子どもの成長を見守りながら 仕事ができる環境づくりを
オクシイ株式会社 代表取締役 高田麻衣子

オクシイ株式会社

高田麻衣子Maiko Takada

代表取締役

2016.06.13

多くの女性に、子育ても仕事も自分もあきらめない生き方をしてほしいという思いから、2014年、世田谷区にある馬事公苑のそばで保育サービス付きのシェアオフィス「マフィス馬事公苑」を開業しました。マフィスとは、『Mama assist office(ママを助けるオフィス)』という意味でつくった造語です。マフィス馬事公苑では、保育所に入れず、お子さんがいる環境の中で在宅ワークを余儀なくされている方、仕事復帰はしたいけど、母乳育児をやめたくないといった方まで、さまざまな姿勢で子育てと仕事に向き合うママたちが働いています。

出産後も、これまでのキャリアを生かして仕事を続けたいという女性はみなさんが思っている以上にたくさんいます。働く意欲と能力のある女性が、子育てしながら仕事を続けていく上で、最も必要としているのは〝働きやすい環境〞です。

たとえば、子どもから離れて会社で働くのではなく、子どもの近くで自分のペースでやりがいのある仕事を続けたい。こうしたニーズは非常に多いと感じています。自分が仕事をしている建物内に、保育士が常駐して責任を持って子どもを預かってくれる保育所があれば、お子さんと一緒に食事したり、授乳したりするといったことも可能です。そして何より、子どもに何かがあったときにすぐに対応できる近さから安心が生まれ、余計な心配に煩わされずに、仕事に専念することができるのです。

日本では有職女性の6割以上が、出産を機に離職をしています。出産を経ると、キャリアチェンジに意識が向きやすくなる傾向があるため、企業にとっては人材の流出が起こる懸念がある一方、優秀な女性人材確保のチャンスにもなり得ます。優秀な女性人材を維持・獲得したい企業にとって、社会福祉モールの設立と活用は必要不可欠ではないでしょ
うか。そこに空きビルや空室といったスペースを活用することができれば、企業や社会にとっても、大きな前進となるでしょう。


書籍「空室が日本を救う!イノベーティブ企業22社からの提言 」から掲載】


Profile

Profile

大阪市立大学卒業後、不動産デベロッパーなど数社で不動産まわりのフロントからバックオフィスまで全般的な業務に従事。1男1女の母。多くの女性に、子育ても仕事も自分らしく欲張りに楽しんでもらいたいとの思いから、2014年、「マフィス馬事公苑」を開業。

Company Profile

女性の「はたらく」を応援する会社として、2014年に設立。保育サービス付きシェアオフィ
ス「Maffice」を立ち上げ、運営する。開放的なワークフロアを備えた「Maffice馬事公苑」では、0歳から子どもを預かり、食事や昼寝の時間なども希望に合わせたサービスを行う。

Contact

オクシイ株式会社

東京都渋谷区広尾5-4-12 大成鋼機ビル
TEL 03-6853-7927

関連書籍

書籍
「空室が日本を救う!イノベーティブ企業22社からの提言」

日本社会が抱える課題の一つに空き家、空きビルなどがある。この課題解決に必要なのが発想の転換、アイデアである。人口が減少し、若者たちのワーキングスタイルが変わりつつある今、スペースの用途を単に住まいやオフィスに限定する従来型の発想では、本当の意味での課題解決には結びつかない。外国人や企業、シングルマザーなど入居困難者や介護、保育、クラウドソーシングなどといった用途で空きスペースを必要とする人が増えている現状を鑑み、自由な発想でスペースを活用していく事こそが解決の糸口となる。そして、こうした取り組みは空室問題の解決だけではなく、女性就労や子育て支援、医療、介護、インバウンドなど、一見空室とは関連性がないようにも思える様々な日本の課題を一括して解決する可能性を秘めている。そこで、本書では画期的な発想で空室問題の解決にあたる20社の実例や知見、ビジネスモデルを紹介する。

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