“商売は、人で成り立つ”
社員を大切にすることで
会社も成長する

 

 

株式会社コムセンス

倉岡 剛太Kouta Kuraoka

取締役

社員の成長を第一に考え、取締役としてコムセンスを支える

「お客さまと生産者、そして私たち。通販であっても、結局は人のつながりで成り立っていると思うんです」

こう語るのは、株式会社コムセンスで取締役を務める倉岡剛太。社内では、生産者とのやり取りやEC店舗でのお客様対応など、仕入れから販売までのすべての進捗管理を行っており、代表取締役である吉永安宏の不在時には会社を取り仕切るナンバー2でもある。

コムセンスが拠点とする熊本で生まれ育った倉岡。幼い頃から農家である祖父の姿を見ていたからか、前職では青果市場の仲買人をしていた。朝6時から市場の競りに参加し、仕入れや出荷を行っていた。

青果市場では、生産者自身が野菜や果物の値段を決められない。市場の必要性は認識しながらも、「生産者が安定して収入を得るためには、もっといい方法があるのではないか」と感じ始めた頃、コムセンスの創業メンバーの1人から声をかけられた。「まさか辞めるとは思わなかった」と言うほど青果市場の仕事にはやりがいを感じていたが、インターネットという自由な市場への可能性と「インターネットで、生産者とお客さまの良き架け橋になりたい」という吉永の熱意に惹かれ、2011年に入社を決めた。

入社後は、お客様の注文に応じてミカンや安納芋の仕入れを行ったり、農家に足を運んで仕入れ先を開拓したりと、前職の経験を活かして力を発揮した。しかし、倉岡にも辞表を出そうかと思い悩んだ時期があったという。

2013年、プロ野球の楽天イーグルスが優勝し、楽天市場の店舗に大量に注文が入ったときのこと。想定を大きく超えた受注量に仕入が追い付かず、発送に遅延が生じた。その結果、お客様からのクレームが相次ぎ、需要が強い中、販売を中止せざるを得ないという事態となった。

当時の倉岡は、すべての仕入れに責任を持っていたため、迷惑をかけてしまったと退職を考えた。しかし「そこで投げ出すより、真摯に受け止めたほうが、自分の成長につながる」と思い直し、踏みとどまった。会社の方針を理解し出荷ありきのやり方を180度変え、一人ひとりのお客さまの満足度を高めていこうという想いで行動に移した。その熱意が徐々に周囲に伝わり、2015年に執行役員となり、2018年4月に取締役に就任。そんな倉岡自身の仕事のやりがいは、社員の成長にあるという。

「『社員の成長があってこそ会社は成長する』と思うほど、社員のことを大切にしています。先月できなかったことが今月はできるようになったなど、些細なことでもやりがいを感じます。また、褒められるときも、自分よりもスタッフが褒められたほうが誇らしいですね」

また、「社員の成長には、日々のコミュニケーションが欠かせない」と考え、さまざまな取り組みを実施。その一つとして、会社が急成長を遂げても部下やメンバーとの対話が疎かにならないよう、月に一度の各部署での部署飲みを定例化した。業務の話だけでなく、何気ない会話にも耳を傾けることで、問題があれば早めに察知し、先手を打つことができるのだという。

「今後は、自分自身もそうですが、やはり一緒に働いてくれているスタッフと一緒に成長していきたいです。そして、最終的に『熊本にコムセンスあり』というところまで持っていきたい。それができれば、どんどん人も集まってくると思いますし、それに合わせて社員も、そして会社も成長していくんじゃないでしょうか」


インタビュー・編集/垣畑光哉、入江あゆみ

撮影/木下将

 

 

Contact

株式会社コムセンス

熊本県熊本市西区田崎町484-29

http://comsense.jp/