「装飾にブルーを使いたい」という新郎と、「大好きなコスモスを飾りたい」という新婦からのオーダーがあった。本来、ブルーとピンクは装飾には合わせにくい色だが、竹本はコスモスを挿した水色のシリンダーを並べ、青い空のもとで咲き誇るコスモス畑を彷彿とさせる美しい空間を創り上げた。

野菜農家を営む新郎新婦からの「食べもので飾ってほしい」という依頼には、ブロッコリーやアスパラガスなどの野菜と花を組み合わせ、色と形にこだわったデコレーションを施した。この装花は他にはない「ベジフルウエディング」として好評を博した。

花と植物を使い、新郎新婦の好みに合った空間をカスタマイズできることが、シンクブルーの一番の強みである。それに加え、施工能力が高く、多能なスタッフの存在があることも現在の実績を支える大きな柱となっている。

「装飾のテーマ性、デザインを提案するという意味では、僕自身が商品であるとも言えます。当社の強みは『人』だと思っています。植物が美しいと気づける感性を持った人、キレイだと感じたものを装花で表現し、伝えることができる人が集まっていますから」

竹本はスタッフであるデコレーターやアシスタント達の個性を活かしながら、パーティデコレーション集団として、よりプロフェッショナルなチーム作りを目指している。

ベジフルウエディング

「ベジフルウエディング」

エンジニアから花屋へ、自分の心に従った転身

竹本が多様な植物の特性を知り、装飾に活かすことができるのは、幼い頃から自然に囲まれた環境で花や植物と触れ合いながら育ってきたからのようだ。小学生の時は学校から帰る道すがら、道端の草花を観察した。木の枝でチャンバラごっこをするのも大好きだった。遊びを通じ、それぞれの植物が持つ特性をつかんだのだ。

実家が花屋を営んでいたため、花も身近な存在だった。お店が繁忙期に入る夏は、田舎の祖母宅に預けられていたが、空や星を眺め、山や川で遊び、植物のことを覚えるのが楽しかったという。

宇宙飛行士にも憧れを抱き、学業では自ずと理科が好きになった。同時にラジオをはじめとした電気製品にも興味が湧き、中学卒業後は高専の電気工学科に進んだ。

卒業後は大手電機メーカーに就職。原子力関連の部署に配属され、エンジニアとしてミスなく業務を遂行することを一番に求められた。やりがいはあったが、保守的な仕事を続けることに違和感を覚え、1年半の勤務ののち、退職した。

「自分の感じたこと、経験してきたことを全て活かせる仕事がしたい。もっと自分の日常と直結した仕事をしたい。そう思ったとき、いつも身近にあった花を仕事にすることが、自分に合っているのはないかと気づきました」

22歳になっていた竹本は、花の仕事を学ぶために、実家の花屋の運営から新たなキャリアをスタート。仕入れから準備、フラワーアレンジ、販売まで一貫して取り組んだ。独学でフラワーデザインを学び、装飾技能士の資格も取得した。

仕事の傍ら、コンテストへの応募作品を製作したり、著名なフラワーデザイナーに会いに行ったりと、デコレーションの勉強に力を入れた。講義が中心の体系的な学習ではなく、自分の目で見て、実体験を通して学ぶことにこだわった。

しかし、花を揃えて待っているだけではお客様は来ない。将来、花の仕事で起業することを決意していたが、花を通じてどのような事業を興すのか、その答えがつかめなかった。

竹本は、「自分で会社をやるのなら、従業員が安定して働ける会社にしたい」と考えていた。大手企業での勤務経験から、働きやすい環境が整っていることの重要性も実感していたからだ。そのためには一般企業並みの利益を出す必要があり、かつ従業員がやりがいを持って働ける会社にしなければならない。そう考え、事業運営の経験を積むために上京することを決めた。

27歳の時、家業の花屋を兄弟に任せ、結婚式やイベントの装飾を手掛ける東京の会社にフラワーデコレーターとして就職した。その会社では、会場に花を飾るだけではなく、サプライズ演出の小道具として花を使用したり、「ホームデコール」と呼ばれる、装花のある空間デザインをカフェなどに提供したりしていた。「これこそ花が持つ、大いなる価値だ」と気づいた竹本は、花を使った空間装飾技術を学ぶことに力を入れた。

新店舗の立ち上げメンバーとして入社した竹本は、広島の新店のマネージャーとして店を軌道に乗せた後、東京にある本店の店長に就任。一流ブランドのオープニングレセプションの装花や、商品企画、スタッフのマネジメント、事業計画や出店プラン作成など、会社経営に必要なスキルを幅広く身に付けた。

株式会社シンクブルー 代表取締役 竹本 誠

Profile

岐阜県岐阜市出身

1977年8月13日生まれ

1993年4月 国立岐阜工業高等専門学校 電気工学科入学

1998年3月 卒業

1998年4月 関西三菱電機プランツエンジニアリング入社 – 原子力技術部システム調整課 配属

1999年10月 退社

1999年 花屋に転職

2007年4月 ポジティブドリームパーソンズ入社 サンジョルディフラワーズ配属

2008年7月 サンジョルディフラワーズ 広島店 マネージャーとして配属

2009年5月 サンジョルディフラワーズ 恵比寿本店 マネージャーとして配属

2010年12月退社

2011年 plus blue placeを立ち上げる

2013年 8月法人成り

Contact

株式会社シンクブルー

岐阜県岐阜市薮田南4-2-7

http://www.plusblueplace.com/plusblueplace/

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