業務委託のドライバーから役員に抜擢!
立場を越えてフラットに評価される環境がここにはある

ハコブ株式会社

姫野 恭司Kyoji Himeno

取締役/ハコブ引っ越しサービス所長

面倒見の良い環境に感謝しているからこそ、新たな挑戦に一歩踏み出した

ハコブ引っ越しサービス。物流会社であるハコブ株式会社がスタートさせたこの新たな事業で、責任者を務めているのが姫野恭司だ。2019年3月にハコブ株式会社の役員に就任して新事業の責任者を務めている姫野。実は同社の社員からの内部昇格でも、引っ越しサービスの知見を持つスペシャリストとして社外から招かれた訳でもない。ハコブ株式会社からの仕事を業務委託で請け負う配送ドライバー、それが彼の仕事だった。

「社長の藤田から呼ばれたのは、ちょうど引っ越しの繁忙シーズン。てっきりその打ち合わせをするものと思っていたら、役員をやってくれないかと言われ驚きました。経験もないし自信もない。戸惑いつつも最終的に引き受けたのは、ハコブの環境なら頑張れる気がしたからです」

姫野がそう思うのには理由がある。もともと飲食業の出身で、和食料理の店で調理の仕事を12年続けていたが、運営会社の方針で店が東京から撤退することになり、キャリア選択を迫られた。「もし飲食の仕事を続けるなら、転職ではなく自分の店を持ちたい」と考えたものの、開業資金が足りない。そこで、稼ぎの良い仕事として始めたのがハコブの軽貨物運送ドライバー。業務委託という立場のおかげで頑張った分だけ報酬に還元され、1ヶ月目の姫野の報酬は約50万円。半年もしないうちに、月70~80万円を稼ぐように。仕事は決して楽ではなかったが、自分の努力に見合った報酬が得られたことが、挫けずに続けていく活力になった。

また、姫野がハコブの環境に魅力を感じているのは、待遇だけが理由ではない。物流の現場では、他社から委託を受けているドライバーと顔を合わせる機会も多いが、ハコブのドライバーに対するスタンスが他社とは違って感じられたそうだ。

「未経験で仕事を始めた身としては、ドライバーに対して人一倍面倒見が良い社風にとても助けられました。もちろん、安全や品質の面で厳しく言われることはありますが、決して“下請け”扱いではなく、人間同士のお付き合いのなかでケアをしてくれるのがハコブの特徴。ある大手の物流会社さんからは『ハコブってすごくアットホームだね』と言われたこともあるくらいです」

姫野が仕事を始めた頃は、まだ会社としての規模が小さかったこともあり、社長の藤田自らがドライバーに会って仕事のケアをしていた時期もあったそう。このように業務委託であっても一緒に事業を担う仲間として、真摯に向き合う姿勢を大切にしていたからこそ、立場に関係なくフラットに能力や成果を評価する風土がハコブにはある。姫野自身も、役員になる以前から現場のリーダーになるなど、責任のある仕事を任せてもらえたことで自信がついたという。

「最初は、1年でしっかり稼いで独立するつもりだったんですけどね(笑)。会社から期待をかけてもらって挑戦するうちに、飲食の夢はもう少し年を取ってからでも良いかなと思うようになりました。それよりも今は、ハコブの環境に感謝しているからこそ、新たにもらった役割をチャンスととらえてしっかりと務めたい。まずは引っ越し事業の収益をきちんと確立し、ゆくゆくは新たな法人(子会社)にしていきたいです」

挑戦にあふれたハコブの環境は、多少のリスクを飲み込んでも人に期待する文化があるからだと姫野は語る。だからこそ、挑戦する仲間の姿を後押ししていくことが、これからの目標なのだそうだ。


インタビュー・編集/森田大理

撮影/田中振一